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告発の虚塔

書名:告発の虚塔
著者:江上 剛
発行所:幻冬舎
発行年月日:2011/1/23
ページ:362頁
定価:1600円+税

銀行の合併を次々重ねて現在大きく分けて3社の銀行が合併したミズナミフィナンシャルグループ(MFG)(みずほがモデルか?)の広報部員関口裕也が主人公、役員人事も3社のバランスを取りながら、頭取、社長、会長に割り振っている。不良債権処理、貸し渋り・貸しはがし。密告者探し。情報操作…。欲望、嫉妬、裏切りが渦巻く銀行業界の内幕を鋭く描いている。超リアル企業小説。腐りきった首脳陣を退陣に追い込む関口裕也の仕掛けた方策は?なかなか面白い物語です。