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港北区史

書名:港北区史
著者:港北区郷土史編さん刊行委員会
発行所:港北区郷土史編さん刊行委員会
発行年月日:1986/3/31
ページ:1032頁
定価:3000 円+税

都筑区の歴史のことを調べようとすると、半分は港北史、また半分は緑区史を読むとよく分かる。もともと行政が勝手に決めた区割りで、歴史的背景、住民の生活、交流、コミュニケーションとは別のところで区割りされている。したがって都筑区の北部と南部は同じ区内とはいえ、今まで連携されていた地域でもない。したがって歴史的遺物、コミュニケーションなども違ったところがある。

昭和の終わり頃に纏められた港北史です。港北ニュータウンの開発など始まったばかりで、古い風景写真などが当時を見せてくれています。都筑区、青葉区、緑区、港北区も20年、そろそろそれぞれの区史があっても良いように思う。20年間は今までにない変化の時代、それも含めた区史が欲しい。この本では現在の地名と本の中の地名などを換算しながら読みすすめないといけないので少々判りにくい。区史を読むことで地域の歴史、生活、風習など概要がよく分かる。