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鬼九郎孤月剣

書名:鬼九郎孤月剣
著者:高橋 克彦
発行所:新潮社
発行年月日:2010/5/20
ページ:587頁
定価:1900 円+税

美貌の剣士舫九郎、この九郎を守って江戸から京都まで旅をするというストーリー。九郎の元には柳生十兵衛、荒木又右衛門他腕に覚えのある者ばかり、そしてその旅を邪魔して九郎を亡き者にしようと暗躍するのが風魔一族(元小田原北条氏の忍び)。

九郎は背中一面に愛染明王の刺青入れており、天皇(後水尾天皇)を父に、将軍の妹を母。そして現天皇は妹という出自を持つ。宮中と幕府との政争によって実父から命を狙われることなってしまう。実父に雇われた風魔一族。九郎は孤月剣という技をつかう。柳生十兵衛と同等かそれ以上の腕をもっている。登場するのは徳川家光、大僧正天海、沢庵和尚・・・など豪華メンバー。長編冒険活劇です。