「2020年前半について」
房総に移転して8回目の春を迎えることになります。昨年後半は台風や集中豪雨で散々でしたが、年の前半は天候の影響も比較的少なく良作に恵まれてきました。本年も良作目指して有機野菜作りに取り組んでまいります。
・土つくり: 年々地力が向上しております。積み重ね効果でしょう。野菜の味も徐々に良くなってきました。今後も微量要素を多く含む良質な有機質を投入してさらなる土壌改良をしてまいります。
・場所選定: ナス科野菜の栽培場所全般についても余裕が出てきました。ナス、もピーマンも栽培可能場所は年々拡大しています。トマトの栽培場所も、栽培量を減らしたために選択が容易になりました。
水田転用畑を昨年末で返却したために水分要求量の多いオクラの新たな栽培場所決めが必要になりましたが、適地は複数あります。連作を極端に嫌う落花生や小玉スイカ、里芋なども予定の場所は確保してあります。
・播種定植: 1月中旬から室内の暖房機の前で苗つくりを始めます。春が早い房総ですから春野菜は防寒資材を使ってできるだけ早く定植します。夏の果菜類は何回も播種定植しますが、キュウリは支柱栽培と地這い栽培を使い分けて長期収穫を目指します。
・品目: 年間70品目程度の多品目少量栽培に変わりありません。ブルーベリーは細々ですが収穫出荷が続いています。庭のシーカーサ―もごく少量ながら昨年初出荷。野菜の栽培品種については房総の種苗会社のものを徐々に増やしています。また、可能な種は自家採取を目指します。落花生(おおまさり、郷の香)とニガウリ、ソラマメは全量自家採取種になりました。今年は大玉トマト、地這い胡瓜、小蕪については固定種(野口種苗)も試してみます。
・販路: 道の駅むつざわ「つどいの郷」、JA長生「ながいき市場」、「JA長生一宮直売所」へ出荷予定。
・取り組み姿勢: 経営は引き続き道楽農業です。2019年はテニス0回、釣り数回。今年も車で10分程度のところに釣り場があるという幸せをルアー釣りも加えて満喫するつもりです。
「2019年後半について」
後半は高温期からの栽培になるため、有機栽培にとっては困難な作型になります。虫害で消滅多数ということを毎年繰り返してきました。今年からは虫害の激しい野菜の秋作は中止または播種時期を遅くするなどして、効率を上げてまいります。宅配をやめたことにより、品目数の縛りがなくなり無駄を省いた栽培が可能になりました。
◆土つくり: 年々地力が向上しております。積み重ね効果でしょう。野菜の味も徐々に良くなってきました。今後も微量要素を多く含む良質な有機質を投入してさらなる土壌改良をしてまいります。
◆場所選定: ナス科野菜の栽培場所全般についても余裕が出てきました。ナス、ピーマン類の栽培可能場所は年々拡大しています。トマトの作付け量は大幅に縮小したため、栽培場所の選択肢が広がりました。今年はタバコ栽培履歴のない場所を選びました。また、獣の好物は獣が出にくい場所で栽培してきましたが、この頃はどこにでも現れるため、昨年から電気柵を設置して防御することにしました。
◆播種定植: 秋冬野菜はアブラナ科が多く、虫害が激しいため、播種時期は9月下旬以降。したがって端境期が11月中旬頃まで続きます。夏野菜の名残で10月までは何とかなるかもしれませんが、確実とは言えず、端境期が避けられないことは確実です。ほぼつかめた房総での播種スケジュールに従って今年も良作を目指します。
◆品 目: 宅配をやめたために品目数は減らして年間70品目程度。多品目少量栽培です。とはいえ、直売所での品揃えも豊富な方が良いわけですから、それなりには頑張ります。
栽培品目中、落花生、ニガウリ、ソラマメについては全量自家採取種になりました。
◆販 路: JA直売所「ながいき市場」、道の駅「つどいの郷むつざわ」へ出荷中。日曜日のみオープンの武蔵小金井のショップへの出荷も継続中。宅配サービスは2018年末をもちまして終了させていただきました。
◆取り組み姿勢: 経営は引き続き道楽農業です。時々釣りに出かけたり、農閑期には旅行に出かけたり、繁忙期でもコンサートに出かけたり。ほどほどに忙しい農場生活を楽しんでおります。
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