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乱読すれど乱心せず―ヤスケンがえらぶ名作50選

書名:乱読すれど乱心せず―ヤスケンがえらぶ名作50選
著者:安原 顕
発行所:春風社
発行年月日:2003/3/30
ページ:322頁
定価:1800 円+税

いままで殆ど興味も持たず、読んだことがなかった本が一杯、中古の本を取り上げて解説してあるエッセー集です。村上春樹「1973年のピンボール」、幸田文「流れる」、宇野千代「おはん」大江健三郎「死者の奢り」、吉本ばなな「ムーライトシャドウ」、深沢七郎「楢山節考」、井伏鱒二「黒い雨」、開高健「珠玉」、太宰治「ヴィヨンの妻」…作家の生い立ち、影響関係、家族関係といったプロフィールにも触れてある。この本を読んでも読みたいと思った本はなかった。人それぞれですね。安原顕はどの作品も絶賛している。