書名:謎手本 忠臣蔵(上)
著者:加藤 廣
発行所:新潮社
発行年月日:2008/10/30
ページ:389頁
定価:1800円+税
書名:謎手本 忠臣蔵(下)
著者:加藤 廣
発行所:新潮社
発行年月日:2008/10/30
ページ:325頁
定価:1700円+税
古今東西忠臣蔵の話は一杯あって、それぞれ楽しめるが、この本もまたその一冊です。元禄十四年三月十四日浅野内匠頭は何故、吉良上野介に刃傷に及んだのか?これが未だに解けぬなど。また被害者である吉良上野介が悪役で四十七士が持てはやされるのか?普通に考えれば納得できないことも多い忠臣蔵であるが、この忠臣蔵はこの物語の中に、柳沢吉保を登場させて、忠臣蔵の謎に挑んでいる。そこには将軍綱吉の母桂昌院に
「従一位という前例のない高位を朝廷より賜る」という計画があった。なぜ浅野は吉良に襲いかかったのか、勅使の登城は予定より早められたのか、著者の視点・解釈で再現している。壮大な歴史小説です。