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日本人が知ってはならない歴史

書名:日本人が知ってはならない歴史
著者:若狭 和朋
発行所:朱鳥社
発行年月日:2004/7/20
ページ:215頁
定価:1500円+税

「日本人が知ってはならない歴史」「続 日本人が知ってはならない歴史」「日本人が知ってはならない歴史 戦後篇」の三部作の一つです。最初に出版された本です。日本の大東亜戦争は侵略戦争だったのか。朝鮮、台湾を植民地にしたのか?劣情日本人に握られている日本の歴史教育の実態を高校の社会科教師37年の経験を元に書き下ろした本です。高校の教育現場で明治時代以降は詳しくやらないのは時間がないということもあるが、本当の事を知っている社会の教師達は実はやりたくない。文部省検定教科書を使った教育なんて。

自国の歴史を先祖は悪かった、反省ばかりの歴史が、子ども達に良い影響を与えるはずはない。こんな当たり前のことをようやく言う人が出てきた。歴史は事実も大事だが、それで子孫のやる気を奪うことは本末転倒。中国、韓国などの歴史観と日本の歴史が一致することは何百年たとうと絶対にない。他国から批判されて教科書を変更する馬鹿、中国、韓国など自分たちの歴史観で日本にやられた。やられた被害者と国民にアピールしている。これも子孫のためにはならないと思う。戦争でやりっぱなし、やられっぱなしなど無い。勝っても負けても子孫に誇れるなにかはあるはず、そう言った二元論はお互いを不幸にする。

「日本人が知ってはならない歴史」とはなかなか良い命名だ。実は知ることが出来なかった。隠されていた歴史というのが正解かもしれない。鵜呑みにすることはないが、一度読んでみると目から鱗というところが一杯ある。自分で調べ、人に教えを請い、じっくり考えてみることのきっかけを与えてくれる良書だと思う。