書名:かげゑ歌麿
著者:高橋 克彦
発行所: 文藝春秋
発行年月日:2013/7/25
ページ:332頁
定価:1600 円+税
江戸元禄時代を舞台に歌麿を主役に、事件が起こり、それを解決するというシリーズ
主役の歌麿、春朗、蘭陽、源内らも大活躍、さらに仙波の旦那やおこう、左門などが活躍する。歌麿が若い頃愛した女がいた。ずっと忘れていたことだった。でも悪人の屋敷を専門に窃盗を働く集団があった。仕事の後には月影の文字を残して去る。その中に昔の女に生まれた歌麿の娘かもしれない女が登場する。テンポとバランス良く構成された物語。なかなか面白い。
本書より
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『命を懸けてもいいと思えるものに出会って、それこそ死ぬほどに取り組めりゃ、たとえ中途であろうと悔いはねぇ』