農場だより◆バックナンバー

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「29日、初霜です」 2019・11.・30・716号 


●出荷中の野菜: 春菊、ルッコラ、ラディッシュ、あやめ雪、蕪、小松菜、グリーンリーフレタス、水菜、ほうれん草など。  
            
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」への出荷は品薄状態で休みがちでしたが、徐々に品数が揃い、出荷する日が増えてきました。

*10月25日豪雨では近くを流れる一宮川やその支流が茂原で氾濫しました。茂原へ出かけると災害廃棄物の山がまだあちこちにあります。浸水で休業を余儀なくされた店舗も多数。来年以降も心配です。

*この1週間雨ばかりで低温傾向。野菜の収穫も洗浄も体に応えます。気持ちが向かない日は休むことにしています。これから寒さが厳しくなりますから、健康第一、野菜第二で参ります。


「秋野菜」
 秋野菜が収穫期です。現在出荷中の野菜はまあまあの状態になりましたが、大根類は散々な状態です。二回目播種分も大半消滅し、生き残りの大根がようやく葉大根。もたもたしているうちに霜の季節になってしまいました。秋を飛ばして一気に冬という感じです。秋野菜が育つ間がありません。
10月は台風や豪雨。11月も後半は雨ばかり。日照不足で生育不良です。収穫できている野菜もありますが、消滅多数。商売にはなりませんね。
人気のニンジンもまだ直径2p弱。年内には何とか収穫できそうですが、こちらも消滅多数で収穫量は平年の2割ぐらいになりそうです。


「冬越し野菜」
 ネギ、エシャレットはいつもより手をかけているせいか、順調です。ほうれん草も発芽までは好調。3月収穫用の大根も発芽が揃い、気温も下がったために虫害も減り、葉大根レベルまで育ちました。のらぼう菜も間引きを終え、あとは来春の収穫期を待つばかり。虫害がひどかったソラマメも落ち着いてきました。スナックエンドウも活着したようです。
 来年3月から5月に収穫する冬越し野菜たちは今のところ順調です。

「リンゴ」
 いつも取り寄せている山形のリンゴに黒星病が発症し、見た目が悪くなってしまいました。病気は葉と皮に出ていますが、リンゴの中身には影響がありません。しかし、見た目が悪いと敬遠されてしまうことにもなり、打撃が大きいと思われます。地域全体に蔓延したそうです。お気の毒としか言いようがありませんが、農産物は天候次第ですから、どうにもなりません。しかも効果的な農薬もないそうです。

「ルアーフィッシング」

 このところの悪天候で野良仕事が休みがちになったために、釣具店に出かけたり、ネットで購入したり。ルアー釣りの道具がほぼそろいました。潮時と天候をにらみながら釣行を楽しみたいと思います。しかし、この数日、海岸から6q離れた我が家にも海鳴りが届いています。




「冬、そこまで」 2019・11.・23・715号

●出荷中の野菜: 春菊、ルッコラ、ラディッシュ、あやめ雪、蕪、小松菜、グリーンリーフレタス、水菜など。  

*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」への出荷は品薄状態で休みがちでしたが、徐々に品数が揃い、出荷する日が増えてきました。

*10月25日豪雨では近くを流れる一宮川やその支流が茂原で氾濫しました。茂原へ出かけると災害廃棄物の山がまだあちこちにあります。浸水で休業を余儀なくされた店舗も多数。来年以降も心配です。

*11月23日、24日は茂原のJAながいき市場のお客様感謝デー。アウルファームでも災害お見舞いを兼ねていつもよりかなり安く、多めの量を出荷いたします。



「ようやく」
 秋野菜の1回目播種分はほぼ全滅。2回目分は大根が3割程度残りましたが、大蕪、日野菜蕪、紅しぐれ、青長大根、小松菜、ほうれん草はいずれも9割以上消滅。春菊、ルッコラ、ラディッシュ、蕪、あやめ雪は何とか収穫できています。しかし、ニンジンが一向に収穫できそうな雰囲気になりません。生育不良の上に葉が蛾の幼虫の餌食になっています。いつもはアゲハチョウの幼虫が目立つのに今年はゼロ。厳しい気象で アゲハチョウにも異変が起きているようです。
 3回目と4回目播種分はこのところの気温低下のおかげで虫の活動が低下したために、消滅するものが減りました。しかし、霜の季節も迫ってきましたから、どこまで収穫できるのか?まあなるようになるということでしょう。


「異常発生」
 矢じりに似た形をしているので「ヤガ科」と呼ばれている蛾の幼虫が異常発生しています。株元の地中に潜んで何でも食い散らかします。植えたばかりのソラマメの苗も一部は死に至るほどの被害です。分葱も相当やられました。エシャレットもネギもニンジンも同様です。一番の対策は、野菜の株元を探って見つけ、殺すことです。しかし、終齢幼虫にもなると皮が厚くなり、簡単にはつぶせません。思いっきり引きちぎることにしています

「終了」
 本年中の仕込み作業は冬越しキャベツの定植を残してすべて終了しました。あとはネギの土寄せや除草などの管理作業を少しずつ。そして、収穫出荷作業。合間に畑の片付け作業少々。手間のかかる支柱関係やオクラ畑の片づけは済んでいますから、仕事量でのプレッシャーはありません。

「ルアーフィッシング」
 先日、太東漁港にイシモチ釣りに出かけたところ、地元の常連釣り師オジサンたちはルアー釣りが主流でした。目の前でわかし(ぶりの幼魚)を釣り上げ、当然という顔をしていました。60p程度のイナダや大きなヒラメも釣れるそうです。
 ただいま、ネットでルアー釣りの道具を検索中。少し活動的な釣りも良さそうです。今年の農閑期はこれですね。


「朝、冷え込むようになりました」 2019・11.・9・714号 

●出荷中の野菜: 春菊、ルッコラ、ラディッシュなど。  
            

*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」への出荷は品薄状態で休みがち。まだ端境期です。
*10月25日豪雨では近くを流れる一宮川やその支流が茂原で氾濫しました。また、がけ崩れなどで道路も地域によってはあちこちで寸断状態が続いているようです。畑は一部池になり秋野菜は生育不良となりました。今年は年内に大根が食べられるのかどうか?

「激しい気象」
 10月の激しい天候で秋野菜は大幅に遅れています。というより2回目播種分までは不作となりました。しかも3回目分も同様の雰囲気ですから、残るは4回目のみ。年内収穫可能なのはこのあたりまでですから、いよいよ背水の陣状態です。5日に冬越し分の小松菜やほうれん草を播きましたが、こちらは来春用。今年は不成績のまま終了しそうです。昨年の今頃は10種類以上の品目が収穫できていましたが、今年はたったの3種類。これではお話になりません。まあ、いいお休みができたと考えております。
 今年の仕込みが概ね終了し、ハゼ釣りなどに出かける余裕が出ました。夷隅川河口地域に初めて行ってみましたが、台風で上流から流れ着いた流木や枝などが多数漂い、釣りにならず。海も海藻だらけでやはり釣りにならないそうです。
 今年の台風は畑にも釣り場にも爪跡を残しました。この数年、激しい気象が常態化し、これまでのような作付け計画は考え直す必要がありそうです。とりあえず、少しずつ規模を縮小してまいりましょう。

「ソラマメなど」
 自家採取の種で苗を作り、約700株定植しました。例年通りの株数です。ただいま育苗中のスナックエンドウは11月15日頃に定植します。播種量は若干減らしました。ニンニク、玉ネギの定植もすでに終了しています。こちらはいずれも昨年並みの数量です。

「コンサートも中止」
 台風19号で10月12日のコンサートが来年2月に延期になりました。しかし、開演時間が午後2時から夜7時に変更になってしまいました。寄る年波で夜間の外出がだんだんと億劫になり、残念ながらキャンセル。ブラームス、楽しみにしていましたが残念です。田舎暮らしゆえ、電車の本数が限られるため、タイミングが合わないとえらく時間がかかったりします。友人たちとの年末の一杯もできれば昼間がいいと思うようになりました。
まもなく農閑期ですから時間はたっぷり。ちょっとしたお出かけや旅行などを楽しむ季節到来です。人生的にもそういう時期が近付いてきたようです。

「ニンジン」
 猛暑の中で播種したニンジンが予定ではあと1か月で収穫期になります。が、発芽したのは5割程度。その後の度重なる台風などで生育スピードが落ち、あと1か月で収穫できるとは思えない状態です。例年、ニンジン畑は除草に追われますが、今年は雑草にもいつもの勢いがありません。


「25日、また豪雨」 2019・10.・26・713号 

●出荷中の野菜:
 オクラ、春菊、ルッコラなど。  
            
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」への出荷は品薄状態で休みがち。端境期です。
*9月1日に睦沢町の新道の駅「つどいの郷」がオープンしました。これまでは賑わってきましたが、町民に配られた500円クーポンが9月末で期限終了。10月からは消費税も上がり、マイナス要因が増加。しかも悪天候も続きました。静かな道の駅にならなければいいのですが。
*10月25日豪雨では近くを流れる一宮川が茂原で氾濫しました。畑は一部池になり被害が出ることは確実です。


「気象変動」
 この数年10月の天候が激しくなり野菜作りがギャンブルになっています。10月は秋冬野菜の仕込み時期だというのに台風の連続。発芽したばかりの野菜たちは多数消滅。暴風雨で傷めつけられた野菜は虫たちの格好の餌食になってしまいました。しかも夏の名残野菜もほぼ壊滅。オクラなどはまだ花を咲かせていますが、収穫できるのはごく僅かでしょう。ナス、ピーマン、キュウリ、ミニトマトは片付けました。   
 10月下旬収穫を目指して播いた秋野菜は悪天候でほぼ壊滅。10日ごとに2回目、3回目、4回目を播種してありますから1回ぐらいは当たるでしょう。それにしてもなんという効率の悪さでしょうか。これではできた野菜が全部売れても赤字です。道楽でなければやれませんね


春夏野菜
 来春用の野菜も順次仕込み中です。ソラマメはすでに発芽。自家採取の種を1200粒ポット播きしました。6割程度良い苗になってくれれば上出来です。定植は11月上旬です。その頃にスナックエンドウの苗作りを始めます。育苗中の玉ネギと青森県田子町から取り寄せたニンニクも11月上旬に植え付けます。
 来春3月収穫用エシャレットの発芽が揃いました。順調です。分葱は強風でなぎ倒されましたが、いずれ回復するでしょう。深い溝に定植したネギは風の影響を逃れてすくすく育っています。ネギは塩害にも強いため、台風の影響はなかったことになります。エシャレットとネギは時期が来れば収穫できそうです。


「小玉スイカ」
 ただいま今年の売り上げ第6位になっています。ちなみに1位はキュウリ、2位はナス、3位はオクラ、4位はニンジン、5位がカボチャ、そして6位が小玉スイカです。過熟だったり未熟だったりもしましたがお客様のご理解を得て好成績となりました。ただ10月収穫を目指した抑制栽培は台風19号のために葉が枯れて不作となりました。しかも日照不足で甘みが出ませんでした。

「苦しむ直売所」
 台風の被害で直売所に地元農産物が集まりません。どこの畑でも被害が大きかったようです。米については台風が稲刈り終了後だったために平年並みですが、野菜については無事だったのはサツマイモぐらい。
 この時期は各直売所で収穫祭が催されますが、品物不足で先延ばし。直売所の棚には「台風の影響で野菜の入荷が少なくなっております」というポップが立っています。

「端境期に台風19号」 2019・10.・12・712号   

●出荷中の野菜:
 オクラ、小玉スイカなど。  
            
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」へ出荷中ですが品薄状態。10月は端境期です。
*9月1日に睦沢町の新道の駅「つどいの郷」がオープンしました。これまでは賑わってきましたが、町民に配られた500円クーポンが9月末で期限終了。10月からは消費税も上がり、マイナス要因が増加。静かな道の駅にならなければいいのですが。


「台風19号」

  台風でした。雨量は積算で100ミリ程度。12日夜から約20時間停電しましたが、断水はなし。野菜は痛めつけられましたが想定内。といっても収穫が始まったばかりの春菊も、ルッコラも回復に時間がかかりそうで残念です。

「秋野菜」
 9月上旬に播種したニンジンが発芽しました。が、完璧とはならず残念。3列中2列は好調ですが、最初に播いた1列分が水やりもむなしく不調です。それでも発芽しにくいニンジンにしてはまあまあの成績でしょう。
 9月下旬に播いた春菊、ルッコラ、蕪、あやめ雪、日野菜、大根類、ラディッシュ、ほうれん草、小松菜などの発芽も揃いました。今後は虫との闘いになりますが、生き残り多数で端境期脱出と行きたいところです。しかし、台風でかなり弱りましたから、虫の餌食になりそうです。
レタス類も約1000株を定植しました。台風でマルチが剥がれ、かなり痛めつけられました。生育が停滞し、収穫期は遅れそうです。虫害に弱い白菜はただいま育苗中ですが、こちらは自家消費用。房総では白菜の有機栽培は効率が悪すぎて販売用の栽培は見合わせています。キャベツやブロッコリーも同様で、虫害の少ない冬越しのみ栽培します。

「釣り」
 ようやく畑から離れる余裕ができました。毎年この時期はハゼ釣りを楽しんでいますが、一宮川が河川改修工事で釣りポイントが立ち入り禁止。数年かかりそうです。新たなポイントを探しましょう。一方、九十九里最南端の太東漁港も釣りには最適で、イシモチが釣れています。先日はハゼ釣りの予定を急遽イシモチ釣りに変更して半日楽しみました。イシモチとキスが数匹ずつ。晩酌のおともになりました。
 釣れたのはイシモチというよりは多分グチ。どちらもニベ科の魚です。この仲間は釣り上げると空気袋を鳴らしてグーグーまたはブーブーと音を出します。愚痴を言うという言葉がここから生まれたそうですから面白いですね。ニベもないという表現もこのあたりからきているそうです。

「小玉スイカ」
  端境期の10月収穫を目指して、7月19日播種。台風15号の暴風雨を乗り越えて収穫期を迎えました。台風対策が功を奏したことと、高温傾向が続いたことが好結果につながりました。この時期の露地栽培ものは希少価値があり、直売所でも目立っています。しかも完売続き。

「有機野菜セット」
 JAのイベントの景品として重宝されています。有機野菜への評価が高いのは生産者としても嬉しい限りです。

「台風15号被害あり」 2019・9・21・711号   

●出荷中の野菜:  大葉、モロヘイヤ、キュウリ、ピーマン、バターナッツ、 落花生(おおまさり)、オクラ、サツマイモ、鷹の爪など。  
            
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」へはほぼ毎日出荷中。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」は開店5か月半。アウルファームの有機野菜のポップを目指して来店するお客様が増えてきました。
*睦沢町の道の駅「つどいの郷」は8月25日に閉店。9月1日に新道の駅がオープン。町民には9月中有効の500円分のチケットが配られましたから、出だしは好調で賑わっています。風呂好きなので温泉入浴も試しました。午前中入浴で空いていたため気分上々でしたが、脱衣所や洗面スペースの狭さが気になりました。混雑時は窮屈でしょう。泉質はこの地域特有の古代海洋水でとりわけ良質という訳ではありませんが、源泉かけ流しとのことです。
*野菜搬入(道の駅): 野菜搬入時の駐車スペースが狭すぎるということは設計段階から言われていただろうにそのまま。使いづらくて搬入時のストレスになっています。
*停電: アウルファームでは8日深夜から10日の夜9時頃まで停電しました。太陽光発電効果で日中は平常の生活ができましたが、夜間は暑さで熟睡できず。一晩で終わったのは幸いでした。夕食は停電していないお隣の一宮で外食。断水はありませんでした。


「台風15号」

 激しい暴風雨でしたが、長生郡は平坦な土地が多いため、倒木や電柱が倒れることによる被害が少なく、停電しなかった地域もありました。アウルファームの畑には当然被害が出ましたが、いつもの台風並みで想定内。キュウリ支柱やニガウリ支柱が一部倒壊。地這いキュウリも保護用のネットが飛ばされかなり打撃を受けました。が、今回は塩害が少なかったため、全滅したのはトマト類のみ。強烈な台風の割には被害が軽微でした。

「大地震が来たら」
 今回の台風はいいシミュレーションになりました。太陽光発電への切り替え方法や、いろいろな電気器具をつなぐための延長コードの必要数が分かり、準備ができました。もし、断水しても井戸用ポンプに電気を送れば昼間は水が確保出来ます。夜間は懐中電灯より、太陽光で充電するランタン(made in USA)の方が優れていることも分かりました。早速ネットで追加購入しました。
もっとも蓄電設備を整えれば問題はなくなりますが、まだちょっと高価。電源確保可能な車の購入も選択肢に入りますが、これといった車種が今のところ見当たりません

「まもなく端境期」
 9月の出荷品目の主役は落花生、里芋、サツマイモですが、いずれも今月中には底をつきそうです。地這いキュウリも同時ぐらいに終わりそうですから、10月になると本格的端境期になります。
 虫害に強い春菊、ルッコラはすでに発芽していますが、他の秋野菜の直播は9月下旬から。レタス類の苗もまもなく定植しますが、こちらもすぐには大きくなりません。今週定植したエシャレットは来春用。分葱とネギは年末ぐらい。暑さの中で手播きしたニンジンの発芽も始まりましたが、こちらも収穫期は12月からです。夏の名残野菜が台風でやられたのが大きいですね。


「暑い夏、休みなし続く」 2019・9・7・710号   

●出荷中の野菜:
 大葉、モロヘイヤ、キュウリ、ナス、ピーマン、甘長とうがらし、ミニトマト、バターナッツ、カボチャ、甜瓜、落花生(おおまさり)、ニガウリ、オクラ、サツマイモなど。  
            
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」へはほぼ毎日出荷中。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」は開店5か月。アウルファームの有
機野菜のポップを目指して来店するお客様が増えてきました。
*睦沢町の道の駅「つどいの郷」は8月25日に閉店。9月1日に新道の駅がオープン。町民には500円分のチケットが配られましたから、出だしは好調で賑わっています。が、この時期は夏野菜がたっぷりあるわけではなく、期待を裏切ることになりそうです。しかも、これから端境期に向かいます。


「秋へ」
 長く続いた日照りがようやく終わりましたが、引き続き暑い夏が継続中。人間もあえいでいます。9月は秋野菜の仕込み時期ですが、なかなかやる気が起きません。しかし9月上旬にニンジンの直播だけは終わらせなければなりません。
 ニンジンは除草が大変なのでマルチ栽培でいくのか、マルチなしでいくのか毎年迷います。まだ暑いさなかの作業ですから播種に手間がかかるマルチ栽培をする気力がなかなか出ません。かといってマルチなしでは除草が大変。結局いつも、気温が下がってから除草作業をするということにして、マルチを張らずに種蒔きごんべえ(小型播種機)を使って直播するという選択になります。しかし、今年は3日から気温が急降下したため、マルチ栽培を選択。播種は手間取りますが、除草が楽です。しかも水やりもしやすい。
 ニンジン播種終了後は秋物の直播き、ネギ、エシャレット、分葱の定植などが待っています。

「地這いキュウリ」
 3週間以上続いた日照りで、最初の地這いキュウリは短命でした。現在2回目を収穫中ですが、雨がたっぷり降ったので好調です。3回目は砂漠状態の畑に無理やり定植し、水やりで命をつなぎました。何とか生き残り、このところの雨で元気になりました。台風が来なければ、10月中旬頃まで収穫できそうです。

「小玉スイカ」
 初めての栽培にしては上出来でした。10月収穫を目指して2回目を定植し、現在整枝中。ここからは気温が低下して日も短くなるので、どういう結果になるのか?お試しはなかなか楽しいものです。

「芋類」
 サツマイモの収穫開始。夏野菜が減少するこの時期には貴重な一品目です。千葉県はサツマイモのメッカですから、畑のある家庭では栽培しない人はいないということで、どんどん売れるというわけではありませんが、長期間販売できる生産者の味方です。
 日照りで瀕死状態だったサトイモが雨で生き返りました。3日連続の水やりも少しは役に立ったようです。里芋も千葉県は一大産地ですが、こちらは良く売れます。

「暑い夏、休みなし」 2019・8・24・709号  

●出荷中の野菜: 大葉、モロヘイヤ、小玉スイカ、キュウリ、ナス、ピーマン、甘長とうがらし、ニンニク、ミニトマト、バターナッツ、カボチャ、甜瓜、落花生(郷の香)、ニガウリなど。  
            
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」へはほぼ毎日出荷中。JA一宮直売所への出荷も再開しました。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」は開店5か月。アウルファームの有
機野菜のポップを目指して来店するお客様が増えてきました。
*睦沢町の道の駅「つどいの郷むつざわ」は8月25日に閉店。9月1日に新道の駅がオープンします。一方、やる気のある生産者独自の直売所もすぐ近くで開店しました。ちょっと乱立気味。地元産の農産物はそんなにありません。
*長雨のあとは日照り。夏野菜は短命に終わるものが多くなっています。

「猛暑ダメージ」

 長く続いた日照不足から一転猛暑。野菜たちもあえいでいます。特にキュウリは4回目分までがほぼ同時に枯れるという事態になりました。地這いで栽培中の5回目から7回目に期待していますが、日照りで8月中旬には水やりを複数回せざるを得ませんでした。水分が欲しいキュウリにとっては過酷な天候です。
 水分たっぷりのはずの水田転用畑で栽培中のニガウリも短命です。8月中旬で勢いがなくなりました。通常9月いっぱいぐらいは収穫期です。高温乾燥で葉が黄色くなってしまいました。
 ナスも相変わらず不調。日照が足りても水分が足りません。姿形の良いナスが全然できません。夏野菜は全般的に不調でしたが、トマトとミニトマトは雨なしで生き返りました。乾燥が好みの野菜は好調で水分が欲しい野菜は不調です。やはり、全ての野菜に良い天候を望むのは無理ということですね。

「芋類」
 秋はサツマイモと里芋。試し掘りの結果、サツマイモは良作ですが、里芋はまだ全然。3週間以上続く日照りで枯れ始めています。7月中は雨が続き里芋には絶好の天候でしたが、梅雨明け後は一転しました。雨乞い中です。

「落花生」
 少量栽培の茹で落花生用品種「郷の香」を収穫しました。作柄は良好。小粒ですが味の良い落花生です。9月になれば大粒品種の「おおまさり」の収穫期になります。株間を十分にとって伸び伸び育てました。1株あたりの収量は期待できそうです。

「獣害」
 電気柵効果で、落花生、小玉スイカ、トウモロコシに獣害はありませんでした。しかし、受粉期が長雨と重なり、トウモロコシは不作。しかもアワノメイ蛾の幼虫の発生も多く、ほぼ自家用分のみの収穫となりました。販売できたのはほんのわずか。そんな成績でもトウモロコシは有機栽培不向き品目ですから想定内ということになります。

●出荷中の野菜: 大葉、モロヘイヤ、小玉スイカ、キュウリ、ナス、ピーマ ン、ニンニク、ミニトマト、バターナッツ、カボチャなど。  
            
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」へはほぼ毎日出荷中。JA一宮直売所への出荷も再開しました。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」は開店4か月。アウルファームの有
機野菜のポップを目指して来店するお客様が増えてきました。JA広報誌6月号で紹介されたことも効いたようです。売り上げも上昇中。
*睦沢町の道の駅「つどいの郷むつざわ」は本年8月25日に閉店し、9月1日に新道の駅「つどいの市場」がオープンします。建物は新しく立派になりますが、生産者はこれまで通り。おそらくお客様もこれまで通りでしょう。一方、やる気のある生産者独自の直売所もすぐ近くに建設中です。ちょっと乱立気味。地元産の農産物はそんなにありません。
*武蔵小金井のミニショップHerb&Berryでの販売は7月末で終了させていただきます。ショップオーナーが自身で房総から小金井まで野菜を運ぶというやり方が高齢で難しくなりました。


「夏野菜回復?」
  長く続いた日照不足で夏野菜は全般的に不調でしたが、梅雨明け後は元気のなかった野菜たちも回復してくれるものと期待しています。
  特に成績の悪かったのはナスでした。1回目に定植した150株で収穫できたのはたったの150袋分。これでは話になりません。葉が枯れ落ちてきたため、秋ナス目指して枝の切り戻しをしました。2回目に定植した150株のナスも今のところ元気なし。梅雨明けで陽射しがもどっと来れば回復するでしょう。ナスがこんなにできないのは初めてです。
  長雨で疫病が出たトマト類は壊滅を覚悟しましたが、天候の回復で中玉とミニは収穫可能になりました。大玉に関してはまだ収穫不能状態が続いています。虫害もあり、きれいなトマトはなかなかできません。

「小玉スイカ」
  初めての栽培でしたが、収穫のタイミングも徐々に分かるようになり、良品の確率が高くなってきました。受粉後35日から40日頃が収穫適期だそうですが、受粉はミツバチ任せですから、日数は決め手になりません。また、西瓜の弦についているひげが枯れてきたら収穫期だそうですが、これも枯れる要因が多様なため決め手にはなりにくく、叩いてみたり、撫でてみたり、肌の色の濃さをみたり。さらに、試食も繰り返して収穫適期を探りました。その結果、大体は当たるようになりました。といっても購入してくださったお客様から話が聞けたわけではなく、切ってみたら未熟だったとか、空洞果だったとかいうことがあったかもしれません。

「2年連続か?」
  7月最後の週末は茂原七夕まつりです。昨年は台風の影響で七夕飾りも片付けられ、阿波踊りも中止になりました。今年も台風6号が発生、阿波踊りが行われる27日(土)は雨が降ったりやんだりの予報。微妙な天気です。


「梅雨、何かと憂鬱です」 2019・7・13・706号

●出荷中の野菜:
 ニンジン、大葉、モロヘイヤ、甜瓜、小玉スイカ、 キュウリ、ナス、ピーマン、ニンニク、ミニトマト、バターナッツ、 カボチャなど。  
            
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」へはほぼ毎日出荷中。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」は開店3か月半。アウルファームの有機野菜のポップを目指して来店するお客様が増えてきました。JA広報誌6月号で紹介されたことも効いたようです。売り上げも上昇中。
*睦沢町の道の駅「つどいの郷むつざわ」は本年8月25日に閉店し、9月1日に新道の駅「つどいの市場」がオープンします。建物は新しく立派になりますが、生産者はこれまで通り。おそらくお客様もこれまで通りでしょう。一方、やる気のある生産者独自の直売所もすぐ近くに建設中です。ちょっと乱立気味。
*武蔵小金井のミニショップHerb&Berryでの販売は7月末で終了させていただきます。ショップオーナーが自身で房総から小金井まで野菜を運ぶというやり方が高齢で困難になりました。

「夏野菜停滞」

  ズッキーニが終わり、キュウリ、ナス、ピーマン、ミニトマトの季節を迎えています。しかし、低温傾向が続き、好調だったキュウリも急激に収穫量が減り、ピーマン、ナスにも勢いがありません。トマト、ミニトマトにもいやな病気が出ています。真夏の太陽が待たれます。
  野菜で一番美しいと言われるオクラの花が咲き始めました。まもなく収穫開始です。オクラの収穫期は7月中旬から10月中旬まで。収穫作業に手間がかかりますが、選別作業は容易。しかも人気もあり、効率の良さでは申し分ありません。ただ、オクラの収穫は毎日ですから収穫期間中は出かけにくく、野菜に使われる日々を覚悟することになります。
  ニガウリにも勢いが出てきました。花がたくさん咲き、小さな実もつき始めました。気温が上がればどんどん収穫ということになります。昨年は激しい虫害に見舞われましたが、今年はどうなりますか?水分要求量の多いオクラとニガウリは今年も水田転用畑で栽培中。どちらも作付け量は昨年までの2倍です。


「電気柵」
 落花生、トウモロコシ、小玉スイカといえば、獣たちの大好物。この3品目は同じ畑に植え付け、7月2日に電気柵で囲いました。今のところ侵入の形跡はなく、電柵効果あり。いずれも収穫まで行けそうです。小玉スイカはすでに試食済み。空洞果もありましたが、味は上々。この連休から出荷予定。しかし、切ってみなければわからない小玉スイカの出荷は精神衛生上好ましくありません。

「芋」
 
里芋は肥料分と水分がたっぷりの場所に植え付け、今のところ絶好調。サツマイモは新たな肥料を投入せず、前作の残りの肥料分だけで栽培中。こちらも好調です。芋類は真夏の日照りさえなければ、良作確実。里芋もサツマイモも大いに期待できる状態です。

「台風3号無事通過」 2019・6・29・705号

●出荷中の野菜 ズッキーニ、ニンジン、キャベツ、大葉、モロヘイヤ、キュウリ、ナス、ピーマン、ニンニクなど。 
 
             
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」へはほぼ毎日出荷中。ただいま春野菜と夏野菜の端境期。7月中旬頃には端境期解消予定。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」は開店3か月。アウルファームの有機野菜のポップを目指して来店するお客様が増えてきました。JA広報誌6月号で紹介されたことも効いたようです。
*睦沢町の道の駅「つどいの郷むつざわ」は本年8月25日に閉店し、9月1日に新道の駅「つどいの市場」がオープンします。建物は新しく立派になりますが、生産者はこれまで通り。おそらくお客様もこれまで通りでしょう。一方、やる気のある生産者独自の直売所もすぐ近くに建設中です。ちょっと乱立気味。


「夏野菜」

 低温傾向で遅れていた夏野菜も次々に収穫期を迎えています。ズッキーニは平年並み。キュウリは今のところ好調。ピーマンとナスはまだ勢いがつきませんが、気温が上昇すればどんどん収穫できると思われます。ただ、どちらも株自体がまだ小ぶりです。
 ニガウリ、甜瓜、バターナッツ、大玉カボチャ、トウモロコシ、オクラも今のところ順調です。7月中旬からは完全に夏野菜のシーズンになります。今年はニガウリ、オクラの作付け量をこれまでの2倍にしました。効率の良い野菜をたくさん作って儲けましょう。
 効率最悪のトマトは作付け量を75パーセント削減し、手厚く管理しています。トマトの敵オオタバコガも自作の黒蜜トラップで誘引中。毎年多数捕獲できています。カブトムシも集まります。トマト疫病が発症しなければ、7月中旬頃にはミニトマト、中玉トマトの収穫が始まる予定です。
 お試しの小玉スイカがソフトボールぐらいの大きさになっています。7月15日頃が予定日です。ピンポン玉ぐらいのものはたくさんついていますが、受粉はミツバチ任せですから、正確な受粉日は不明です。したがって、西瓜つくりのべテランにアドバイスをいただきながら小玉スイカ作り。非破壊糖度計が欲しいですね。

「宅配から直売所へ」
 生活が一変しました。朝4時からの収穫作業はこれまで通りですが、出荷作業が朝7時過ぎには終了し、あとは茂原のJA直売所と睦沢の道の駅へ野菜を搬入するだけ。宅配の場合は出荷作業が午前中いっぱいかかりましたから、作業時間が大幅に短縮しました。しかも、品目数の縛りからも逃れることができ、無駄のない野菜作りを楽しめる状況になりました。


「電気柵」

 まもなく小獣対策の電気柵設置の時期です。獣害確実の小玉スイカ、トウモロコシ、落花生を1か所の畑で栽培し、周囲を電気柵で囲います。3品目の収穫期にはずれがあるので長期間の設置となり、除草作業が必要になりますが、「けずっ太郎」で雑草ゼロ状態をキープします。電気柵が雑草などに触れると効果が薄れてしまうため、面倒などとは言っていられません。

「10日、台風並み暴風雨 2019・6・15・704号

●出荷中の野菜:
 大根、コールラビ、玉ネギ、ズッキーニ、ニンジン、キャベツ、キュウリ、ナス、ピーマン、インゲン、ニンニクなど。  
             
*JA直売所「ながいき市場」と「つどいの郷」へはほぼ毎日出荷中。ただいま春野菜から夏野菜への端境期。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」はまもなく開店2か月半。アウルファームの有機野菜のポップを目指して来店するお客様が徐々に増えてきました。有機野菜があるという情報が広がりつつあるように感じられます。売り上げは徐々に増えています。
*むつざわの道の駅「つどいの郷むつざわ」は本年8月25日に閉店し、9月1日に新道の駅「つどいの市場」がオープンします。建物は新しく立派になりますが、生産者はこれまで通り。おそらくお客様もこれまで通りでしょう


「梅雨寒」
今週は梅雨寒が続きました。低温が続き、勢いがつくかと思われた夏野菜の生育が停滞しました。キュウリ、ナス、ピーマンが1番果から2番果に移行し、質量ともに一気に本格化するはずでしたが、10日の暴風雨とその後の梅雨寒が響きました。
強い風でやられたのは収穫真最中のズッキーニ。きれいな実がすり傷だらけになりました。株ごと折れてしまったものもあります。ナスも支柱に縛り直しが必要になりました。ごく少量収穫中のキュウリ、ピーマンには大きな被害はなく一安心ですが、霰が降ったり霜が連続したり、季節外れの猛暑になったり、暴風雨だったり。天候に翻弄される1年になることは確実ですね。


「売り切れ」
 ジャガイモが底をつきました。残りは自家消費分のみです。宅配がなくなるので作付け量を三分の一にしたら、売れ行き好調で新ジャガのうちにわずかな期間で完売。来年は作付け量を増やします。

「里芋」
 今年は
水田から場所を移して栽培しています。発芽も初期生育も順調ですが、スズメ蛾の幼虫が葉を食い散らかしています。どこで栽培しても必ず大発生します。見つけ次第潰していますが、一株ずつ念入りにチェックしても見落とし多数。何回も繰り返すことになります。

「紅しずく」
小玉スイカを80株ばかりお試し栽培しています。子つるの15〜20節あたりに着果させるのが基本だそうですが、摘果する前に大きくなり始めたものが2個。基本を無視してそのままにしました。うまく育てば7月上旬ごろ試食可能に。カラス対策にテグスを張り、獣対策に電気柵を設置します。


「サクランボ」
 今年も山形県、小山田農園の美味しいサクランボの季節が巡ってまいりました。ピークは6月20日頃だそうです。是非ご利用下さい。〒999−3521 山形県西村山郡河北町田井8−1。
TEL・FAX 0237-72-6062 (小山田紀儀)


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「天候不順、春から」 2019・6・1・703号

●出荷中の野菜: 小松菜、ルッコラ、ラディッシュ、サニー、グリーンリーフレタス、レタス、大根、ソラマメ、蕪、あやめ雪、日野菜、コールラビ、玉ネギ、新じゃが、ズッキーニなど。  
             
*JA直売所へはほぼ毎日出荷中。品目、数量ともに不足状態は解消。道の駅への出荷も同様。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」はまもなく開店2か月。アウルファームの有機野菜のポップを目指して来店するお客様が徐々に増えてきました。有機野菜があるという情報が広がりつつあるようにも感じられます。
*房総通勤事情: 電車で東京方面へは朝7時頃の上総一ノ宮発の通勤快速が乗車率のピーク。近隣の職場へ向かう車は児童の登校時間と重なる7時半頃。いずれも混雑するのは短時間。直売所へはちょっと時間をずらして行きます。


「早すぎる猛暑」
 5月24日頃から列島は記録ずくめの猛暑。睦沢でも真夏日が続き、野菜も人間も暑さ負け状態です。雨も少なく、夏野菜の一番手のズッキーニがようやく数本収穫できましたが、あまりにも生育が悪いので、追肥して水やりをしました。めったにしないことです。この数年は天候不順が日常となり、野菜作りがやりにくくなっています。

「ソラマメ不作」
 3月下旬からの4日連続の霜から立ち直ったかと思ったら、5月21日の台風並みの暴風雨で再び大打撃。不作が確定しました。平年の2割程度の収量です。スナックエンドウも同様で、収量は3割程度。地域全体的にこの2品種は不作のようです。4月と5月の中心品目の不作は売り上げにも響きました。

「葉付きニンジン」
 直売所では人気商品ですが、生産者としてはあまり喜べない人気です。確かに売り場が色彩豊かになり、お店の雰囲気向上にも貢献できます。小さなお子さんのいる子育て中のお母さん方にも好評です。しかし、雨が少なく畑の土が締まった状態でよく育ったニンジンだけを選別して掘る作業は時間がかかりすぎます。しかも洗浄は手作業、その上、葉の調整も必要です。だというのに価格は葉なしニンジンと同じ。
 葉がきれいなのは最初の2週間程度ですから、人気といえども葉付きニンジンは短命です。葉付きが終われば、ニンジン洗浄機の出番。楽になります。

「JA長生広報誌6月号」
 5月10日に取材を受けたJAの広報誌が出来上がりました。JA長生のホームページを開くと、いきなりトップページに写真が掲載されています。クリックすると記事に移動します。よろしければご一覧ください。おかげさまで、すっかりJAと仲良しになりました。
 売り場のアウルファームのポップも新たに大きなものを作っていただきました。さらに、有機農業の説明のポップも追加。コールラビやペコロスのピクルスをJAの方に作っていただき試食用に。民間の直売所は小回りが利いていいですね。売り上げ倍増を目指します!

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「春野菜不調」 2019・5・11・702号

●「春野菜不調」:
 出荷中の野菜 小松菜、ルッコラ、ラディッシュ、サニー、グリーンリーフレタス、ロメインレタス、レタス、葉大根、スナックエンドウなど。  
             
*JA直売所へはほぼ毎日出荷中。品目、数量ともにまだ不足状態。道の駅への出荷も同様。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」はまもなく開店1か月半。アウルファームの有機野菜のポップを目指して来店するお客様が徐々に増えてきました。
*毎朝の直売所出荷にかかる時間は2か所で1時間。23qぐらいのドライブになります。児童の登校時間と、通勤の車で慌ただしい時間帯は避けることにしました。もらい事故予防です。子供たちを巻き込む事故が増えているので要警戒。

「春野菜」

 3月31日のあられ以降、4日連続の霜。野菜に大ダメージがありました。通常4月中旬から収穫が始まるスナックエンドウが5月になってから。2週間以上の遅れです。連休中に売りまくる予定が狂いました。収量も平年の半分以下です。
 ソラマメも第一果房と第二果房がダメージを受け、初期収穫分はほぼ全滅。第三果房ぐらいから鞘が着き始めました。昨年の今頃は収穫に追われていましたが、今年はいまだ収穫なし。あと10日ぐらいかかりそうです。しかし収量は少なそう。近隣の畑のソラマメも不調なようです。
 蕪、あやめ雪もお肌が汚く、日野菜は収穫前にトウ立ちして花畑になりました。ということで春野菜の出だしは寒さに強いレタス類を除いて不作という結果になりました。

「5月の作業」
 5月は夏野菜の仕込み作業で繁忙期。苗作りは大半終えましたが、定植するために支柱作りなどが必要になります。といっても昨年比でトマトは栽培量を75%減らしたので作業は楽です。キュウリ、ニガウリは昨年と同量ですから支柱も同量。
 なす、ピーマンの1回目は定植済み。ズッキーニは2回目まで終了。毎年不調の3回目は省略します。甜瓜、西瓜、カボチャ類の定植も済ませました。落花生の種蒔きも終了。こちらはすべて自家採取の種です。郷の香少々とおおまさりをたくさん。防鳥糸も張り巡らしました。収穫時期が近付いたら電気柵も設置します。トウモロコシも落花生の横に播いて電気柵設置予定のエリアで栽培です。防鳥糸も当然張りました。防獣、防鳥エリアで栽培するのは落花生、西瓜、トウモロコシ。放任すれば全滅する品目です。

「ニンジン」
 ようやく成長期になりました。毎日大きくなっているように見えます。といっても地上部分の話で、根が太り始めたわけではありません。収穫できるのは6月中旬でしょう。

「JA広報誌取材」
 10日にJA長生の担当の方がカメラマン同行で取材に来ました。いい記事にしていただけるとありがたいですね。

*今回、農場便りは予定を変更して早い更新となりました。次回は6月1日更新予定です。

「厳しい春の天候」 2019・4・27・701号

●出荷中の野菜: 
小松菜、ほうれん草、ルッコラ、ラディッシュ、サニー、グリーンリーフレタス、スナックエンドウなど。               
*ただいま出荷中の野菜はリーフレタスを除いて少量。
*4月19日につばめが姿をあらわしました。
*JA直売所へはほぼ毎日出荷中。品目、数量ともにまだ不足状態。道の駅にも出荷中ですが、こちらはさらに少量出荷。
*茂原市六ツ野にオープンしたJA直売所「ながいき市場」はまもなく開店1か月。アウルファームの有機野菜のポップを目指して来店するお客様が徐々に増えてきました。


「大荒れの春」

 3月31日にあられが降りました。翌日からは4日連続の霜。野菜にダメージがないはずがありません。順調だったスナックエンドウはかなり凍みてしまい、立ち直ったものの収穫期は2週間程度遅れてしまいました。直播したラディッシュ、ルッコラ、小松菜、ほうれん草、蕪、あやめ雪、日野菜などの生育も思わしくなく出だし不調の春になりました。
 さらに4月28日(日)は遅霜の可能性あり。すでに植え付けたキュウリ、ズッキーニ、カボチャには防寒用のべた掛けをしました。なす、ピーマン苗の定植も28日朝をやり過ごしてからにしました。  
 春に遅霜のリスクは普通のことですが、あられが降ったのは房総に来て初めてです。この数年、天候の激しさが増してきたように感じられます。

「茂原牡丹園」
 人気の観光スポットです。24日朝のニュースで映像が流れていたので出かけてみました。車で20分程度。茂原の街もちょっと入るとすぐ田舎の田園風景が広がります。里山を背にした築300年近い母屋(1730年築)と180年ぐらいの長屋門(1837年築)のある古民家の庭にボタンが2500株ほど。見ごたえがあります。当然見物客も高齢者中心ですが多数。買い物がてらのちょっと贅沢な午後の散歩になりました。

「落花生」
 連休明けに落花生の種まきをします。肥料撒き耕耘も終えて畑の準備はできています。種も十分な量を自家採取してあります。防獣用の電気柵も準備万端です。カラス対策は防鳥糸で決まりです。
 一昨年の自家採取の種が少々残っていたので、使えるかどうか試してみたところ普通に発芽しました。使えます。落花生の種も長寿系のようです。調べれば分かることですが、実際にやってみることで楽しさが深まります。

「有機JAS年次監査」
 4月23日に今年も無事終了。認証機関は神奈川県なのに検査官はなぜか岩手県一関からやってきました。監査終了後、その足で北海道浦河へ。激務ですね。ご苦労様でした。

*農場便り次回更新は5月末になります。



「お花見シーズン、26日に開花 ●● 2019・3・30・700号 

●出荷中の野菜: 小松菜、ルッコラ、のらぼう菜、など、
  
             
*ただいま、収穫できる野菜がなくなりそうという状況。冬越し菜も花畑になりました。
*ウグイスの初鳴きは3月7日、平年並みでした。
*直売所へは週末中心に出荷中ですが、品目数が少なくなっています。4月中旬頃から増加予定。
*茂原市六ツ野にオープンするJA直売所は「ながいき市場」という名称です。3月30日グランドオープン。
 露地栽培野菜は品目不足の時期ですから最初の1か月程度は少量出荷になります。
 JAが力を入れているだけに、施設は立派です。内容が良ければ人気が出そうです。


*9月オープン予定の睦沢の新道の駅は管理運営を事業者に丸投げ。どうなりますやら?


「畑の状況など」

 昨年末で宅配業務を終了したので、春の作業はのんびり。昨年までのように4月1日から宅配をするのはとても無理な状況です。茂原のJA直売所「ながいき市場」への出荷を目指して仕込んだ野菜も間に合わず。残念ながら本格出荷は4月中旬からになりそうです。
 直播物ではラディッシュ、ルッコラ、小松菜、ほうれん草、蕪、あやめ雪、日野菜の1回目分が順調に生育中。生育スピードの速いラディッシュ、ルッコラがあと1週間ぐらいで収穫期になります。   
 早目に播いたニンジンは除草まで終了。発芽状況はまずまず。しかし、収穫までにはあと2カ月半ほどかかります。ジャガイモの発芽も始まりましたが、まだ霜がありそうです。少し傷めつけられるかもしれません。
 4月の主役、スナックエンドウが順調です。花もちらほら咲き始めました。5月の主役のソラマメも順調です。整枝作業も済ませました。花がたくさん咲いています。期待できそうです。
 苗作りして定植したレタス類も活着し、あとは大きくなるのを待つのみ。レタス類が収穫期になる頃には直売所出荷にも余裕が出ていると思われます。

「育苗」
例年通りのスケジュールで、ナス、ピーマン類、キュウリ、トマト、ズッキーニ、カボチャ、甜瓜などを育苗中です。今年は西瓜も苗作りしています。自家用です。
 レタス類の2、3回目、コールラビ、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、ネギも育苗中です。ネギ以外はまもなく肥料撒きして定植します。レタス類を除き、被覆資材での防虫が必要です。虫害が激しいキャベツ類の栽培は大幅に数量を減らしています。


「出荷お休み」
 ただいま野菜不足のため、小金井のショップHerb&Berryと「つどいの郷むつざわ」への出荷はしばらくの間お休みします。再開は4月中旬からの予定です。新規オープンの茂原の「ながいき市場」へはできる限り出荷を続けるつもりですが、途切れそうな予感がしています。

「お花見」
 茂原公園は大変賑わいます。長南町の笠森観音も良さそうです。今年は近隣でお花見のはしごです。

農場便り次回更新はゴールデンウイーク中になります。

「春めいてきました」  ●● 2019・3・2・699号 

●出荷中の野菜: 小松菜、ほうれん草、ルッコラ、ニンジン、のらぼう菜など、  
             
*ただいま、収穫できる野菜がないことはないという状況。根菜類はまもなく底をつきます。冬越し菜も蕾をつけています。
*ウグイスの初鳴きはまだです。昨年は3月5日、一昨年は2月27日でした。
*直売所へは週末中心に出荷中ですが、品目数が少なくなっています。3月中は直売所出荷を休むことが増えます。
*茂原市六ツ野にオープンするJA直売所は「ながいき市場」という名称です。3月30日グランド
オープン。露地栽培野菜は品目不足の時期ですから最初の1か月程度は少量出荷になります。


「春の作業開始」
レタス類、キャベツ類、ナス、ピーマン類を育苗中。直播ではラディッシュ、ルッコラ、小松菜、ほうれん草、蕪、あやめ雪、日野菜の1回目が終了。ニンジンは時期をずらして2回に分けるところをまとめて播種。雨が多めなので、発芽に適したタイミングを逃さずに播種したということです。播種量はニンジンを除きこれまでより少なめです。ラディッシュ、ルッコラ、小松菜には保温と虫除けのために被覆資材で覆いました。すでに発芽しています。3月30日の「ながいき市場」オープンに間に合わせるつもりですがはたして?

「異変」
 毎年現れて葉物野菜を食い散らかす渡りのヒヨドリの大群が今年はついに現れませんでした。近隣農家でも同様だそうです。来ない方がいいわけですが、来なければ来ないで心配になります。天候が原因なのか、はたまたどこかで毒殺されたのか。

「旅行など」
 1月は雪見をかねて東北の温泉に出かけましたが、3月は北陸の温泉経由で奈良へ。興福寺の中金堂が再建されたので見学です。室生寺見学もして大阪の孫のところへ。3泊4日の旅です。北陸経由で関西へ出かけるのは今回が初めてですが、関西直行と運賃にさほど差がないのは意外でした。
 2月25日には久しぶりに上野の科学博物館へ。新館ができ大きく立派になりました。この日は「日本を変えた千の科学技術博」。楽しい見学になりましたが、催し物見学は結構時間と体力を要し、常設展示までは見学できず。またの機会になりました。

「有機JAS監査で」
 農水省の監査が2月にありましたが、当然何事もなく終了。そこでの雑談で、有機農業推進法が整備されて以来、有機JAS認定農業者数も生産量も全く増加していないという話がありました。まあ、煩わしい事務作業と認定維持費用を負担する割に享受できるものが少ないのですから当然でしょう。
 少なくとも直売所などで有機JAS認定野菜は別物であるという扱いが当たり前にされるようでなければ、認定取得の意味がありません。新規開店のJA「ながいき市場」に一応申し入れはしてありますが、どうなりますやら。
*農場便り次回更新は3月30日号になります。

「冬休み中」 ●● 2019・1・26・698


●出荷野菜: ニンジン、三色大根、赤蕪、大根、ほうれん草、小松菜、かぶとあやめ雪、大蕪など
 

*道の駅「つどいの郷むつざわ」へは1月5日(土)から出荷開始。
 武蔵小金井のHerb&Berryへは1月13日(日)から。
 寒い時期は道の駅へは土日祝日中心で出荷します。
 Herb&Berryは日曜のみ。午前中心に営業。(小金井市本町5−4−24、?042−381−1118)
 なお、雪の場合などは出荷休止の可能性が大です。確認してからお出かけください。
*1月26、27日の道の駅出荷は旅行のためお休みいたします。
*JA直売所への出荷開始は3月下旬から。茂原店オープンに合わせます。


野菜の状況」

 畑の状況に変化はありません。2018年秋に仕込んだ野菜たちがまだ畑にあり、週末中心に直売所出荷を続けています。
保温資材効果もあり、寒さに弱い蕪類も生き残っています。ほうれん草、小松菜も収穫中。大根もまだしばらく収穫可能です。また、菜花やのらぼう菜なども気温が上昇してくれば、トウ立ちして収穫期になります。しかし、気温が低い時期の野良仕事は休みたいですね。

「片づけ」

 2018年末で返却する2か所の畑の片づけが終了しました。耕作面積を縮小して楽にするためですが、返却される側は結構困るようです。申し訳ない。トマト支柱やキュウリ支柱の片づけも進み、マルチの片づけも終わりが見えてきました。

「温泉旅行など」
 1月21日から2泊で盛岡周辺の温泉に出かけました。つなぎ温泉と鶯宿(おうじゅく)温泉。つなぎ温泉「ホテル紫苑}の源泉掛け流しの湯は最高でした。鶯宿温泉ホテル森の風は源泉掛け流しではないものの食事が素晴らしい上に民謡中心の催しも楽しく、いずれの温泉も満足できるレベルでした。できれば、もう少し長く逗留したいところです。
 角館にも足を運びましたが、厳寒期だけに観光客も少なく、樺細工伝承館の職人さんも手持無沙汰模様でした。角館武家屋敷通りに近い「ふきや」という稲庭うどん専門店の冷麺も温麺も極上でした。
 山中をくねくね走る秋田新幹線は事実上在来線。雪も深く、車体で雪を削りながら走っている状況ですからスピードは出せません。同じ線路上を走る田沢湖線も利用しましたが、スピードの違いは感じられず。田舎の風景と調和しているのは地味な田沢湖線車両。新幹線車両は違和感ばかりが際立ちます。

「有機JAS監査」
 有機JASの更新監査は毎年認定機関により行われていますが、何年かごとに農水省も同行するということになっていました。それが今年からは別々になったそうで、2月7日に行政側がおいでになります。1回で済むものが2回に。こんな迷惑な話はございません。

*農場便り次回更新は3月2日号になります。(2月中は休みます。)


「2019年、初荷」 ●● 2019・1・12・697

●出荷野菜: ニンジン、三色大根、赤蕪、大根、ほうれん草、小松菜、かぶとあやめ雪、日野菜、大蕪、水菜など 


*道の駅「つどいの郷むつざわ」へは1月5日(土)から出荷開始。武蔵小金井のHerb&Berryへは1月13日(日)から。寒い時期は道の駅へは土日祝日中心で出荷します。Herb&Berryは日曜のみ。午前中心に営業。(小金井市本町5−4−24、TEL 042−381−1118)
 なお、雪の場合などは出荷休止の可能性が大です。確認してからお出かけください。

*1月26、27日の出荷は旅行のためお休みいたします。

 

「残り野菜」
 2018年秋に仕込んだ野菜たちがまだ畑にあります。週末中心に直売所出荷を続けています。
 最低気温がマイナスになり、畑は冬らしい景色になってきましたが、保温資材効果もあり、寒さに弱い蕪類も無事に年を越しました。春菊は終了。ほうれん草、小松菜は収穫中。べた掛けした水菜も生き残っています。

「冬休み」
 この時期は基本的には冬休み期間ですが、暖冬傾向だったために、出荷可能な野菜が畑に残り、休み返上で働いています。また、昨年中は収穫出荷に追われて片づけが遅れ、全て年越し。年明け後、キュウリとトマトの支柱やナス畑の片づけを始めました。1月中には地域の水田土手の雑草焼却もあり、しばらくは片づけ作業が続きます。

「旅行など」
 今年からは時間に余裕があるため、厳寒期に慌てて出かける必要もなく、のんびり構えています。体が休まったところで東北の温泉や奈良などへ。愛犬がいるため長期の外出はできませんが、いつもお世話になっている動物病院ホテルに預けて2泊程度で出かけるつもりです。また、今年からは千葉交響楽団の定期会員になったために本千葉の千葉文化会館へ出かけることが多くなります。13日にニューイヤーコンサート。2月2日は近くの東金文化会館でピアノコンチェルトなど

「苗作り」

 今年は2月になってから苗作りを始めます。時間がかかるナスが最初。大型連休用のレタス類がその次です。

*農場便り次回更新は1月26日号になります。





「まもなく初霜?」 2018・12・8・694号 

●今回の野菜: 春菊、小松菜、里芋、ニンジン、日野菜かぶ、ほうれん草、かぶとあやめ雪、短形自然薯、 以上8品3,000円 

●次週の野菜: 里芋、ルッコラ、短形自然薯、ラディッシュ、長ネギ、春菊、分葱、リーフレタス、わさび菜、水菜、小松菜、味美菜、あやめ雪、蕪、日野菜かぶ、グリーン&レッドマスタード、ほうれん草、ニンジン、大蕪、大根類などから。
             
*白菜: 小さめにできる早生種を栽培しましたが、虫害激しく自家用レベル。虫が潜んでいる確率100パーセント。

「初寒波」
 エルニーニョのためか、随分遅れて初寒波。白州の頃は12月10日ごろには畑の片づけを終えて多摩の自宅に戻る時期でした。標高700mの過疎地は強烈な寒さでしたから、逃げるように中央道を走り、気分良く都会生活に戻り、テニスなどを楽しんでいました。この時期は過酷な仕事から解放される何とも言えない幸福感に包まれていました。一方、都会生活から過疎地の生活に戻る2月10日ごろは気持ちが沈み、慣れるまでに1か月ぐらいかかりました。
 房総では1年中野菜があるので、きっぱり農閑期には入りにくい事情があります。寒波が来ても長時間マイナスの気温が続くわけでもないので、野菜たちのダメージも少なく、畑には何かしら収穫可能な野菜があります。それでも厳寒期の野良仕事は厳しいので、開店休業状態を決め込んでいます。
 今回の寒波では八ヶ岳方面の最低気温予想は連日マイナス。野菜も凍みてしまいますね。房総でも、2月の厳寒期には蕪や大根が凍みることがあります。

「肩の荷」
 人生は重き荷を背負いて遠き道を行くがごとし、という家康の荷物とは比較にもなりませんが、軽い荷物でも降ろせば楽になります。宅配という荷を降ろすことにより気分が解放されます。例年、晩秋には翌年の宅配分の仕込み、年明け後はナスやピーマン類、トマトなどの苗作りを次々に。農閑期といえども、気持ちは切らすことなく、先のことを常に考えていました。宅配がなくなれば、苗が多少遅れても問題はなく、慌てて育苗する必要もなくなります。これまで夏野菜を室内の暖房機の前で発芽させていましたが、来期からはナスだけにし、他の苗は気温が上がってから庭のトンネルで育苗します。しかも数量も品目数も減らします。
 また、1.8haあった畑の面積も来期からは1.3haに縮小します。大雨のたびに水没した水田転用の畑も今年いっぱいで返却することにしました。

「お知らせ」
 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました


「早くも師走」 2018・12・693号

●今回の野菜: 春菊、小松菜、里芋、白菜、日野菜かぶ、ほうれん草、かぶとあやめ雪、短形自然薯、 以上8品3,000円 

●次週の野菜: サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、ラディッシュ、小ネギ、菊、分葱、リーフレタス、わさび菜、水菜、小松菜、味美菜、あやめ雪、蕪、日野菜、グリーン&レッドマスタード、ほうれん草、大根類などから。
             
*白菜  小さめにできる早生種を栽培しましたが、虫害激しく自家用レベル。虫が潜んでいる確率100パーセント。

「収穫、洗浄、出荷」
 順調に育った秋野菜の収穫が最盛期です。保険をかける意味で播種を6回繰り返しましたが、想定以上の出来となり、青菜類や蕪類は収穫しきれない状況になっています。世間でも秋野菜は豊作で市場価格もぐんと下がっています。この状態は豊作貧乏を意味します。スーパーの野菜価格が下がり、直売所の野菜価格も維持しづらくなります。保険をかけて、余分にできて、価格が下がるのですから生産者泣かせです。今後は宅配がなくなるので保険をかけずに、なければないという経営に移行します。しかし、不作でも困り、豊作でも困りで困りっぱなし。修行ですね。
 収穫した根菜類は洗浄しますが、低温期にはこの作業が辛く感じられます。ニンジンや、色物大根は機械洗浄しますが、蕪類や他の大根は手洗いです。青菜類も泥はねがひどいときは洗います。手洗い野菜が多いときは途中で投げ出したい気分にもなります。洗浄作業の多い12月は風邪ひき状態が日常になっています。
 洗った野菜は調整して袋詰めして出荷の荷姿にしますが、手間暇かかる作業です。長時間の立ち仕事になり、こちらも毎日こなすのはストレスになります。これらの作業は夫婦で分担していますが、両者とも加齢による体力気力の低下に見舞われており、仕事量を減らす時期が来たと強く感じられるようになりました。潮時でしょう。

「来期へ」
 ただいま今月中に種の発注をすべく、カタログ片手に来期の栽培計画を練っています。これまでとは大幅に違う計画になります。トマトは大小取り混ぜて約500株栽培していたものを120株に。インゲンは弦なし種中心に初夏まで。カボチャは大玉少々とバターナッツのみに。葉物もレストラン向けに栽培していたものはすべて取りやめます。知名度のないものは直売所では全く見向きもされません。有機栽培に不向きの秋のキャベツ類も中止します。来期は直売所でよく売れるもので、虫害の少ないものを作るという栽培計画になります。収穫は手間取りますが、4カ月間収穫可能なオクラの作付けは2倍にします。

「お知らせ」
 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました

「秋深まる」 ●● 2018・11・24・692号 

●今月の野菜: 春菊、小松菜、里芋、白菜、日野菜かぶ、ほうれん草、かぶとあやめ雪、短形自然薯、 以上8品3,000円 
●次週の野菜: サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、ラディッシュ、小ネギ、春菊、分葱、リーフレタス、わさび菜、水菜、小松菜、味美菜、あやめ雪、蕪、日野菜、グリーン&レッドマスタード、ほうれん草、大根類などから。

白菜: 小さめにできる早生種を栽培しましたが、虫害激しく自家用レベル。虫が潜んでいる確率100パーセント。

「秋野菜」
 10月になってから播種した秋野菜たちが豊作です。畑では小松菜、春菊、水菜、わさび菜、ルッコラ、味美菜、蕪、あやめ雪、日野菜、グリーン&レッドマスタードなどが元気よく育ち、有り余る状況です。季節が進み秋野菜たちに適した生育環境になったようです。
 一方、育苗して定植したものは不調です。レタス類、白菜、キャベツ類は台風の影響と激しい虫食いで収穫できるものはごくわずか。睦沢での秋の有機栽培に適さないこれらの野菜は来期以降大幅縮小予定です。低温から高温に向かう春は虫たちの活動期が5月頃からであるため、虫害がひどくなる前に収穫できますが、高温期から低温期に向かう秋は好成績だったことがありません。来期からは9月中の播種は中止し、育苗後定植するものも自家用のみにします。
 里芋と短形自然薯を収穫中です。不作の里芋は収穫していてもちっとも楽しくないので、なかなかはかどりません。短形自然薯は豊作ですが、掘り上げるのに時間がかかるため、まだ半分弱残っています。どちらも霜が降りても支障がないのでゆっくり片付けます。
 大根類はまだ生育不十分ですが、いつも通りのスピードです。一方、ニンジンはやや遅れています。例年11月中旬から葉つきニンジンの収穫を始めますが、今年はまだです。12月になってからになりそうです。

「仕込みほぼ終了」
15日に43mのスナックエンドウの支柱を作り、16日に約550株(1株2本)定植し、ヒヨドリ除けの被覆資材をかぶせて終了。これで本年の大きな仕込みは終了です。キャベツの苗が500株程度残っていますが、こちらの定植作業は簡単に終わります。いずれも来年5月が収穫期です。

「千葉駅周辺」
 17日、千葉文化会館でのコンサートを楽しんだ後、千葉駅へ。昔(約50年前)と違い様変わり。高いビルもある今どきの街になっていました。23階のちょっとお高いレストランで夜景を眺めながら食事してきました。

「お知らせ」
 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました。

「気温まだ高め」 ●● 2018・11・17・691号 

●今回の野菜: 春菊、小松菜、里芋、わさび菜、日野菜かぶ、味美菜、かぶとあやめ雪、短形自然薯、 以上8品3,000円 
●次週の野菜: バターナッツ、サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、ラディッシュ、小ネギ、春菊、分葱、リーフレタス、わさび菜、水菜、小松菜、味美菜、あやめ雪、蕪、日野菜、グリーン&レッドマスタード、などから。

「根菜類」
 秋一番に収穫できる根菜はラディッシュ。すでに6回播種しました。9月中に播種した初回分は完全消滅しましたが、10月になってから播いた分は順調に育ち、一宮町や白子町のふるさと納税返礼品としても活用されています。
 蕪類もきれいにできています。生育スピードの速いあやめ雪はすでに普通サイズになりました。白い小蕪はまだ小さめです。日野菜蕪ももう少しで普通サイズになります。時間がかかる千枚漬け用の大蕪は年内には何とか。赤蕪も同様です。蕪類の収穫は始まりましたが、高温傾向が続いたために、まだ辛みが残っています。霜に当たると甘みが増しますが、まだその気配はありません。最低気温予報が5度ぐらいになると霜が降りる可能性が出てきます。
 大根類も9月13日に播種したものは超不作。普通サイズまで育ったものは皆無。味も蕪類と同じく夏大根のような辛みが残りました。9月20日播種分は台風24号で水没したものの生き残り、現在順調に生育中。収穫はおそらく12月に入ってからでしょう。大根も6回播種しましたが2回目分までは壊滅。まともに収穫できそうなのは3回目播種分以降の計4回分。来期は最初の2回分は省略です。大根の味も秋が深まり寒さが増してくれば甘くなります。
ニンジンも勢いが出てきましたがまだ鉛筆程度。こちらも収穫は12月になってからになります。

「ギャンブル回避」
 無駄な種まきと分かっていながら繰り返すのは宅配品目を揃えるためですが、農場経営という視点ではでたらめです。ここが宅配の難点です。一つの農場で品目を切らさずに宅配を続けるにはギャンブルが避けられません。天候の影響をもろに受ける有機露地栽培の限界もあり、トマトは毎年のように発病。インゲンも虫害で収穫期が極端に短く、キャベツ類も激しい虫害に見舞われます。それでも覚悟のうえで生産を続けてまいりましたが、今後は負けが決まっているようなギャンブルは回避できることになります。また、栽培品目数も減らすことができます。

「お知らせ」
 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました。

●今回の野菜: 春菊、小松菜、サツマイモ、わさび菜、短形自然薯、味美菜、かぶとあやめ雪、ルッコラ、 以上8品3,000円 

●次週の野菜: バターナッツ、サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、ラディッシュ、小ネギ、春菊、分葱、リーフレタス、わさび菜、水菜、小松菜、味美菜、あやめ雪、蕪、日野菜などから。 

*短形自然薯: 上部の細い部分は種芋として利用するため、切り取ってお届けします。姿は良くありませんが、豊作。

「作業はかどる」
 ニンジン除草が終わり、ソラマメも約850株定植し、ニンニク、玉ネギの定植も終了。20日頃にスナックエンドウの定植をすれば、残すところ冬越しキャベツの植え付けのみ。仕込み作業は大方終了です。
 このところ一宮町のふるさと納税返礼品でラディッシュ、ルッコラ、春菊が使われていますが、ラディッシュが不足する可能性があるため、この先数回播種する予定です。想定外の注文だったため、種も新たに購入しました。播種するための畑の準備もしました。

「お試し」
 ラディッシュの種は2dlの缶詰のものを購入していますが、未使用の2012年物が出てきました。新規に発注したうえで、その古い缶詰の種を播いてみました。発芽しなければ新しい種を播き直せばいいので、一応お試し。常識的には寿命は尽きていると思われますが、缶詰だし、このところ雨がちだし、2000年前の大賀はすの例もあることだし、もしかしたらと思っていたら、もしかしました。7千円程度の種ですからラッキーです。発芽さえすれば問題なく収穫できます。残りの種も活用しました。

「やはり」
 白菜への淡い希望が打ち砕かれています。この1週間、季節が逆戻りしたために虫の活動が活発になり、穴だらけになりました。売り物になる白菜の収穫は微妙な状況です。寒い時期の野菜はやはり寒くなければできません。この時期の高温傾向は残念な結果をもたらします。
 一方、10月になってから播種したものは順調に収穫期を迎えています。虫害で穴だらけになりがちな小松菜もきれいに出来上がりました。味美菜、ルッコラ、わさび菜、水菜、日野菜、あやめ雪、蕪、ラディッシュなども虫害軽微な状態で収穫中。大根類、ニンジン、ほうれん草もあと1か月で収穫期になります。この先強烈な霜が来るまでは品目数に余裕あり。今年も何とか乗り切りました。

 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました。

「爽やかな秋」 ●● 2018・11・3・689号

●今回の野菜: 春菊、リーフレタス、サツ?}イモ、葉大根、短形自然薯、小ネギ、ラディッシュ、ルッコラ、 以上8品3,000円 
●次週の野菜: バターナッツ、サツ?}イモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、ラディッシュ、春菊、分葱、小ネギ、リーフレタス、葉大根、わさび菜、水菜などから。             

*台風後: 秋冬野菜確保を目指して、大量播種を繰り返しました。2回目のラディッシュと3回目のルッコラを収穫中。他の野菜も順調です。
*短形自然薯: 上部の細い部分は種芋として利用するため、切り取ってお届けします。豊作。

「仕込み作業あと少し」
 ニンジン除草が終わり、年内の苗作りも終了しました。年内の作業も数種の苗の定植を残すのみとなり、やれやれ感が出ています。
 10月になってから播種した秋野菜は激しい虫害もなく順調に生育中。収穫期になったのはまだ春菊、ルッコラ、ラディッシュ、葉大根のみですが、わさび菜、小松菜、蕪類も育ってきました。徐々に品目不足は解消していくと思われます。レタス類は小さめながら収穫を始めていますが、キャベツ類は台風の影響で生育状況が悪い上に、猛烈な虫害にも見舞われています。収穫できるのかどうか?一方、白菜は今のところ順調。しかし、まだ虫の活動期ですから楽観はできません。気温がぐんと下がれば何年かぶりに売り物になる白菜ができそうな雰囲気はあります。
 10月30日に?{年最後の肥料撒き耕耘を終えました。あとは穴あき?}ルチを張って玉ネギとニンニクを植え、穴なし?}ルチを張ってソラ?}メを植え、支柱を作ってスナックエンドウを植え、12月に冬越しキャベツを定植すれば、仕込み作業終了。あとは畑の片づけをすれば正月です。

「Qナッツ」
 18年かけて品種改良した千葉産落花生の新種がQナッツという名前で登場しました。乾燥させて炒るという落花生ですが、甘くて殻の色が白いというのがウリです。せっかく作り上げた品種が盗まれないようにしたいところですが、多分すぐに他国産Qナッツが出回ることでしょう。
 落花生はもともと横浜で中国人から種を入手して、千葉県内で栽培が始まったものですから、目くじらを立てるのもどうかとも思われますが、ブドウでもイチゴでも人気品種が近隣の東アジアの国々であっという間に生産されています。
 茹で落花生用のおおまさりも数年前までは印鑑持参で種を購入しましたが、今は普通に買えます。どうぞご自由にということです。アウルファームではすでに完全自家採取。鮮度が命の茹で用落花生は地産地消向きですから、外国産は今のところ見かけません。新聞記事には「おおまさりは贈答用」とありました。

「お知らせ」
 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました。

「朝、冷えます」 ●● 2018・10・27・688号

●今回の野菜: 春菊、オクラ、サツマイモ、葉大根、短形自然薯、小ネギ、ラディッシュ、里芋、 以上8品3,000円
次週の野菜: バターナッツ、サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、ラディッシュ、カボチャ、春菊、分葱、小ネギ、リーフレタス、葉大根などから。
             
*台風後: 秋冬野菜確保を目指して、大量播種を繰り返しました。2回目のラディッシュと3回目のルッコラがまもなく収穫期。他の野菜も順調に生育中。
*里芋: 夏の高温乾燥で早い時期に枯れたために収量がごくわずか。しかも小粒です。不作。
*短形自然薯: 上部の細い部分は種芋として利用するため、切り取ってお届けします。豊作。

「秋の仕込み、あと少し」
 台風前に仕込んだ秋野菜たちは暴風雨と激しい虫害に傷めつけられました。完全消滅したのが、ラディッシュ、ルッコラ、水菜、小松菜、紅しぐれ大根、青長大根、2回目の大根。いずれも台風後に何回も播いてあるので今後に期待です。ブロッコリー、キャベツは生き残りが3割程度。
 台風後に4回繰り返し播いた分は発芽もその後の生育も順調です。10月4日に播いたラディッシュ、ルッコラがまもなく収穫期になります。10月8日に定植した白菜も今のところ順調です。毎年激しい虫害で売り物になる白菜はなかなかできませんが、今年は期待できそうです。
ニンジン除草があとわずかで終了します。ベータ―リッチと優馬という2品種を播きましたが、勢いのあるのは優馬。秋はこちらの品種が良さそうです。
 秋の直播は10月26日に5回目を播いて終了。11月上旬に玉ネギ、ニンニクの定植、11月中旬にソラマメの定植。11月下旬にスナックエンドウを定植すると、あとは畑の片づけを残すのみとなります。今年は冬越し用のブロッコリーは省略です。

「ハゼ釣りなど」
 17日に一宮川に仕掛けだけ持って様子見に出かけると、いつもの場所で知り合いが爆釣中。さっそく餌をもらって今年初めてのハゼ釣り。2時間ほどで天ぷらの具を確保。美味しくいただきました。お金もかからず、遊んだ上においしい秋のお楽しみ。今年も数回は出かけるつもりです。
 来年からは時間の余裕ができることを見越して、千葉県唯一のプロオーケストラ、千葉交響楽団の定期会員になりました。千葉文化会館(本千葉)での年3回の定期演奏会に出かけて一杯呑んで帰ります。

お知らせ
 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便*をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。  *台風の影響次第で早まる可能性があります。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました。
「秋本番」 2018・10・20・687

●今回の野菜: 春菊、オクラ、サツマイモ、カボチャ、短形自然薯、小ネギ、ルッコラ、里芋、 以上8品3,000円 
●次週の野菜: バターナッツ、サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、カボチャ、春菊、分葱、小ネギ、リーフレタスなどから。 
            
*台風: 最悪のタイミング。発芽したばかりの野菜が多数消滅しました。塩害もありました。台風後、秋冬野菜確保を目指して、大量播種を繰り返しました。
*ジャガイモ: 春収穫した保存分。芽が動き始めました。芽をかき取り、冷蔵保存すれば長持ちしますが、早目のご利用をおすすめします。うまみが増しています。
*里芋: 夏の高温乾燥で早い時期に枯れたために収量がごくわずか。しかも小粒です。不作。
*短形自然薯: 上部の細い部分は種芋として利用するため、切り取ってお届けします。豊作。

「秋野菜」
 9月中に仕込んだ大根類は葉脈を残すだけになっていましたが、10月中旬になり虫たちの活動が低下したこともあり、生長点が残っていたものは復活しつつあります。大根、聖護院大根は1割程度生き残りそうです。虫害に強いあやめっ娘大根は半分ぐらい収穫まで行けそうです。1回目のラディッシュは完全消滅。品目数を揃えるために、消滅覚悟で無理な時期に播種するというのも今年限り。ロスの大きい作付け計画は大幅に見直します。
 ルッコラも2回目分はほぼ消滅。1回目の水菜、小松菜も同様。端境期脱出のためにどうあがいても結果は空しいことになります。それでも10月になってから播種した分は大体生き残っています。続けて4回大量に播きました。台風で傷んだレタス類も回復してきましたから、11月になれば品目不足から逃れられるでしょう。
 年内収穫分の仕込みは大体終わり、現在はソラマメや玉ネギの育苗やニンジンの除草などをしています。ニンジンは栽培量を減らしましたが、除草作業はやはり大変です。気長にコツコツと。ニンジンの生育状況は平年並み。あと2か月で収穫期になります。

「大多喜お城まつり」
 14日に大多喜お城まつり見物に出かけました。大多喜までは車で20分程度の距離で、いつも買い物がてらです。この時期になると秋冬野菜の仕込みも一段落して、気持ちに余裕も出ています。昨年まではNHK大河ドラマで本多忠勝役を演じた俳優の藤岡弘さんが武者行列に加わっていたので見物客も多く大変盛り上がっていましたが、今年は地元出身タレントの渡辺正行さんが本多忠勝役。客の少ない静かなお祭りでした。

 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便*をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。  *台風の影響次第で早まる可能性があります。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました。


「夏去り秋めく」 ●● 2018・10・13・686号

●今回の野菜: 春菊、オクラ、サツマイモ、インゲン、短形自然薯、カボチャ、ルッコラ、里芋、 以上8品3,000円
●次週の野菜: オクラ、バターナッツ、サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、カボチャ、春菊、分葱などから。  

*この時期の台風: 最悪のタイミング。秋野菜に打撃。発芽したばかりの野菜は消滅の可能性大。宅配ピンチ。
*ジャガイモ: 春収穫した保存分。芽が動き始めました。芽をかき取り、冷蔵保存すれば長持ちしますが、早目のご利用をおすすめします。うまみが増しています。
*里芋: 夏の高温乾燥で早い時期に枯れたために収量がごくわずか。しかも小粒です。不作。
*短形自然薯: 上部の細い部分は種芋として利用するため、切り取ってお届けします。豊作。

「台風後」
 悪い時期に来た台風24号。強風と塩害で野菜に打撃を与えました。夏野菜を終わらせ、秋野菜を遅れさせました。端境期で苦しむ生産者をあざ笑うかのようです。
 25号通過後、もう台風は来ないであろうという予報を頼りに、秋冬野菜を大量に仕込んでいます。10月になってからは根菜類、青菜類の直播を3回繰り返しました。今ならばまだ年内収穫が可能です。白菜、レタス類の植え付けもしました。9月中旬までに直播したものは台風の影響と虫害で見るも無残な姿です。大根類は虫食いで壊滅状態。葉脈しか残っていません。ラディッシュも同じく。収穫不可能です。残っているのはルッコラ、春菊のみ。
 虫害には強いニンジンも生き残っていますが、昨年のように塩害で生育不良になる可能性があります。また同時に雑草も繁茂。除草作業を始めました。気合を入れないとニンジンも人間も雑草に負けてしまいます。ニンジン除草はこの時期の一大イベントです。そういえば何度も除草ボランティア募集しましたが、17年間で一度だけKさんご夫妻がお越し下さいました。手間がかかる有機ニンジンを栽培する気力がなくなったら畑を去ことになりますが、まだ何とか踏みとどまっています。
 台風前に植え付けたキャベツ、ブロッコリー、コールラビは消滅多数。テレビのニュースで銚子のキャベツが塩害で大打撃を受けたと報じていましたが、アウルファームの畑も同様です。

「農機具など」
 9月に修理点検などしたトラクターと自走式除草機の請求書が届きました。請求額は1か月分の野菜の売上額と同じ。つまり、3か月分の売り上げから経費を差し引いてやっと工面できる額ということになります。道楽農業たる所以です。

お知らせ
 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便*をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。  *台風の影響次第で早まる可能性があります。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました。

また台風 2018・10・6・685号

●今回の野菜: ジャガイモ、オクラ、サツマイモ、ピーマン、短形自然薯、カボチャ、ルッコラ、里芋、 以上8品3,000円 
●次週の野菜: オクラ、バターナッツ、サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、カボチャ、ジャガイモなどから。

*この時期の台風: 最悪のタイミング。秋野菜に打撃。発芽したばかりの野菜は消滅の可能性大。宅配ピンチ。
*ジャガイモ: 春収穫した保存分。芽が動き始めました。芽をかき取り、冷蔵保存すれば長持ちしますが、早目のご利用をおすすめします。うまみが増しています。
*里芋: 夏の高温乾燥で早い時期に枯れたために収量がごくわずか。しかも小粒です。不作。
*短形自然薯: 上部の細い部分は種芋として利用するため、切り取ってお届けします。豊作。

「台風24、25号」
 台風が悪い時期に来ました。9月末から10月上旬は秋野菜の仕込み時期ですから大きな影響が出ています。この時期を逃すと蕪や大根などの根菜類は年内収穫が難しくなります。
 台風24号は強風と塩害で野菜に大打撃を与えました。キュウリ、ナスはあっさり終了。オクラはほとんど倒れ、秋用インゲンも塩害で壊滅。水田の畑は前触れの豪雨だけで冠水しました。発芽したての大根類や小松菜などは双葉状態で水底に。生き延びるか、やり直しか、ただいま観察中。弱った野菜は虫の餌食になりやすく、少しずつ消滅していきます。保険をかける意味で他の場所に再度播きました。
 9月18日に定植したレタス類、キャベツ類約1000株分も傷めつけられました。被覆資材は飛ばされ、ビニールマルチも一部剥されました。コールラビの場所はビニールマルチなし、被覆資材もなしということになりました。活着した苗も傷めつけられると、回復に時間がかかります。生育の速いレタス類も消滅多数かつ生育遅れとなりました。25号が来たらもうダメです。

「端境期」
 端境期は夏野菜の名残と秋野菜の走りを組み合わせて乗り切っていますが、今年は24号で夏野菜が終わり、秋野菜が遅れるという状況になっています。ルッコラは収穫中ですが、同時に播いた春菊の発芽が悪かった上に発芽後の生育も不調。2回目分は好調ですがまだ収穫までには2週間ぐらいかかりそうです。ラディッシュも同様です。天候の影響を受けにくい分葱も発芽しましたが、収穫までにはやはり2週間ぐらい。大根類は発芽までは好調でしたが、虫害で次々消滅中。
 したがって頼りになるのはイモ類とカボチャ類。ただいまイモ類をどんどん掘っています。短形自然薯が良作なのが救いです。

「お知らせ」
 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便*をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。  *台風の影響次第で早まる可能性があります。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました。

「台風困ります」 ●● 2018・9・29・684号

●今回の野菜: キュウリ(最終)、オクラ、サツマイモ、ナス、落花生(最終)、カボチャ、ルッコラ、里芋、 以上8品3,000円 
●次週の野菜: ナス、オクラ、バターナッツ、サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、カボチャ、などから。

*この時期の台風: 最悪のタイミング。直撃の場合、秋野菜壊滅の恐れ。発芽したばかりの野菜は消滅し、仕込み作業もできないという状況になり、宅配ピンチ。
*ジャガイモ: 春収穫した保存分。芽が動き始めました。芽をかき取り、冷蔵保存すれば長持ちしますが、早目のご利用をおすすめします。うまみが増しています。
*里芋: 夏の高温乾燥で早い時期に枯れたために収量がごくわずか。しかも小粒です。不作。
*短形自然薯: 上部の細い部分は種芋として利用するため、切り取ってお届けします。豊作。

「端境期」
  好調だった地這いキュウリもまもなく終了。ナスはまだしばらく行けそう。ピーマン類もわずかに収穫できています。オクラも丈が2mを越え、こちらも終盤。大葉も穂が出ました。落花生も収穫終了。サツマイモ、短形自然薯、里芋が収穫中。端境期用に栽培していた枝豆は虫食いがひどくて出荷できず。鞘は充実したにもかかわらず、試食してみると豆が汚されていて、味も最悪。廃棄処分です。防虫ネットも効果なし。
  夏野菜が終わりつつありますが、秋野菜の一番手のルッコラが収穫開始。キュウリ栽培の支柱を再利用したインゲンの花も咲いて、小さな鞘もでき始めました。大根類の葉も虫食いだらけですが、20pぐらいになっています。気温が低下すればぐんぐん大きくなります。秋野菜が次々に収穫期になるのは10月下旬。端境期から逃れたくてもまだ先が長いですね。

「ニンジン」
 発芽順調。同時に雑草も多数発芽。10月10日ごろから除草作業に取り掛かります。昨年までは7列播種していましたが、今年は減らして4列。除草作業の軽減ねらいもありますが、年内で宅配終了するので、来春分をストックする必要がなくなったためです。

「電柵効果」
 初めて設置した防獣用電気柵。効果がありました。落花生とトウモロコシを獣から守ることができました。これで千葉県特産の茹で落花生用品種おおまさりの栽培を増やせます。落花生は高く売れるので栽培にも力が入ります。しかも種は自家採取。めずらしく利益の出せる品目です。来年は栽培面積を2倍にするつもりです。

「お知らせ」
 2001年5月より続けてまいりました宅配事業を2018年12月28日(金)着便*をもちまして、すべて終了させていただきます。その後は睦沢の道の駅、JA一宮直売所、JA茂原直売所(来春、茂原市六ツ野にオープン予定)などへ気ままに出荷する高齢生産者型有機農業に姿を変えてアウルファームを続けます。
 なお、くれぐれも自分のところだけは送ってもらえるというような、よこしまな考えはお持ちになりませんようお願い申し上げます。長期にわたるご支援ありがとうございました。
*台風被害が甚大の場合は早まります。

「まだ端境期、品薄」 ●● 2018・9・22・683号

●今回の野菜: キュウリ、オクラ、サツマイモ、ナス、落花生、カボチャ、ジャガイモ、バターナッツ(ポタージュ用のカボチャ) 以上8品3,000円 
●次週の野菜: ナス、オクラ、バターナッツ、サツマイモ、里芋、ルッコラ、短形自然薯、カボチャ、落花生、ジャガイモなどから。             

*地這いキュウリ: まもなく終了。
*ジャガイモ: 春収穫した保存分。芽が動き始めました。芽をかき取り、冷蔵保存すれば長持ちしますが、早目のご利用をおすすめします。うまみが増しています。
*里芋: 夏の高温乾燥で早い時期に枯れたために収量がごくわずか。しかも小粒です。不作。
*短形自然薯: 上部の細い部分は種芋として利用するため、切り取ってお届けします。豊作。

「秋野菜いつも通り」
 直播分はこれまでに春菊3回、大根3回、あやめっ娘大根各2回、ルッコラ2回、聖護院大根2回、紅しぐれ大根2回、青長大根、紅心大根、ニンジン、ラディッシュ各1回。いずれも良好な発芽です。発芽後の生育状況も良好です。大根類には早くも虫害が見られますが、食い尽くされるか、生育スピードが勝つか。毎年繰り返されるこの時期の虫対野菜のバトルです。葉は食われて穴だらけになりますが、全滅することはめったにありません。収量に違いは出ますが、収穫まで行けることは確実です。発芽が難しいニンジンも順調に発芽しました。ニンジンは発芽すれば問題なく収穫まで行けます。除草作業がちょっと大変ですが。
 苗の定植も進んでいます。レタス、シャキシャキレタス、グリーンリーフ、サニーレタス、コールラビ、ブロッコリーを定植しました。雨が定期的に降っていますから消滅せずに活着するでしょう。ただいま苗作り中の白菜もあと10日ぐらいで定植します。白菜は防虫ネットで覆っても虫害が激しく良作だったことがありません。
 ネギ、エシャレット、分葱の定植も終わりました。分葱は10月中に収穫予定。ネギは年内収穫予定。エシャレットは来春です。
この後の直播予定は9月中に大根類の4回目、蕪類、小松菜、水菜、ほうれんそうなど、10月上旬に再度。菜花やのらぼう菜も播きます。何回も播いて1回当たれば上等という農業です。

「里芋、サツマイモ、短形自然薯」
 里芋の収穫開始。不作。水やりもしない放任栽培のため天候の影響をまともに受けました。宅配分は足りていますが、直売所の分はなさそうです。味もやや淡白で残念な結果になりました。
 サツマイモは紅はるかが普通作。紅あずまは不作。紅あずまは1回目の苗が病気でキャンセル。10日ばかり遅れてきた2回目の苗を定植しましたが、この苗も今ひとつで、消滅が多く収量もごくわずかになりました。
 短形自然薯の試し掘りをしました。掘ったのは3本だけですが上出来。豊作でしょう。

「ニガウリ」
 猛烈な虫害。食われていないものがなかなか見つかりません。ほとんど捨てています。ニガウリの虫害がこれほどひどいのは初めてです。

「端境期、品薄」 2018・9・15・682号

●今回の野菜: キュウリ、オクラ、サツマイモ、ナス、落花生、カボチャ、ジャガイモ、バターナッツ(ポタージュ用のカボチャ) 以上8品3,000円 
●次週の野菜: キュウリ、ナス、オクラ、バターナッツ、サツマイモ、里芋、カボチャ、落花生、ジャガイモなどから。 

*地這いキュウリ: 地面に接しているため表裏ができます。裏側には日が当たらないため、濃い緑にはなりません。すり傷もつきますが、味は優良です。
*ジャガイモ: 春収穫した保存分。芽が動き始めました。芽をかき取り、冷蔵保存すれば長持ち
しますが、早目のご利用をおすすめします。うまみが増しています。
*落花生: 茹で落花生用早生品種の郷の香(さとのか)が8月4日夜、獣に荒らされました。急遽防獣用電気柵設置。効果があり、その後獣の侵入はありません。郷の香は終了。「おおまさり」収穫中。


「発芽順調」
 9月3日に播いた分が順調に発芽しました。春菊、ルッコラ、大根類についてはほぼ100パーセント。予報が外れ雨のない日々でしたが、10日になってようやく本格的な雨が降りました。発芽しにくいニンジンもこの日の雨で芽が出始めました。
苗作りも順調で、キャベツ、ブロッコリー、コールラビ、レタス類、白菜が発芽済みでキャベツ類は本葉も出てきました。玉ネギも発芽済です。
 今後の直播は、9月中旬のうちに2回目の大根と色物大根の播種。下旬にから10月上旬にかけて、青菜類、蕪類などを大量に播きます。これらはすべて年内収穫予定です。

「成功」
 今年のキュウリの作付けはうまくいきました。3回目までは支柱栽培でまずまずの収量でした。4回目から6回目までは地這い栽培で、予想以上の出来。台風などの強い風を想定して地這い栽培にしたのが功を奏しました。品種選定も当たりました。キュウリが品薄のようですが、地這い栽培の成功で若干余裕あり。世間ではキュウリ価格が高騰しているようなので、直売所でもいつもよりは高めの価格にしていますが、飛ぶように売れています。業者の買いあさりもあるそうです。

「ふるさと納税返礼品」
 8月から少しずつ出荷しているJA一宮直売所。徐々に売れ行きが良くなってきました。この直売所は大きな集荷場の一角にあるので、農産品は豊富にあり、一宮町のふるさと納税返礼品を担っているようです。うれしいことに9月の返礼品にアウルファームのオクラ、ナス、ニガウリが使われました。有機JAS認定取得野菜の力でしょうか。はたまた、千葉県の市町村は全般に返礼品が豪華すぎるということで、返礼品内容見直し中のためでしょうか?単価が低いので好都合らしい。

「いいニュース」
 今週は全米オープンテニスで優勝した大坂なおみ選手の話題で持ちきりでした。明らかに新旧交代の時期が来ました。大阪選手のプレー内容は相手を圧倒していましたし、プレー態度も立派でした。力の衰えはどのアスリートにも訪れますが、引き際は大事です。過去の輝かしい成績を台無しにしないように美しくあっさりと去りましょう。といっても稼げるうちは稼ぐでしょうから、ぼろぼろになるまで頑張りそうです。見世物ですから毎回醜悪なバトルを見たいものです。楽しみですね。

「気温低下まもなく」 2018・9・8・681号

●今回の野菜: キュウリ、オクラ、ニガウリ、ナス、モロヘイヤ、落花生、ジャガイモ、バターナッツ(ポタージュ用のカボチャ) 以上8品3,000円 
●次週の野菜: キュウリ、ナス、ニガウリ、オクラ、バターナッツ、サツマイモ、カボチャ、モロヘイヤ、落花生、ジャガイモなどから。

*地這いキュウリ: 地面に接しているため表裏ができます。裏側には日が当たらないため、濃い緑にはなりません。すり傷もつきますが、味は優良です。
*ジャガイモ: 春収穫した保存分。芽が動き始めました。芽をかき取り、冷蔵保存すれば長持ちしますが、早目のご利用をおすすめします。うまみが増しています。
*落花生: 茹で落花生用早生品種の郷の香(さとのか)が8月4日夜、獣に荒らされました。急遽防獣用電気柵設置。効果があり、その後獣の侵入はありません。郷の香は終了。「おおまさり」収穫中。

「種まき開始」
 暑い日々が続いていますが、3日に秋野菜の1回目の種まきをしました。春菊、ルッコラ、聖護院大根、大根、あやめっ娘大根、ニンジンなど。大根類には虫除けに春菊の種を混ぜて播きました。運が良ければ収穫まで行けるでしょう。今回播いた分では春菊とニンジンは多分収穫まで行けますが、大根類、ルッコラは微妙です。1回目がダメな場合を想定して10日ぐらい後に2回目を播きます。
 小松菜、ほうれん草、水菜、蕪類、ラディッシュなどは9月下旬になってから播種。この時期は虫害と台風被害を想定した種蒔きを繰り返します。いつものように、何回か播いて1回当たれば上等という、効率とは無縁の野菜作りです。
 一方で苗作りも進行中です。シャキシャキレタス、グリーンリーフ、サニー、コールラビ、ブロッコリー、キャベツ、玉ネギの育苗中。まもなく白菜の育苗も始めます。60日物で短期決戦を挑みます。白菜は良作だったことがありませんが、今年もギャンブルします。

「週間天気予報」
 直播をする場合は週間天気予報を参考にしていますが、これが毎日コロコロ変わるので困ります。台風21号がらみで週間天気予報には傘マークが4個ついていたので3日に直播を決行しました。しかし、一夜明けてみると傘マークは消滅。ニンジンがピンチです。ニンジンは種蒔き後1週間程度水分がたっぷり必要です。したがって予報通りならばやり直し?まあ、再度傘マークがつくこともあろうかと楽観していますが、もう少し確かな予報が出せないものでしょうか?

「足がつる」
 スポーツ中に足がつることは何度もありましたが、畑仕事でもよくあります。特に耕耘後の柔らかい畑に直播する場合は結構な距離を歩くことになり、鍛え方が足りない足の筋肉がついていけません。直播した日は夜中に足がつって目を覚ますことがあります。今回も3日の直播の夜、左足がつりました。地下足袋で作業すべきところを歩きづらい長靴ですから、当然の結果ですね。
 猛暑続きで疲労も溜まってきました。何より気力の維持が難しいですね。週間予報では爽やかな秋がすぐそこらしい。

「残暑終了か?」 2018・9・1・680号

●今回の野菜: キュウリ、オクラ、ニガウリ、ナス、モロヘイヤ、落花生、ジャガイモ、バターナッツ(ポタージュ用のカボチャ) 以上8品3,000円 
●次週の野菜: ナス、ピーマン類、コリンキー、ニガウリ、オクラ、バターナッツカボチャ、モロヘイヤ、落花生、ジャガイモなどから

*地這いキュウリ: 地面に接しているため表裏ができます。裏側には日が当たらないため、濃い緑にはなりません。味は優良です。
*ミニトマト: 梅雨明け後の猛暑のおかげで病気が止まり、新たに咲いた花が玉になり、ミニトマト収穫中ですがごく少量。まもなく終了。
*落花生: 茹で落花生用早生品種の郷の香(さとのか)が4日夜、獣に荒らされました。急遽防獣用電気柵設置。効果があり、その後獣の侵入はありません。郷の香は終了。「おおまさり」収穫開始。


「夏野菜の作柄」
 豊作そうに見えた地域の米が高温障害で不稔のものが多く、不作だそうです。収量が平年比1割程度少ないそうです。アウルファームの夏野菜ではインゲンが高温障害で凶作になりました。7回播種して、まともに収穫できたのは3回目播種分まで。もともと高温期は収量が落ちますが、今年は全く収穫できない状況になっています。ピーマン類も不作です。ナスは枝の切り戻しのタイミングが良かったためか、まずまずの成績です。キュウリは支柱栽培、地這い栽培ともに普通作。雨がもう少し降れば良作でした。カボチャ類も普通作。ニガウリは雨が少なくやや不作。大葉も不作。モロヘイヤ、オクラは高温でも元気に良作です。
トマトは早い時期に病気になり不作でした。マクワウリは2回目分のみ良作。ズッキーニは1回目のみ普通作。2回目は不作。3回目はほとんど収穫できず。したがってズッキーニは天候の影響をまともに受けて不作という結果でした。

「秋野菜仕込み」
 1回目の肥料撒きをしました。ニンジン、春菊、レタス類などの準備です。しかし、天気予報が外れ雨はぱらつく程度しか降らず、雨乞い中。9月第1週は降りそうですが、大型台風らしい。
 残暑が厳しい日々ですが、レタス類、キャベツ類の苗作りはしています。高温期なので、虫害対策に夜間は室内にいれて冷房。なかなか面倒です。

「ネギ、分葱、エシャレット」
 ネギ苗はできあがり、いつでも植え付けできます。分葱とエシャレットは球根ですから、こちらも準備OKです。ネギは専用の畝立て機で大きな溝を掘り、そこに手作業で肥料を撒き定植します。分葱、エシャレットは浅い溝を作ってあとはネギと同じ。いずれも定植後の除草作業をできるだけ少なくするために9月10日頃に定植します。

「サツマイモ、落花生」
 サツマイモは紅あずまと紅はるかを栽培しています。今年は紅あずまの苗が10日ほど遅れたために早生だというのにまだ収穫できませんが、定植が例年通りだった中生の紅はるかは収穫できる状態になりました。茹で落花生用大粒種おおまさりの収穫開始。1株当たりの収量は昨年の6割程度。厳しい天候が影響したようです。やや不作。 

「再び猛暑」 2018・8・25・679号


●今回の野菜: キュウリ、オクラ、ニガウリ、ナス、モロヘイヤ、コリンキー、ジャンボピーマン、バターナッツ(ポタージュ用のカボチャ) 以上8品3,000円 
●次週の野菜: キュウリ、ナス、ピーマン類、コリンキー、ニガウリ、オクラ、バターナッツ、カボチャ、モロヘイヤ、などから。
             
*地這いキュウリ: 地面に接しているため表裏ができます。裏側には日が当たらないため、濃い緑にはなりません。味は優良です。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト: 梅雨明け後の猛暑のおかげで病気が止まり、新たに咲いた花が玉になり、中玉とミニと大玉が収穫中ですがごく少量。
*落花生: 茹で落花生用早生品種の郷の香(さとのか)が4日夜、獣に荒らされました。急遽防獣用電気柵設置。まだ中身の充実が不十分な状態で、やむなく収穫開始。電気柵効果があり、その後獣の侵入はありません。郷の香は終了。9月に「おおまさり」を予定。

「秋野菜仕込み開始」
 猛暑がぶり返しました。日中の作業はまだ危険な高温状態ですが、耕耘はできます。整備工場入りして好調なトラクターを動かして畑をきれいにしました。あとは肥料撒きをして準備完了になります。秋冬は大根や蕪、小松菜などのアブラナ科野菜が中心になるため、虫との闘いです。8月中にはとても種蒔きできません。
 直播物ではニンジンが最初。マルチ張りをして8月下旬から9月上旬にかけての雨が多そうなタイミングを見計らって播きます。ニンジンは発芽が難しい野菜で、発芽まではたっぷりの水分が必要です。青菜類では春菊、ルッコラが早い時期に播いても何とか物になります。小松菜などは9月中旬になってから播種します。これまでの経験を生かして野菜ごとに播種時期を決めていますが、年ごとに結果に違いが出るため、何回も播いて保険をかけます。
 苗作りも暑さのため見合わせてきましたが、先伸ばしにも限度があります。レタス類、キャベツ類など、年内収穫目指してギャンブル開始です。しかし、秋野菜の発芽適温は25℃程度。猛暑下で発芽するのでしょうか?

「小田原MARZOなど」
 約15年間の付き合いのイタリアン、小田原MARZOが今年いっぱいで閉店することになりました。
イタリアンのシェフは体力勝負の仕事で、オーナーシェフの体にあちこちガタが来たそうです。また、厳しい仕事なので子供たちにも継がせたくないし、奥様もそろそろ解放されたいとのことで決断されたようです。箱根の帰りには必ず立ち寄った美味しくて居心地のいいイタリアンがなくなるのは残念です。閉店までには一度伺いたいと思っています。
 アウルファームの農場主も寄る年波と激しい気象に翻弄され、かなり疲れてきました。今年のような猛暑続きでは気持ちが維持できなくなっています。お客様が待っているので何とか頑張っていますが、待たれることが重荷にもなってきました。また、品目数を揃えるために有機農業には向かない野菜も栽培しなければならないというのも負担に感じています。アウルファームの宅配も終わりを決める時期がすぐそこまで来たようです。健康維持のために野菜作りは続けますが、いつでも休める直売所出荷に舵を切ることになります。

「猛暑終了か?」 2018・8・11・678号

●今回の野菜: キュウリ、オクラ、ニガウリ、ナス、モロヘイヤ、マクワウリ、落花生、バターナッツ(ポタージュ用のカボチャです)  以上、8品目 3,000円 

●次週の野菜: キュウリ、ナス、ピーマン類、コリンキー、マクワウリ、ニガウリ、オクラ、バターナッツ、カボチャ、モロヘイヤ、などから。   

*台風13号: 被害は軽微。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト: 梅雨明け後の猛暑のおかげで病気が止まり、新たに咲いた花が玉になり、中玉とミニと大玉が収穫中ですが少量。
*落花生: 茹で落花生用早生品種の郷の香(さとのか)が4日夜、獣に荒らされました。急遽防獣用電気柵設置。まだ中身の充実が不十分ですが、やむなく収穫開始。電気柵効果があり、その後獣の侵入はありません。

「端境期近し」
 猛暑中は日中の作業はできません。午後4時でもまだ暑く、外へ出るのがためらわれる日々です。台風13号による直接の被害は軽微でしたが、通過後猛暑がぶり返しました。
これだけ暑いと、夏野菜から秋野菜への受け渡しがうまくできるのかどうか不安になります。今後確実に収穫できるのは、落花生、サツマイモ、里芋、地這いキュウリ、秋ナス、短形自然薯ぐらいしかありません。9月に入るとニンジン、青菜類、蕪類、大根類などの種まきをしますが、毎年、高温と虫害で消滅を繰り返しています。そういう状況で秋冬野菜の仕込みをするのは大変リスクが大きく、何回も播いて1回当たれば上等ということになります。端境期が間もなくですが、ストレスの多い嫌な季節です。
 10月になると、夏野菜の名残と秋野菜の走りで何とか辻褄合わせをすることになりますが、秋野菜の仕込みのタイミングに苦労します。苗作りも同様です。こんな状況で野菜が揃うのか?この数年、気象状況の悪化が顕著です。

「電気柵効果」
 設置後2週間になります。落花生畑はその後も電気柵の外側までは獣の足跡がついていますが、侵入の形跡はなし。効果ありです。トウモロコシ畑でも同様。
 獣さえ防げれば、千葉県特産の落花生は増産できます。道の駅でも高く売れる品物ですから来年からは種の自家採取量を増やして生産量を2倍以上にするつもりです。人気商品を増やすのはごく当然の話ですね。一方、トウモロコシは虫害や強風による倒伏などもあり、増産はしません。

「お盆休み」
 睦沢は観光地ではなく、道の駅にも大きな集客力があるわけでもないため、客が激増することはありません。いつもの週末程度の客数です。お盆休み中は睦沢へ里帰りしている人たちによる地味な賑わいです。お盆期間中限定で人口が増えるわけです。

「JA一宮直売所」
 一宮地区は施設栽培が盛んで、トマト、メロンなどが生産されています。またこの時期は梨も加わり、大型トラックでどんどん市場に運ばれていきます。その大きな集荷場の一角にある地味な直売所ですが、それなりに売れます。今秋オープンの茂原の直売所出荷が本格化する前にお試しで少量出荷をしています。自宅のパソコンでその日の売り上げ状況が把握できるのがいいですね。

「台風13号房総沖通過」 2018・8・11・677号

●今回の野菜: ミニトマト、オクラ、ニガウリ、ナス、中玉トマト、マクワウリ、落花生、バターナッツ(ポタージュ用のカボチャです)  以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: ナス、ピーマン類、コリンキー、マクワウリ、ニガウリ、中玉トマト、落花生(郷の香)、バターナッツ、カボチャ、オクラ、モロヘイヤ、ミニトマトなどから。
             
*台風13号: 被害は軽微。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト: 梅雨明け後の猛暑のおかげで病気が止まり、新たに咲いた花が玉になり、中玉とミニと大玉が収穫中ですが少量。
*落花生: 茹で落花生用早生品種の郷の香(さとのか)が4日夜、獣に荒らされました。急遽防獣用電気柵設置。まだ中身の充実が不十分ですが、やむなく一部収穫開始。

「台風13号被害軽微」
 台風13号が九十九里沖を北上しました。睦沢町は台風の西側になったため、暴風雨警報は出たものの河川の氾濫もなく畑も被害は軽微でした。また、海水による塩害もありませんでした。とはいえ雨風ともに強く、トウモロコシが再度倒伏。しかし直接の被害は他にはなくほっとしました。
 この数年、激しい気象の連続で露地栽培がやりにくくなってきました。たまには天候に恵まれてみたいものです。

「防獣用電気柵」
 これまでは獣による食害は大目に見てきましたが、目に余るものがあるため、落花生とトウモロコシの周囲を電気柵で囲みました。それぞれ100m。どちらも夜間のみ通電するようにセットしました。スイッチONにすると断続的に高圧電流が流れる仕組みです。設置してまだ数日ですが、獣の侵入はありません。効いているようです。トウモロコシは2週間程度、落花生は2か月程度獣の侵入を防いでいただきたい。
しかし、せっかく設置したのに台風13号。トウモロコシは倒れ電気柵にもたれかかってしまいました。が、すぐに直しました。ただいま、2か所の防獣用電気柵は順調に稼働しています。なお、設置費用は1セット僅か2万円。これで野菜を守れるならば安いものです、

「トラクター」
 定期点検とオイル関係の漏れなどでドック入り。茨城空港近くの小美玉市に営業所があるため、大型トラックでの搬送になります。運ぶだけでも往復で54,000円。諸々でおそらく30円万ぐらいの請求書が届きます。この額になると野菜で支払うのは無理になります。いつも通りポケットマネーです。という訳で経営は道楽農業ということになります。

「箱罠」
 アライグマやハクビシンは外来有害獣ということで県でも捕獲を進めていますが、個体数はなかなか減らないようです。数日前にも交通事故にあったアライグマを見ました。また、箱罠で捕獲した話もよく聞きます。
 お隣ではリンゴを餌にアライグマを捕獲して桃を守ったそうですから、アウルファームでも落花生を狙う獣の捕獲を試みています。リンゴ入り箱罠をけもの道に設置しましたが、今のところ避けられています。ただ、何が入るかは分かりません。過去には猫ばかりで、意味なしでした。

「続猛暑」 2018・8・4・676号

●今回の野菜: ミニトマト、オクラ、カボチャ、ナス、中玉トマト、マクワウリ、キュウリ、ニガウリ  以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: ナス、キュウリ、ピーマン類、コリンキー、マクワウリ、ニガウリ、落花生(郷の香)、バターナッツ、カボチャ、オクラ、モロヘイヤ、ミニトマトなどから。
            
*ナス、ピーマン: 切り戻し中。再生後に期待。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト: 梅雨明け後の猛暑のおかげで病気が止まり、新たに咲いた花が玉になり、色がついてきました。中玉とミニ: 収穫中。大玉トマトも回復中ですが、多くは期待できません。台風12号被害は軽微。
*落花生: 茹で落花生用早生品種の郷の香(さとのか)の収穫開始まであと10日。

「台風12号被害軽微」
 台風による目立った被害はトウモロコシの倒伏。すべての株を起こして根元を踏みつけて安定させました。昨年までならそのまま放置したところですが、今年は電気柵セットを購入し、獣から守るつもりなのでそうはいきません。手間をかけました。
 畑は雨がなく砂漠状態でしたから今回の台風は恵みの雨をもたらしたことになります。瀕死だったキュウリやナスなどの夏野菜が息を吹き返しました。枯れ上がりが早かったカボチャ類も少し元気が出ました。落花生も勢いがつきました。実が充実する時期ですからいい台風でした。
 今回の台風被害はトウモロコシのほかに地這いキュウリが数株強風で折れて死滅したのと短形自然薯の支柱が一部ひしゃげた程度。被害は軽微でした。

「猛暑で」
 暑すぎて畑に出られる時間は朝夕のみ。この時期はそれほど作業が多いわけでもないので、日中は無理せず室内で過ごしています。今年は猛暑期間が長く肉体疲労も蓄積してきました。当然気力も低下しています。
 ただいまオートモアや刈り払い機での除草作業が滞っていますが、なかなかやる気が出ません。毎日の収穫作業も汗だくです。この時期はオクラやブルベリーなどなど、収穫に時間のかかるものばかり。収穫出荷がストレスになっています。しかも対策はとっているにもかかわらず、毎日何か所も蚊に刺されています。

「不思議な植物」
 落花生は不思議です。花が咲いたあと、子房が伸びて棒状になり、それが地面に突き刺さり、その先端に落花生ができます。栽培するまでは知らずにいました。もともと野菜作りは趣味の延長ですから、ほとんど知識ゼロ状態でした。千葉県特産の落花生は美味しい上に栽培も楽しい野菜です。まもなく郷の香(小粒、早生)から収穫開始です。

「稲刈り、夏祭り」
 稲穂が頭を垂れています。8月第一週の週末はあちこちで稲刈りが始まります。早生種の「房こがね」もコシヒカリも同様に稔っています。高温のためか生育は早いようです。
 7月末には台風の影響で縮小した茂原の七夕祭り、8月最初の週末は一宮海岸花火大会と睦沢町盆踊りがあります。夏のイベントが次々ですが、外に出る気がしません。

「猛暑台風猛暑」 2018・7・28・675号

●今回の野菜: ピーマン、オクラ、カボチャ、ナス、中玉トマト、コリンキー、キュウリ、ニガウリ  以上、8品目 3,000円 

●次週の野菜: ナス、キュウリ、ピーマン、甘長とうがらし、コリンキー、大葉、バターナッツ、カボチャ、オクラ、モロヘイヤ、ミニトマトなどから。             

*ナス、ピーマン: 雨なしが続き、小さい物しか収穫できない状態です。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト: 梅雨明け後の猛暑のおかげで病気が止まり、新たに咲いた花が玉になり、色がついてきました。中玉とミニが収穫中。大玉トマト: 回復中ですが、多くは期待できません。台風12号が心配です。
*落花生: 茹で落花生用早生品種の郷の香(さとのか)の収穫期まであと2週間。

「雨なしのち台風」
 畑は砂漠になりました。雨がなく夏野菜たちにも元気がありません。ピーマン類、ナス、キュウリが水を欲しがっていますが、定植後間もないキュウリや播種直後のインゲンの水やりで精いっぱい。広い畑全てに水やりすることは不可能です。
こういう状況になると、水田が力を発揮します。水田転用畑のオクラ、ニガウリ、里芋は元気です。水分過多で困ることが多い水田もこの時期だけはありがたい畑になります。しかし、台風が来れば事態は一変します。大きな台風が来れば、水田は池になり、凶作になります。台風12号嫌ですね。
 8月中旬から収穫が始まる早生の落花生(郷の香)は元気に子房柄を地面に突き刺していますが、雨なしでは実入りが悪くなります。今のところ獣害もなく順調。暴風雨でなければ豊作でしょう。

「トウモロコシ」
 注文しておいた電気柵セットが届きました。地上10pと25pぐらいのところに電線を張るために、周囲をきれいに耕耘しました。電線が草に触れると電流が逃げてしまうので準備が大切です。トウモロコシの収穫期まであと2週間ぐらいですから、8月10日ぐらいまでには設置します。しかし、耕耘した後に早くも獣の足跡が。偵察に来たようです。箱罠を先に設置しておきましょう。

「サツマイモ」
 今年は前作の肥料のみで栽培しています。弦の伸びる勢いがこれまでよりも穏やかですが、お隣のサツマイモ名人に比べるとまだ勢いがありすぎるようです。まあ、肥料不足ということはなさそうなので一安心です。また、サツマイモ生育期間は昨年よりは雨も降ったので、豊作かもしれません。あと1か月で結論が出ます。

「いただき物」
 畑のお隣さんから桃をいただきました。毎年アライグマやハクビシンの被害にあっていましたが、今年は箱罠にアライグマがかかり、被害なし。豊作のようです。たくさんいただいたので、一部はシロップ煮にしてお返し。獣害さえなければ、美味しい桃ができます。
 他のご近所さんからもいろいろいただきます。夏はビワ、イチジク、ミョウガ、プラムなど。蜂蜜もいただきます。25日には勝浦沖で釣ったばかりのカツオをいただきました。


「酷 暑」 2018・7・21・674号

●今週の野菜: ピーマン、オクラ、カボチャ、ナス、インゲン、コリンキー、キュウリ、ニガウリ  以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: ナス、キュウリ、ピーマン、甘長とうがらし、コリンキー、大葉、バターナッツ、カボチャ、オクラ、モロヘイヤ、ミニトマトなどから。 

*ナス、ピーマン  雨なしが続き、小さい物しか収穫できない状態です。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト  梅雨明け後の猛暑のおかげで病気が止まり、新たに咲いた花が玉になり、色がついてきました。中玉とミニの収穫がまもなくですが、収穫量は少ないでしょう。大玉はまだ先が見えません。


「高温乾燥で」
 1回目のキュウリが終わったので、枯れた弦をきれいに片付け、そのキュウリ支柱を再利用して5回目の弦ありインゲンを播きました。といっても土に水分も肥料分もありませんから、肥料を手で撒き、播種後たっぷり水やりもしました。毎年繰り返している作業です。今年の天候では何回も水やりが必要でしょう。7月5日に定植した4回目のキュウリにも、同日播いた枝豆にも複数回水やりしました。5回目のキュウリの苗も出来上がってきましたが、砂漠状態の畑には植え付けにくく、定植はしばらく先になります。雨乞い中。

「オクラかインゲンか」
 宅配中心の栽培では、多品目を揃えるために効率は後回しになりがちです。ただいま収穫中のオクラとインゲンを比べてみると、インゲンは割が合わない品目だと思い知らされます。インゲンを途切れさせないためには弦あり種を年間7回、弦なし種を5回播種します。しかも弦あり種は支柱も必要です。いずれのインゲンも収穫期間は短く、いいものが収穫できるのは2週間程度。虫害も多く、選別にも時間がかかります。
一方、オクラは苗を作って定植すれば3カ月以上収穫期が続きます。支柱も不要。インゲンほど虫害はなく、良品率も高い上に、一袋に入れる本数も圧倒的に少なくて済みます。直売所での人気もオクラの方が上です。手間がかからず、良品率が高く、収穫期が長く、人気もあるということで、オクラの作付けを増やすべきだという結論になります。しかし、収穫作業はしゃがみ姿勢が多く、時間もかかり,楽ではありません。その上、葉の中に分け入って収穫するため、服の上からでも痒くなります。痛し痒しというところですね。

「2回目のカボチャ」
 高温乾燥が続き、玉が熟す前に葉が枯れ上がりました。2回目の大玉種は残念な結果です。3回目分は地力のある場所を使ったためか、今のところ勢いがあります。いずれにしても雨が必要です。睦沢は夕立もありません。

「一段落」
畑の片づけが一段落しました。猛暑の中、無理せず少しずつ春野菜やソラマメで使用した畑のビニールマルチを片付け、きれいに耕耘しました。ほっと一息ですが、トラクターで耕耘しても水分は出てきません。畑は砂漠状態です。あとは雨を待って、肥料を撒けば準備完了になりますが、その作業は8月になってからになります。

「厳しい猛暑」 2018・7・14・673号

●今回の野菜: ピーマン、オクラ、カボチャ、ナス、ニンニク、コリンキー、キュウリ、ニンジン  以上、8品目 3,000円
●次週の野菜: ニンジン、ナス、キュウリ、ピーマン、甘長とうがらし、コリンキー、大葉、バターナッツ、カボチャ、オクラ、モロヘイヤなどから。
             
*カボチャ: 6月28日収穫。デンプンの糖化に10日かかります。もう食べられます。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト: 梅雨入り後、壊滅的疫病発生。絶望的。梅雨明け後、病気が止まりましたが、これまでにできていた玉はほぼ全滅。中玉とミニのほんの一部のみ生き残った可能性がありますが、壊滅的状況に変わりありません。

「猛暑生活」
 猛暑。これだけ暑いと日中の作業は危険なので避けています。朝収穫は4時頃から8時まで。道の駅に野菜を搬入して9時30分ごろから朝食。朝食後は昼寝休憩。気温によっては昼過ぎから畑に出ますが、今週は午後3時過ぎから。それでもまだ高温で、きつい状況です。夕方6時過ぎぐらいからようやく働ける気温になります。
 ただいま春野菜やソラマメの畑を片づけ中。ビニールマルチを剥がしています。長期間畑に張りっぱなしだったために草が結構邪魔をします。オートモアで除草して、マルチの片側をトラクターで耕耘し、もう片側をスコップで剥がします。トラクターが半分仕事をしてくれるので助かります。
 それにしてもこの猛暑何とかならないものか。さすがにやる気が出ません。食欲も減退中。畑もカラカラ状態になり、野菜たちも猛暑生活を強いられています。唯一、水田転用の畑のみ程よい湿り気があり、オクラが元気よく育っています。

「秋の準備」 
 いつも通り、在庫確認して秋の種を発注しました。カタログを見ながら発注しますが、今年もオレンジカリフラワーの種が不作で種苗会社でも品不足。結局手に入らず、秋の栽培は見送りです。というようなことが種や種芋については良く起こります。自然相手の難しさですね。
 種の発注は終わりましたが、畑の準備や苗作りはこれからです。海の日の連休後、鴨川温泉で一泊予定。ワンコも泊まれるかんぽの宿です。気分転換してから秋の準備を進めます。

「トウモロコシ」
 毎年小動物の餌となっているトウモロコシですが、複数の人から小動物用の電気柵が効くという話を聞き、試すつもりになりました。お盆のころの収穫目指して栽培中ですから、8月に入ったら設置してみましょう。うまくいけば、人気の一品目を確保できることになりますから、やってみない手はありません。一式発注しました。

「農協組合員」
 まさかの農協組合員になりました。今秋に出来る茂原(六ツ野)の新しい直売所に出荷するためです。組合員とそうでない人の手数料に5パーセントの差があるので、組合員にならざるを得ないわけです。
 今秋は茂原の農協直売所が新設、来秋は睦沢の新しい道の駅が温泉付きでオープン。直売所の状況が一変します。よく売れる直売所になってほしいですね。

「猛暑一服、雨わずか」 2018・7・7・672号

●今回の野菜: インゲン(つるあり種)、ピーマン、ニンニク、カボチャ、ナス、マクワウリ、キュウリ、ニンジン 以上、8品目 3,000円
●次週の野菜: ニンジン、キャベツ、ナス、キュウリ、ピーマン、コリンキー、インゲン、大葉、バターナッツ、カボチャなどから。             

*カボチャ: 6月28日収穫。デンプンの糖化に10日かかります。もう食べられます。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト: 梅雨入り後、壊滅的疫病発生。絶望的。梅雨明け後、病気が止まりましたが、これまでにできていた玉はほぼ全滅。中玉とミニのほんの一部のみ生き残った可能性がありますが、壊滅的状況に変わりありません。

「野菜と猛暑」
 しばらく続いた猛暑でトマトの疫病が一時的に止まり、中玉とミニが少々収穫できています。大玉種は壊滅状態のままです。一方、好調だったズッキーニの収穫が突然激減。強風にあおられて、株が折れたのが主な原因ですが、高温乾燥によるところも大きいと思われます。トマトが生き延びると、ズッキーニが死ぬという、いつも通りの畑の状況になっています。経験則通り、トマトとズッキーニが両方良いということはなかなかありません。
キュウリ、インゲンも強風で傷みましたが、それほど大きな被害はなく、好調を維持しています。
キュウリは現在2回目分中心に収穫中ですが、3回目分も収穫が始まりました。4回目以降分は台風シーズンを考慮し、地這いで栽培します。
夏野菜は極端な高温乾燥には弱いため、このところの戻り梅雨のような天候は歓迎できます。ナスもピーマン類もウリ科もインゲンも人間も猛暑一服で一息ついています。

「マルチ片づけ」
 春野菜やソラマメで使用した畑の片づけをしなければなりません。約40mのビニールマルチを15本程度。スコップで剥します。高温期にはキツイ作業です。梅雨明け後の猛暑ではとてもやる気になれません。かといって涼しくなるのを待つわけにも行きません。秋野菜の畑の準備をしておく必要があります。覚悟を決めてやるしかありません。生分解マルチが有機JASで使えないのがつらいところです。

「食欲」
 胃腸は強い方で食欲がないということはめったありませんが、猛暑が続くと、朝の収穫作業のあとの朝食が少食になってしまいます。まず手が伸びるのがヨーグルト、キュウリの浅漬け、冷奴など。主食のごはんは茶碗半分の量を干物や納豆で何とか食べます。猛暑が続くと食欲減退。毎年繰り返しています。涼しくなれば、食べ過ぎに戻ります。 

「ヌートリア?」
 ネズミのような、カピバラのような、主に西日本で農作物に被害を与えている害獣。千葉県ではそれほど数がいないはずですが、先日、水田除草作業中に目撃。大型のドブネズミという感じです。本当にヌートリアなのか?水辺の土手などに穴を掘って定住するそうです。その穴が堤防決壊の一因にもなっているというのですから放置できません。しかし、捕獲が繁殖に間に合わず、個体数は増加傾向だそうです。南アメリカが故郷のヌートリア。アライグマ同様、特定外来生物に指定されています。1939年、毛皮目的で導入され、それが飼育放棄され、野生化したそうです。 


●今回の野菜: インゲン(つるあり種)、ピーマン、コリンキー、じゃがいも、ナス、ズッキーニ、キュウリ、新ニンジン  以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: ニンジン、キャベツ、新じゃが、ナス、ズッキーニ、キュウリ、ピーマン、コリンキー、インゲン、大葉、バターナッツ、カボチャなどから。
             
*つるなしインゲン:  つるあり種よりもやや硬めです。茹で時間は長めに。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト:  梅雨入り後、壊滅的疫病発生。絶望的。梅雨明け後、病気が止まりましたが、これまでにできていた玉はほぼ全滅。中玉とミニのほんの一部のみ生き残った可能性がありますが、壊滅的状況に変わりありません。

「夏野菜たち」
 夏の主役トマトが壊滅的疫病にかかり、主役を失った今年の夏は厳しい状況に追い込まれました。といってもトマト豊作はめったにないので想定内とも言えますが、精神的ダメージは小さくありません。今年の梅雨でも大雨で水田が池になり、大葉の色も急激に悪くなりました。この時の雨がトマトにも決定的なダメージを与えました。大葉はその後回復中ですが、トマトは絶望的です。
ズッキーニ、キュウリは普通作。ナス、ピーマンも徐々に良くなってきました。高温が続き、夏野菜にようやく勢いが出てきました。時期を遅らせて育苗した甘長とうがらし、ジャンボピーマンも花が咲き始めています。
高温期の葉物モロヘイヤも元気です。 ニガウリの弦も伸び始めました。弦ありと弦なしインゲンも交互に収穫できています。オクラも背丈が30pぐらいになり、あと2週間で収穫期になります。
カボチャ、バターナッツの収穫を始めました。晴天になり太陽が出ると、大玉種のカボチャが日焼けで傷んでしまうため、やや早めの収穫です。あと1週間ぐらい畑に置いて完熟させたいところですが、追熟で補っています。収穫期になるとカボチャの葉が枯れてきて、大玉種が露出するため、枯れた葉でカボチャを隠す作業もしますが、完全には日焼け防止できません。すでに数個やられました。それでも大玉種は大きさも揃い良作。バターナッツはやや小粒でした。

「直売所」
 睦沢町の「つどいの郷」での売れ行きが徐々に良くなってきました。どんどん採れる夏野菜もさばけるようになりました。固定客が多くなったようです。いつも買っています、というカフェなどからのメールも届くようになりました。来年秋ごろには新しい道の駅も完成予定。さらに売り上げアップとなれば、野菜作りへの意欲も増すというものです。
 今年の秋には茂原に農協の新しい直売所ができます。人口の多い地域で、睦沢からも近い場所なので生産者登録申請しました。平日の売り上げが期待できます。新しい道の駅も農協直売所もメールで売り上げ状況が把握できるため仕事がしやすくなります。

「高齢化、宅配便料金」
 宅配会員の高齢化が進み、今後は会員数の減少傾向が続くと思われます。そんな時期に新たな販路が加わるのは好都合です。昨年の宅急便料金値上げはアウルファームでは50%という大幅なものでした。箱の中身は低価格で嵩張るため、サイズ通りの宅配便料金では負担が大きすぎます。値上げ後、飲食店の購入頻度が落ちています。

「過湿な日々」 2018・6・23・670号

●今回の野菜: インゲン(つるあり種)、ピーマン、キャベツ、じゃがいも、ナス、ズッキーニ、キュウリ、新ニンジン  以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: ニンジン、キャベツ、新じゃが、ナス、ズッキーニ、キュウリ、ピーマン、コリンキー、インゲン、大葉、などから。
             
*つるなしインゲン: つるあり種よりもやや硬めです。茹で時間は長めに。
*トマト、中玉トマト、ミニトマト: 梅雨入り後、壊滅的疫病発生。絶望的。
*玉ネギ(小):  乾燥が不十分です。冷蔵庫に保存し、早めにご利用ください。

「トマト、今年も」
 梅雨入り後、日照不足と低温過湿でトマトに疫病が発生しました。大玉トマトはほぼ壊滅状態。中玉やミニにも広がっています。玉が出来上がった時期に湿度の高い状態が続くと被害が大きくなります。真夏日があれば収穫が始まっていたはずですが、天候は思いとは逆。低温傾向のままでした。
 今後、梅雨明けが早まり、高温が続けば病気が止まる可能性もありますが、今後のことは分かりません。少量収穫できていた中玉トマトの収穫も停止に追い込まれました。
 壊滅的疫病の発生中ですが、オオタバコガの幼虫対策に甘い砂糖水を大型のぺットボトルに入れてトマト支柱にぶら下げました。オオタバコガをおびき寄せます。例年、結構な数の蛾がペットボトルに飛び込みます。効果ありです。

「カボチャ」
 1回目定植のカボチャ大玉種がゴロゴロ。あと10日ぐらいで収穫期です。バターナッツもたくさんできています。こちらもあと10日ぐらい。大玉種は3種類、ミニカボチャ1種類、それにバターナッツの計5種類を栽培中。
 カボチャは収穫から10日ほどでデンプンの糖化が進みます。したがって1回目定植分は7月中旬に食べ頃になります。高齢の方でカボチャは戦時中に一生分食べたからもう食べたくないという方もいらっしゃいます。歴史ですね。しかし、当時とは異なり、利用法も広がっています。案外好きになることもあるかもしれませんよ。

「落花生除草」
 落花生の花が咲き始めたため、ビニールマルチをはがしました。同時に除草作業も念入りにしました。落花生畑には20日現在で雑草はありません。また生えてきますが、また除草をします。そうこうするうち落花生の株が大きく成長して地面を覆います。早生種の収穫期まであと2か月。大粒種は3か月です。

「地 震」
 先日大阪で大きな地震がありました。房総でもその数日前に、直下型の地震がありました。スロースリップ現象が房総半島周辺で起こっているそうです。一宮で震度4、睦沢で震度3が立て続けに2回。アウルファームは一宮と睦沢の境界付近。直下型の衝撃でした。震源もまさに直下でした。ちょっと気になるのが井戸。数日間、井戸水の出が悪くなりました。現在、水量は回復してきましたが、まだ不安定です。

「梅雨本格化」 2018・6・16・669号

●今回の野菜:  インゲン(つるなし種)、ピーマン、キャベツ、じゃがいも、ナス、ズッキーニ、キュウリ、新ニンジン  以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜:  玉ネギ、ニンジン、キャベツ、新じゃが、ナス、ズッキーニ、キュウリ、ピーマン、コリンキー、インゲン、大葉、中玉トマトなどから。
             
*ソラマメ:      終了。また来年。
*つるなしインゲン:  つるあり種よりもやや硬めです。茹で時間は長めに。
*トマト、中玉トマト: 12日に初物収穫。まだごく少量で生産者の口に。真夏日があれば、一気に収穫期になりますが、梅雨入り後病気も出てきました。
*玉ネギ(小):    乾燥が不十分です。冷蔵庫に保存し、早めにご利用ください。

「夏野菜たち」
 梅雨入り後の降り方次第のトマト。今のところ壊滅的病気の発生はありませんが、今後どうなるかは分かりません。オオタバコガの幼虫もトマトを狙っています。今年は甘い砂糖水をペットボトルに入れてトマト支柱にぶら下げ、オオタバコガをおびき寄せます。昨年は被害が出てから設置したために、せっかくのトマトがかなり餌食になりました。
 トマトと中玉トマトの第一果房の玉は出来上がり、あとは色づくのを待つのみ。気温が30度を越える日があれば本格的に収穫できそうです。キュウリ、ナス、ピーマンは順調に育ち、すでに宅配品目になりました。ズッキーニは1回目分がピークを過ぎ、まもなく2回目定植分が収穫の中心になります。ズッキーニは計3回定植してあります。夏に欠かせない大葉も収穫できるようになりました。5月17日に定植したオクラは背丈がまだ20p程度。収穫開始は1か月後です。
 落花生も順調で、花が咲き始めました。ビニールマルチをはがす時期です。早生種の郷の香は2か月後に収穫期になります。大粒種のおおまさりはそこからさらに1か月後。今のところ順調に育っています。

「収穫作業」
 夏野菜の収穫は骨が折れます。ズッキーニは覗き込む姿勢での収穫ですから腰が痛くなります。キュウリも初期は下の方に実がつきますから、しゃがんで覗き込んで収穫します。その姿勢でにじって行くので、ひざ、腰に負担がかかります。つる無しインゲンも同様、しかも数が多いため、時間もかかります。ピーマン、コリンキー、ナスも楽な姿勢では収穫できません。
 収穫の喜びという言葉がありますが、いいものができればそういう気分にもなります。しかし、数時間に及ぶ毎朝の収穫作業は身体的苦痛も伴います。4月の宅配開始からまだ2カ月半ですが、すぐに朝が来るなあ、という気分になって来ました。

「サクランボ」
 山形、小山田農園のサクランボの季節が巡ってまいりました。ただいま収穫のピークです。今年も贈り物に使わせていただきます。
〒999-3521 山形県西村山郡河北町田井8−1 TEL・FAX 0237−72−6062(小山田紀儀) 

「焼き菓子」
 オープンしたての世田谷区尾山台3−34−1、1Fの焼き菓子店「Piccole gioie」。アウルファームのニンジン、ソラマメ使用。お近くの方は是非お立ち寄りください。大井町線尾山台駅近です。

「空梅雨希望」 2018・6・9・668号

●今回の野菜: インゲン(つるなし種)、玉ネギ、キャベツ、新じゃが、ピーマン、ズッキーニ、キュウリ、新ニンジン  以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: 玉ネギ、ニンジン、大根、キャベツ、新じゃが、ナス、ズッキーニ、キュウリ、ピーマン、コリンキー、インゲン、大葉などから。
             
*ソラマメ:     出荷も終了。また来年。
*つるなしインゲン: つるあり種よりもやや硬めです。茹で時間は長めに。
*新じゃが:     収穫終了。梅雨入り前に掘り上げました。
*玉ネギ:      乾燥が不十分です。冷蔵庫に保存し、早めにご利用ください。

「気になる降り方」
 収穫出荷、夏野菜の仕込み、除草、整枝管理などで追われ続けていますが、まもなく夏野菜の仕込みが一巡し、一服感が出ます。といっても仕込み作業が減るだけで、できた余裕は春野菜の畑の片づけ作業に振り向けられます。したがって、忙しさに変わりはありません。
 トマトの整枝、紐管理も3回目まで終了し、あと1回。4回目が終わるとまもなく収穫期になります。ここまでは順調な生育状況でしたが、この先が問題です。梅雨入り後の降り方がトマトの出来を左右します。今年もいつも通り空梅雨を強く希望します。トマトが良ければ他の野菜は不作でも構いません。というより他の野菜は雨がなくても壊滅するようなことはありません。
空梅雨希望ですが、長期予報では雨が多いそうです。トマトに適した天候は日本では難しいようです。

「GAP」
 野菜に履歴書をつけて品質保証する制度。これに取り組まなければ、環境保全型農業の助成金は出ないそうです。この忙しい時期にGAP(Good Agricultural Practice)制度講習会のお知らせ。すでに有機JASで実施していることを3時間半も我慢して受講せよとおっしゃる。 助成金といっても、なくてもいい程度の金額なので不参加のつもりでしたが、少額でも税金を取り返すために一応参加し、助成金取得の権利を得ました。相変わらず、空気が読めない行政と付き合うのは骨が折れます。東京オリンピック向けの付け焼刃のGAP制度、広まるわけがありません。行政は仕事をしている振りが上手です。広まるはずがないことを広める方向で動いているということでしょうか。税金だけでも取り戻すべく農業者も賢く振舞わねば。
 オリンピックでは第三者機関の認定のない農産物は使用できないという規則になっているそうです。今のままだと東京オリンピックでは輸入品に頼ることになります。それでよろしいと思います。もともと放置してきたことをオリンピックだから、という浅はかさ。嘆かわしい限りです。

「サクランボ」
 山形、小山田農園のサクランボの季節が巡ってまいりました。6月16日頃がピークになります。今年も贈り物に使わせていただきます。
〒999-3521 山形県西村山郡河北町田井8−1 TEL・FAX 0237−72−6062(小山田紀儀)
 
「焼き菓子」
 オープンしたての世田谷区尾山台3−34−1、1Fの焼き菓子店「Piccole gioie」。アウルファームのニンジン、ソラマメ使用。お近くの方は是非お立ち寄りください。大井町線尾山台駅近です。

「梅雨近し 2018・6・2・667号

●今回の野菜: インゲン、玉ネギ、キャベツ、新じゃが、大根、ズッキーニ、ブロッコリー、新ニンジン  以上、8品目 3,000円 

●次週の野菜: リーフレタス、玉ネギ、ニンジン、大根、ソラマメ、コールラビ、キャベツ、新ジャガ、ズッキーニ、キュウリ、ピーマン、コリンキー、インゲンなどから。
             
*ソラマメ: 収穫終了。出荷もあとわずか。
*つる無しインゲン: つるあり種よりもやや硬めです。茹で時間は長めに。
*新じゃが: 収穫終了。梅雨入り前に掘り上げました。
*玉ネギ: 乾燥が不十分です。冷蔵庫に保存し、早めにご利用ください。

「繁忙期まだ続く」
 ソラマメ、スナックエンドウの収穫が終了し、他の作業に時間を振り分けられる状況になりました。今週は5本目のキュウリ支柱を仕上げ、キュウリ定植とインゲン直播をしました。合間に3回目のズッキーニ、2回目のジャンボピーマンも定植。ズッキーニは今年度最終です。ラディッシュ、ルッコラ、小松菜も直播。これが前半最終。梅雨時の収穫を目指します。
 6月上旬には育苗中のカボチャ類の定植をします。畑がいい状態のときに肥料撒き、耕耘、マルチ張りをして、カボチャ4種を植え付けます。お盆の頃を目指してトウモロコシも播きますが、毎年小獣の餌食になっています。いつもあと数日で収穫というところで食べられてしまいます。
 除草作業にも追われています。オートモア、刈り払い機、引っ掻き用具、手などを駆使して奮闘中です。高温期の除草作業はエンドレスです。トマトの整枝作業も同様です。2回目が終了したところですが、もう3回目が待っています。トマトの玉は直径5p程度に育ってきています。梅雨が本格化する前に収穫開始と行きたいところです。ミニトマトも今のところ順調です。
ニンニクを半分収穫しました。残念な結果です。出来は昨年並み。房総に来てからの成績は芳しくありません。植え付け時期を遅らせたりしていますが、青森のようにはいきません。

「夏野菜」
夏の果菜類の時期が近づきました。ズッキーニが少々収穫でき、キュウリ、ピーマンの1番果も収穫中。ナスも1番果が大きくなり始めています。宅配品目になるにはまだしばらくかかりますが、今年はやや早めです。
コリンキーの小さな実もできています。放任栽培ですから1番果は充実しませんが、小さめながらまもなく収穫。6月は夏の主役たちが次々登場します。ブルーベリーもたくさんの実をつけています。大粒にするには摘果が必要ですが放任しています。花の時点で間引くのが良いそうですが、今年もまた放任。それでも収穫量は徐々に増えています。木が大きく育ったら摘果も考えましょう。

「サクランボ」
 山形、小山田農園のサクランボの季節が巡ってまいりました。例年6月中旬頃がピークになります。今年も贈り物に使わせていただきます。
〒999-3521 山形県西村山郡河北町田井8−1 TEL・FAX 0237−72−6062(小山田紀儀) 

「焼き菓子」
 オープンしたての世田谷区尾山台3−34−1、1Fの焼き菓子店「Piccole gioie」。アウルファームのニンジン、ソラマメ使用。お近くの方は是非お立ち寄りください。大井町線尾山台駅近です。

「蒸してきました」 2018・5・26・666号 

●今回の野菜: ソラマメ、玉ネギ、キャベツ、新じゃが、大根、ズッキーニ、コールラビ、新ニンジン  以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: レタス、リーフレタス、玉ネギ、蕪、日野菜、ニンジン、大根、ソラマメ、コールラビ、キャベツ、ブロッコリー、新ジャガ、ズッキーニなどから。             

*スナックエンドウ:  終了。
*ソラマメ:      そろそろ終了が近づき、鞘が小さく外皮が汚れてきました。
*春のキャベツ類:   冬越し分は不作。春に定植した分は普通作。
*新じゃが:      収穫開始。普通作。
*玉ネギ:        乾燥が不十分です。冷蔵庫に保存し、早めにご利用ください。

「続続超繁忙期」
 ソラマメ収穫のピークは過ぎ、ただいまジャガイモの収穫中。土が乾燥している梅雨入り前に収穫を終えるべく暑い日中に作業しています。日焼けはするし、体重は減るし、疲労はどんどん蓄積するし、という状況です。
 ズッキーニの花も咲き始めました。最初は雌花ばかりで、受粉ができず、異形果ばかりできてしまいます。1番果から1週間ほど経過し、雄花と雌花が揃ってきました。ミツバチもいますが、筆による人工授粉もして、充実した実を作ります。まもなく収穫期です。
 1回目のキュウリの整枝をしましたが、今年はウリハムシが大量発生しています。庭で育苗中のキュウリやカボチャやズッキーニにもたかっています。幼苗のうちから害虫が葉を食べ散らかしています。当然、育ちにも影響します。
 ニガウリ、オクラの定植も終了。インゲンもつるあり種、つるなし種ともに3回目まで直播終了。
きついサツマイモの畝立て完了後、苗の植え付けも終了。現在トマトの整枝作業中。こちらはほぼエンドレス。一巡してもすぐにまた最初からになります。

「落花生」
 人気の茹で落花生用品種を2種類直播。ほぼ完ぺきに発芽しました。鳥害は2粒のみ。おそらくキジバトです。カラスは防鳥糸を警戒して近寄りません。播種中には様子を見に来てカーカー鳴いていましたが、テグスが張られたのを見てあきらめた様です。無事発芽したので、あとは収穫時の小獣による食害がどうなるか。秋に結論が出ます。落花生栽培は暑い時期を越えるので、除草作業が大変です。気を抜くとあっという間に草に覆われてしまいます。こまめな除草が必要になります。

「サツマイモ」
 24日に植え付け終了。早生の紅あずまと中生の紅はるか計1000本。早生は9月上旬収穫予定。今年は前作の残った肥料分で栽培します。初めてなのでやや不安あり。
 サツマイモは徳川吉宗の時代の享保の大飢饉を機に、青木昆陽が幕張と九十九里で試験栽培に取り組み、好結果を得て関東一円に栽培が広がったという歴史があります。もともと千葉県は栽培適地な訳です。近隣の農家でも家庭菜園でもサツマイモはみんな作っています

「暑い日、増す」 2018・5・19・665号 

●今回の野菜: ソラマメ、玉ネギ、レタス、新じゃが、大根、ブロッコリー、コールラビ、新ニンジン  以上、8品目 3,000円
●次週の野菜: レタス、リーフレタス、新玉ネギ、あやめ雪、蕪、日野菜、ニンジン、大根、ソラマメ、コールラビ、キャベツ、ブロッコリー、新ジャガ、ズッキーニなどから。

*スナックエンドウ: 終了。
*ソラマメ: 今年は豊作!収穫出荷が大変。消費にご協力ください。
*春のキャベツ類: 冬越し分は不作。春に定植した分は普通作。
*新じゃが: 収穫開始。最初は小粒です。
*玉ネギ: 早生種で長期保存は難しいです。冷蔵庫に保存し、早めにご利用ください。

「続超繁忙期」
 ソラマメ収穫の嵐が続き、今週も他の作業が圧迫されています。この時期は夏野菜の仕込み、除草、トマトやキュウリ、ピーマン、ナスなどの整枝作業、多品目にわたる収穫出荷。追われっぱなしの状況が続いています。収穫が始まると1日たりとも休めないズッキーニの花も咲き始めました。今のところ雌花ばかりですから、すぐに収穫期にはなりませんが、例年より早まりそうです。
 水分が大量に欲しいニガウリとオクラは、毎年水田転用の畑に作付けしていますが、今年も低気圧通過のたびに大荒れで、水分量が多すぎてトラクターが入れるタイミングが限られています。14日(月)の雨のあと、数日あけて木曜日に肥料撒き、耕耘、マルチ張り、支柱作り。ここまで終われば後は苗を植え付けるだけ。一安心です。オクラもニガウリも苗は出来上がり順番待ち状態です。水田転用の畑は里芋、オクラ、ニガウリなど南方系の高温多湿好みの品目の栽培専用になっています。
 ニガウリ、オクラの定植が終われば、次はサツマイモの植え付け。こちらは手作業で畝立てをするのでキツイ肉体労働になります。苗が24日に届きます。


「鳥対策」
 落花生を守るために防鳥糸を張りましたが、キジバトらしき小さな足跡がビニールマルチの上についています。カラスは利口ですから防鳥糸に警戒感を示しますが、他の鳥たちはカラスに比べれば鈍感のようです。発芽が始まり、種が持ち上がってくると食べられてしまう危険があります。防鳥糸をさらに密に張って、カラス以外の鳥たちも進入禁止にしなければなりません。発芽時期は鳥害、収穫時期はハクビシンなどの小獣害。美味しいものは敵が多いですね。

「ゴルフ日本選手権」
 5月10日から4日間、睦沢町の房総カントリークラブで日本選手権が行われました。周辺の駐車可能な場所は臨時駐車場になり、そこから小湊鉄道のシャトルバスで会場へ。ですから町中車だらけ。期間中、道の駅も賑わうのかと思ったら、意外と静か。野菜生産者がそれほどゴルフに興味がないのと同様にゴルフ好きの方たちはそれほど野菜に興味はないようです。結局、このイベントでは、ゴルフ見学者たちが道の駅のトイレに立ち寄る程度の効果がありました。

「寒暖差大」 2018・5・12・664号 

●今回の野菜: ソラマメ、スナックエンドウ、玉ネギ、ミニカリフラワー(オレンジ)大根、リーフレタス、コールラビ、シャキシャキレタス 以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: ルッコラ、レタス、リーフレタス、新玉ネギ、味美菜、水菜、わさび菜、スナックエンドウ、あやめ雪、蕪、日野菜、大根、ソラマメ、コールラビ、オレンジカリフラワー、キャベツ、ブロッコリー、新ジャガなどから。

*スナックエンドウ: 終盤に入りました。
*ソラマメ: 今年は豊作!収穫が大変。消費にご協力ください。
*春のキャベツ類: 冬越し分は不作。春に定植した分は普通作。
*新じゃが: まもなく収穫開始。最初は小粒です。
*新玉ネギ: 冷蔵庫に保存し、早めにご利用ください。

「超繁忙期」
 高温傾向が続き、連休中からソラマメの収穫が始まったため、この時期の作業が圧迫されています。通常は5月10日ごろから収穫ですから、連休中はのんびり仕込み作業や除草などができますが、今年は手間がかかるソラマメの収穫に時間を奪われ、追われっぱなしの状況が続いています。作付け量を増やした上に豊作ですから、2人で取り掛かっても大変時間がかかります。
そのために他の作業に無理がかかります。先日は一気に大量すぎるビニールマルチ張りをし、足での土寄せもしたために、ついに太ももとその裏が同時にけいれんする始末。やり過ぎたようです。年齢に見合った量に抑えるべきでした。
というように作業は目白押し、雑草は伸びるし、収穫出荷は多量だし、という超繁忙期です。

「整枝作業」
 1回目のトマトが整枝作業の時期です。脇芽を欠いて、紐で支柱に沿わせます。10日毎にこれを繰り返し、6月中旬からの収穫に備えます。全体で約500本のトマトをそれぞれ4回ずつ。収穫が始まってからは放任します。キュウリも伸びてきました。トマトほど面倒ではありませんが、弦が地べたを這う前にネットへ誘引します。キュウリはひもで縛らなくてもネットに絡みついていくので誘引作業にそれほど手間はかかりません。昨年からサカタのずーっととれるという品種を使用。ずーっとはとれませんが、他の品種よりはやや長く取れるようです。
 ナス、ピーマンも整枝をします。放任すると枝葉が混みあってしまうので枝を2〜3本にします。カボチャも西洋系は親弦を摘心しますが、省力のため放任可能な品種を使用しています。

「房総人気質」
 房総がもともと阿波から移住してきた人たちの麻栽培から発展した土地であることや紀州の人たちによって漁法が伝えられて漁業が発展したという歴史があるためか、他の地域から移り住む人たちにとっては居心地のいい場所になっています。房総の人たちはよそ者にやさしい傾向があるように感じられます。県知事も東京都大田区、池上線蓮沼駅近くの出身で私と同郷です。
 畑でもよく話しかけられます。野菜作りについてあれこれ聞かれることもたびたびです。人なつっこくて開放的な感じがあります。一方、山国では作業を遠巻きに眺めてはひそひそという雰囲気でしたね。 

「夏日多し」 2018・5・5・663号 

●今回の野菜: ソラマメ、スナックエンドウ、玉ネギ、キャベツ(小)、レタス、大根、エシャレット(最終)、コールラビ   以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: ルッコラ、レタス、リーフレタス、新玉ネギ、味美菜、水菜、わさび菜、ラディッシュ、スナックエンドウ、あやめ雪、蕪、日野菜、大根、ソラマメ、コールラビなどから。 

*スナックエンドウ:最盛期を過ぎました。
*ソラマメ: 初期は若鞘のうちに収穫しています。茹で時間は極短く!
*春の蕪類: 今年もお肌が荒れています。
*新玉ネギ: 冷蔵庫に保存し、早めにご利用ください。


「生育順調ですが」
 高温傾向が続き、野菜たちは例年よりも生育スピードが速く、通常は5月中旬から収穫するソラマメが4月末に収穫開始。2週間早い。スタートが早かったスナックエンドウの収穫はすでにピークを過ぎました。ブルーベリーの実も膨らんできました。春に定植したキャベツ類もまもなく収穫期。コールラビが1番に収穫開始になりました。
2回目の水菜や味美菜も収穫期になりました。春物はあっという間に育ちます。2回目と3回目のレタス類がぐんぐん育ち同時収穫になってしまいそうです。それはだぶつきを意味します。
 カボチャ類も順調ですが、こちらはまだまだ時間がかかります。キュウリも伸び始めましたが、収穫までにあと1か月はかかります。夏の果菜類は積算温度が足りる必要があるのでそう簡単にはいきません。トップを切るズッキーニが例年6月初めです。
トマト支柱作りが終了したので大玉トマト、ミニトマトを約500株すべて定植しました。トマトが終わると一旦やれやれとなりますが、作業は目白押し。毎日追われ続けています。

「分葱球根」
 分葱栽培では球根が大量に増えるため、翌年分を確保しても残りが出ます。これまでは廃棄していましたが、漬けると美味しいと知り、挑戦。生では少々辛みがきついですが、甘酢で漬ければ美味しい一品になるようです。ただ、この忙しい時期に、洗って皮をむく作業は時間がかかりすぎます。とりあえず1回は漬けてみましょう。

「連休中の作業」
 夏野菜の苗が次々出来上がってきました。2回目のキュウリもあと数日で植え付けのタイミングです。カボチャやズッキーニも順番待ち状態。落花生も播かねばなりません。さらにタカノツメの鉢上げも。連休中にビニールマルチを何本も張り、キュウリ支柱を作り、落花生直播などなど
 しかも現在収穫物多数。とりわけスナックエンドウとソラマメは時間がかかります。仕込み、収穫出荷、除草作業など、とにかく時間が足りない日々が続きます。

「いただき物」
 お隣の畑のサクランボをたくさんいただきました。小粒ですから、果実酒にします。サクランボも半月早いそうです。そういえば山形のサクランボはどうなのか?例年は6月中旬ですが、今年は早まるかもしれませんね。

ゴールデンウイーク突入 2018・4・28・662号 

●今回の野菜: スナックエンドウ、玉ネギ、小松菜、かぶとあやめ雪、レタス、リーフレタス、エシャレット、日野菜蕪   以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: ルッコラ、レタス、リーフレタス、エシャレット、新玉ネギ、味美菜、水菜、わさび菜、スナックエンドウ、あやめ雪、蕪、日野菜、早どり大根、ソラマメ、コールラビなどから。 
            
*スナックエンドウが早くも最盛期。ソラマメもまもなく。
*冬越しキャベツ類は不作。春に定植した分はまずまず。

「夏野菜定植など」
 トマト支柱作りが半分終了したので1回目の大玉トマト、ミニトマトを定植しました。ナス、ピーマンも同時に定植。これまでにキュウリ、大玉カボチャ、ズッキーニ、コリンキー、バターナッツ、マクワウリの定植も終えました。これで夏野菜の中心になるものは畑に揃ったことになります。
 2回目の夏野菜の苗作りも同時に進めています。オクラも1600粒播種して苗作りに入りました。例年より早く植え付けた短形自然薯は早くも弦を伸ばし始めました。畑の様子が夏っぽくなってきました。ブルーベリーの花もたくさん咲いています。

「落花生」
 連休後半には落花生の種まきです。今年も早生品種の郷の香と中生の大粒種おおまさりを栽培します。いずれも茹で落花生用の人気品種です。落花生は獣たちがねらっているので、栽培場所を吟味する必要があります。また、種を播くとすぐにカラスが食べてしまうので、テグスを張って防ぎます。べたがけ資材では防げません。昨年も一部食べ散らかされました。
 獣が出にくいのは道路沿いですが、道路には電線があり、そこで群れるカラスが落花生の種まきを高みの見物。毎年カーカー情報交換しています。

「ソラマメ、ジャガイモ」
これまでにない早さで鞘が充実してきました。見た目では立派なソラマメです。が、触ってみるとまだ中身はスカスカ状態。とはいえ収穫期まで秒読みの段階まできています。例年より10日は早くなりそうです。昨年は5月10日に収穫開始しました。
 人類を飢えから救うといわれるジャガイモは、種イモの植え付けから2か月ちょっとで収穫できます。主食になるものでこれだけ短期間で収穫可能になるものはジャガイモぐらいです。今年の植え付けは3月4日。連休明けには新ジャガの収穫ができそうです。そして梅雨入り前には収穫を終える予定です。

「有機JAS年次監査」
 4月19日に2017年分の監査が無事終了しました。書類関係も圃場関係も問題なし。2か月ぐらいかけて少しずつ書類を整えた割に現場での監査はあっけなく終了。今年度はJAS法の変更がなかったことやアウルファームの栽培状況に変化がなかったこと、また周囲の環境にも変化がなかったことが影響したようです。おかげさまで監査担当の方からは、「有機JASの認定作業であちこち出かけていますが、アウルファームの環境と雰囲気は最高です」という感想をいただきました。何だかうれしい気持ちになりますね。

「高温傾向の春」 2018・4・21・661号

●今回の野菜: スナックエンドウ、ネギ、味美菜、かぶとあやめ雪、小松菜、リーフレタス、エシャレット、日野菜かぶ   以上、8品目 3,000円 
●次週の野菜: ネギ、ルッコラ、レタス、リーフレタス、エシャレット、小松菜、新玉ネギ、味美菜、水菜、わさび菜、葉大根、コーラルリーフ、スナックエンドウ、あやめ雪、蕪、日野菜などから・・・
             
*スナックエンドウが10日ぐらい早い。
*冬越しキャベツ類は不作。春に定植した分はまずまず。

「作業中」
 トマト支柱作りに入りました。野菜作りで最も手間暇かかる作業です。しかも梅雨入り以降の降り方でその年の出来が決定するというお天気任せのトマト。手間が報われるといいのですが。一昨年は5月の台風で打撃を受け、昨年は8月の悪天候で疫病にかかり、10月の台風でとどめを刺されました。トマトの有機露地栽培は精神衛生上、大変よろしくありません。それでも運を頼りに今年も栽培に励みます。支柱ができ次第、大玉トマトとミニトマトを植え付けます。

「苗作り、整枝など」
1回目分のキュウリやカボチャ類の植え付けは済ませ、2回目の夏野菜の苗作り中です。ナスやピーマン類も最低2回は苗作りをします。1回だけで夏を乗り切るのはちょっと不安です。もっとも、何度も仕込むのは夏野菜に限ったことではありませんが。保険のためにだぶつき覚悟で仕込んでいます。効率の悪い話です。
ソラマメが早まりそうです。すでに生育の良い鞘は10pぐらい。この調子では4月中に収穫開始できるかもしれません。急遽摘心中です。ソラマメを充実させるために生長点を切除する作業です。この作業の時期はいつも手で直に触れるのが憚られるほどのアブラムシがびっしりついている株が結構ありますが、今年はほんの数株のみ。一見良さそうな話ではありますが、天候がどうかなっているのではないかと、不安もよぎります。
スナックエンドウが例年より10日早く収穫が始まりましたが、ソラマメも同様になりそうです。しかし、始まりが早ければ終わりも早いわけですから、次の野菜をしっかり準備しなければなりません。一応、つるなしインゲンの播種回数を増やしています。

「蕪類」
 春の蕪類は秋冬に比べなかなか綺麗にできません。もともと低温好みの野菜ですから、気温が乱高下する春は条件がよくありません。しかも気温上昇に伴い虫たちの活動も活発になりますから、きれいに出来上がる確率は大変低いことになります。それでも運よくいいものができることもあります。今年はどうなのか?まもなく結論が出ます。

「低気圧のたび」
 低気圧が通過するたびに強風が吹き荒れます。春は風の季節ですから普通なのでしょうが、ここ数年は特に荒れ方が激しいと感じています。1.5mぐらいに伸びたスナックエンドウは風にあおられ折れてしまうので紐を張り、がっちり保護します。風対策も手間がかかります。放任のソラマメは結構倒伏しました。ブロッコリーなどは被覆資材で保護しています。

「暑かったり寒かったり」 2018・4・14・660号

●今回の野菜: 短形自然薯、ネギ、ルッコラ、ラディッシュ、葉大根、リーフレタス、エシャレット、小松菜 以上、8品目 3,000円 

●次週の野菜: 短形自然薯、ネギ、ルッコラ、リーフレタス、エシャレット、小松菜、味美菜、水菜、わさび菜、葉大根、コーラルリーフ、スナックエンドウなどから、
             
*根菜類は保存していた物です。
*春野菜が揃ってきました。


「作業はかどる」
 今年の春は晴天が多いため、作業が停滞することもなく早すぎるくらいのペースで進んでいます。定植後の苗たちも直播した青菜類も順調に育ち、出荷可能な野菜の品目数も増えてきました。まだ葉物中心ですが、蕪類も根元が膨らみ始めています。
 大根も間引き中ですが随分大きくなってきました。あと1か月ぐらいで早どりサイズになりそうです。ニンジンは2回目分の除草まで終えましたが、まだ丈が8p程度。収穫期は2か月後ぐらい。
 約1200個の里芋の植え付けが終わり、ほっと一息。今週は1回目分のキュウリ支柱も作りました。遅霜の恐れがなくなる4月下旬に苗を定植します。早すぎると霜注意報が出て慌てて保温資材で被覆することになります。何度も経験済みです。ズッキーニの苗もまもなく定植適期。こちらも慌てずにキュウリと同じ時期に植えつけます。畑の準備はできています。
 キュウリ支柱の次はいよいよトマト支柱に取り掛かります。支柱作りとしては最も時間がかかる作業です。しかも最もリスキーなトマトですから気分は複雑です。

「ソラマメ、スナックエンドウ」
 5月の主役。順調です。スナックエンドウは丈が1m20pぐらいに育ち、花も大量に咲いています。一番に咲いた花たちはすでに鞘になり愛犬のごちそうになっています。最初の鞘は大きくなりませんからいつも自家消費です。地面から60pを超えたあたりからの鞘が出荷用になります。あと1週間ぐらいで収穫出荷できそうです。
 ソラマメもぐんぐん伸びています。果房が8段目まで来ました。10段目までで摘心し、鞘の生育を促します。4月下旬摘心、5月10日頃から収穫予定。毎晩のおつまみ、楽しみです。若どりしたものは皮ごと、完熟したものは皮をむいていただいています。愛犬はどちらも皮ごと食べます。
 今年は5月の主役たちの栽培量を4割ほど増やしました。収穫が大変になりそうです。うれしい悲鳴を上げたいですね。

「いただきもの」
春の恵みのタケノコは数回いただき、大いに楽しんでいます。睦沢町では筍が沢山とれるので、この時期は道の駅にも大量に出ています。が、残念なことに平日は大量に売れ残ります。それもそのはず、地元の人はわざわざ購入することはありません。売れるのは土日だけです。
蕗も何度もいただきます。お隣の畑でいい蕗ができます。こちらも春のごちそうです。一声かければもらえます。いいお隣さんですね。
海の幸も良くいただきます。先日は勝浦産天然わかめをたくさん。肉厚な高級品です。畑仲間の親類が勝浦の漁師で漁業権を持っているそうです。いい畑仲間です。

「4月1日着便から宅配再開」 2018・4・7・659号

●今回の野菜: 短形自然薯、ネギ、ルッコラ、ラディッシュ、葉大根リーフレタス、エシャレット、小松菜 以上、8品目 3,000円 

●次週の野菜: 短形自然薯、ネギ、ルッコラ、リーフレタス、ラディッシュ、エシャレット、小松菜、味美菜、水菜、わさび菜、葉大根などから、
             
*根菜類は保存していた物です。
*青菜類がまだ小さめです。
*キジのつがいが現れました。巣作り開始の雰囲気。

「高温な春」
 1か月ぐらい早く初夏がやってきました。畑の野菜たちも早いペースで育っています。スナックエンドウの背丈は1mを超え、花も大量に咲いています。どうみても1週間は早い。収穫が本格化するのは通常4月下旬ですが今年は早まりそうです。小さな鞘も見えてきました。
 2月下旬に定植したレタス類や同時に直播したラディッシュ、葉大根が収穫期になりました。ルッコラ、味美菜、小松菜、水菜、わさび菜も、あと数日で普通サイズに。蕪類も2週間後ぐらいには収穫できそうです。
 5月中旬収穫予定のソラマメもこのところの高温で一気に生育が進みました。春風を受けて60p程に伸びたソラマメの株が揺れる様はいいものです。今年は風薫る4月になっています。こちらも早めに収穫できそうですね。
 一方でネギ坊主ができ始めています。1本ネギはまもなく終了し、分けつネギの収穫に移ります。こちらはトウ立ちが遅い品種です。ネギなどのように低温好みの野菜たちはこの時期には子孫を残す活動に入ります。冬越しアブラナ科野菜の畑もすっかり菜の花畑になり、全て耕耘して片付けました。

「仕込み次々」
 今週は2回目のキャベツ類やレタス類の定植と2回目の青菜類、蕪類、1回目のつるなしインゲンの直播をしました。また、気温が高いので例年より2週間早く短形自然薯の植え付けも終えました。種イモが1本140円もしますから、完全に発芽してもらわなければ困ります。
 3月4日に植え付けたジャガイモが順調です。5月下旬には新ジャガをお届けできそうです。
 ただいま里芋の植え付け中。6日に肥料撒き耕耘をしてマルチも張り、植え付け開始しました。里芋終了後はキュウリ支柱を作り、下旬には苗を定植します。いよいよ夏野菜です。キュウリの1回目が終わったところでトマト支柱作りに入ります。忙しくなってきました。

「ずらしても追いつく」
 レタス類などの春物は気温の低い時期から初夏にかけて、仕込みを3週間程度ずらして数回に分けていますが、春は気温の上昇が一定ではないために、あとから播いた分が追い付くということが良くあります。今年のレタス類は苗作りで追いつき、定植後にも追いつき、ずらした意味がない状況になっています。結果、だぶついてしまいます。

「タケノコ」
 近隣の方から毎年タケノコをいただきます。睦沢産と大多喜産。鮮度が命ですからすぐに茹でていただきます。春の恵みですね。

「4月1日着便より宅配再開」 2018・3・31・658号

●今回の野菜: 短形自然薯、ネギ、ほうれん草、ルッコラ、分葱、ニンジン、リーフレタス、エシャレット、 以上、8品目 3000円 
●次週の野菜: 短形自然薯、ネギ、分葱、ルッコラ、リーフレタス、ラディッシュ、エシャレット、小松菜、葉大根などから、
             
*根菜類は保存しいていた物です。
*3月5日、ウグイス初鳴き。昨年は2月27日でした。
*3月29日 桜満開。

「今シーズンも始まりました」
 現在収穫できる野菜の品目数はまだ不十分ですが、今後の野菜たちの生育を見込んで予定通り4月1日着便から宅配再開いたします。
昨年の台風21号以来、野菜の生育は思わしくない状態が続きましたが、この時期目指して仕込んでおいた冬越し野菜や、2月に仕込んだ野菜たちが育ってきました。品目数も徐々に増えていくと思われます。
 例年、春先から初夏にかけては天候の影響が多少はあるものの、概ね良作になる傾向です。現在の畑の様子では春物から初夏物までは問題なさそうです。梅雨入り後については台風を含め、雨の量に左右されることになります。今年も雨に弱いトマトにはハラハラさせられそうです。

「定植、直播、育苗」
 今年になってから定植した苗はキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、コールラビ、レタス、シャキシャキレタス、エンダイブ、グリーンリーフレタス、レッドリーフレタス。直播したものは、ラディッシュ、ルッコラ、水菜、小松菜、味美菜、コーラルリーフ、わさび菜、蕪、あやめ雪、日野菜、ニンジン、大根など。
 現在育苗中の野菜は、ナス、ピーマン類、トマト、ミニトマト、キュウリ、マクワウリ、カボチャ、ミニカボチャ、バターナッツ、コリンキー、姫とうがん、キャベツ類、レタス類、ネギなど。
 3月4日に植え付けたジャガイモが24日に発芽開始しました。5月20日頃に新ジャガ収穫予定です。その頃はソラマメ、スナックエンドウも最盛期。

「肥料撒き、支柱作り」
4月上旬にキャベツ類、レタス類の2回目の定植、青菜類、蕪類の2回目の直播を終えると、肥料撒き耕耘後、キュウリやトマトの支柱作り作業に入ります。筋肉痛を伴う力仕事です。この辺りから体重減少期が始まります。今年も5s以上の減量を目指します。
「お花見スポット」
 房総ではどこでもお花見ができますが、今年は房総カントリークラブの桜のトンネルを楽しんできました。ゴルフはやりませんが、無料で花見をさせていただきました。この時期には花見客用の臨時駐車場に出店もできて結構賑わいます。
 近隣では茂原公園や一宮川沿い、瑞沢川沿いなどあちこちにお花見スポットがありますが、わざわざ出かけなくても犬の散歩がてらで十分楽しめます。

「4月1日着便より宅配再開」「臨時便8号」
2018・3・24・657号

●今回の野菜: 短形自然薯、ネギ、ほうれん草、ルッコラ、分葱、ニンジン、リーフレタス、エシャレット、 以上、8品目 3000円 
             
*畑はあちこち菜の花畑になっています。
*3月5日、ウグイス初鳴き。昨年は2月27日でした。
*のらぼう  お浸しでどうぞ。

「春の作業着々と」
 現在収穫できる野菜は以下の通りです。
 のらぼう、ほうれん草、グリーンマスタード、エシャレット、菜花、ネギ、ルッコラ、リーフレタスなど。
 春の仕込み作業が進行中です。ラディッシュ、ルッコラ、水菜、小松菜、ほうれん草、わさび菜、蕪類など4月収穫を目指して播種したものが、すでに発芽し本葉も出ています。発芽状況もその後の生育状況も順調です。今後は土壌昆虫が現れて葉に激しく穴をあけますが、虫害対成長速度のせめぎあいになります。大根、ニンジンの播種も2回目まで終了。1回目のニンジンと大根はすでに発芽。大根は本葉も出ました。ネギも3回目の土寄せ終了。あとは収穫するのみ。ソラマメの整枝作業も終えました。すでに花が咲いています。5月中旬が楽しみです。
 1回目分のレタス類の生育も順調。あと30日ぐらいで収穫できる予定です。昨年12月に定植しておいたリーフレタスがすでに収穫可能サイズになっています。同時期に定植したキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーも成長に加速度がついてきました.収穫期は4月20日頃から。
 昨年11月に定植したスナックエンドウが勢いを増してきました。鳥除けのべた掛けを外し、ネットに沿わせるために紐を張りました。収穫期は4月下旬から約1か月間。花がちらほら咲き始めました。

「苗つくり」
 レタス類、ブロッコリー、コールラビ、キャベツ、カリフラワー、ネギ、ナス、ピーマン類、トマトを育苗中です。まもなくキュウリ、ズッキーニ、カボチャなどの苗作りを始めます。この時期の苗作りは季節が行ったり来たりするので気を抜くことができませんが、日照が足りていれば好結果になります。

「花粉」
 大量の花粉が飛んでいます。野良仕事中心ですから、逃げようがありません。マスク着用はしますが、ゴーグルまではしていません。飲み薬、目薬は眼科で処方してもらっていますが、今年の花粉には効果不十分。しばらくは我慢するしかありません。

「有機JAS年次監査」
 4月17日の現地調査へ向けて提出書類の作成中。加齢による視力の低下で小さな文字が苦手になってきました。新聞や本を読むのも不自由。パソコン画面も大きな文字にしたり、拡大鏡をかけたりしています。老眼だけなら普通のことですが、緑内障で視野が一部欠けるために苦労しています。欠ける視野が活字に目を落とす部分であるため年々書類作成作業が重荷になってきました。

「臨時便8号」
2018・3・10・656号

●今回の野菜: 短形自然薯、ネギ、小松菜、ほうれん草、ニンジン、菜花、エシャレット、大根、 以上、8品目 3000円 
             
*ただいま、収穫できる野菜がないことはないという状況。根菜類がトウ立ちしています。冬越し菜も蕾をつけています。
*3月5日、ウグイス初鳴き。昨年は2月27日でした。


「春の作業本格化」
現在収穫できる野菜は以下の通りです。
小松菜、コーラルリーフ、ほうれん草、グリーンマスタード、エシャレット、菜花、ネギ、ルッコラなど。根菜類は終了。
春の作業が本格的に始まりました。ラディッシュ、ルッコラ、水菜、小松菜、ほうれん草、わさび菜、蕪類など4月収穫を目指して播種したものが、すでに発芽。大根も双葉状態です。1回目のニンジンの播種も終了。このところ雨が多くニンジンの発芽には好都合。昨年秋の不作を取り戻したいところです。体力勝負のジャガイモの植え付けも4日に終え、あとは育つのを待つばかり。収穫まで放任しても成績には影響が出ませんからいい野菜です。ネギも土寄せしました。分葱も春の気配を感じて縦に伸び始めています。エシャレットの葉も太くなってきました。
1回目分のレタス類の苗の定植が終了。レタス、シャキシャキレタス、グリーンリーフ、サニーレタス、エンダイブを植え付け、被覆資材で覆いました。40日ぐらいで収穫できる予定です。昨年12月に定植いておいたリーフレタスがその前に収穫できる予定になっています。同時に定植したキャベツ、ブロッコリーも気温上昇とともに成長し始めました。期待しています。
 昨年11月に定植したソラマメとスナックエンドウが勢いを増してきました。この2種は5月の主役ですから豊作期待。これまでも不作に見舞われることはあまりなく、まあまあ計算できる野菜です。今年もよろしく、というところです。

「苗つくり」
1回目のレタス類はすでに畑へ。1回目のブロッコリー、コールラビ、キャベツ、カリフラワーの苗が間もなく定植時期になります。ナスやピーマン類も鉢上げの時期になりました。室内で温度をかけて育苗したものを大きめのポットに移植して庭のトンネルに移動させます。寒の戻りに注意しながらの引っ越しです。トマト、ミニトマトも播種しました。これからは夏の果菜類と2回目の春物の育苗が中心になっていきます。

「自動か手動か」
 育苗期間は室内の蓄熱暖房機が活躍します。しかし、これが外気温を測定して蓄熱量をコンピューター制御するという新しい機種。そいつは優れものだ、というのは早計です。育苗中は温度をかけるのが目的ですから、蓄熱量が不安定では不都合。手動の方が調整できて便利です。
 といっても育苗は想定外の使用だと言われればそれまでです。今後、あらゆる道具が手動を妨げることになり、住みにくい世の中になりそうで嫌ですね。車の自動運転には期待していますが、様子見期間が必要になりそうな気がしています。

「臨時便6号」 2018・2・24・655号


●今回の野菜: 短形自然薯、赤かぶ、小松菜、ほうれん草、あやめ雪、菜花、聖護院大根、大根、 以上、8品目 3000円

*ただいま、収穫できる野菜がないことはないという状況。収穫量、品目数ともに減少してきました。春待ちです。

「畑の状況」
 現在収穫できる野菜は以下の通りです。
小松菜、コーラルリーフ、ほうれん草、グリーンマスタード、エシャレット、菜花、ネギ、ルッコラなど。少なくなりました。
 畑の片づけと耕耘を終えて、春の準備は完了。トラクターの不具合箇所の修理も終えて準備万端。いよいよ肥料を播いて1回目の種まきです。最低気温も徐々にプラスになってきましたから機は熟したようです。ラディッシュ、ルッコラ、水菜、小松菜、ほうれん草、わさび菜、蕪類など4月収穫を目指して播種します。発芽と初期生育を促すために被覆資材で覆い、同時に防虫効果もねらいます。一方、苗作り中のレタス類も徐々に育ってきました。生育速度の速いシャキシャキレタスは20日に定植しました。

「苗つくり」
 1月17日に開始した苗作り。庭のビニールトンネルでレタス類7種、コールラビ、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツを育苗中。発芽もその後の生育も普通。室内の暖房機の前で育苗中のナスも発芽が揃い、ただいま双葉状態。ピーマン類も播種し、温度をかけて発芽を促しています。外気温がまだ低いので果菜類は鉢上げ時期までは細心の注意が必要です。ピーマン類が発芽したら次はトマトです。

「野良人、ヒヨドリ」
 気温が10度を越えるようになると、畑に出てくる人が増えてきます。春の日差しに誘われて野良仕事開始ということになります。気の早い人はもうジャガイモを植え付けています。今年の野菜作りが始まったという空気が広がっています。
 毎年、大群で現れるヒヨドリがいつもよりは少ないと感じていましたが、よその畑ではそうでもないとの話。アウルファームの畑では昨年来の不作で片づけが早かった上に、小松菜やホウレンソウなどを被覆資材で完璧に保護しているためかもしれません。餌場には不向きだったようです。

「冬期休暇」
 昨年10月の台風21号のおかげで長い休みをいただきました。その間、伊勢参り、宮城山形雪見温泉旅行、箱根温泉、小田原MARZO訪問などあちこち出かけました。このあとは大阪の孫の顔を見がてら、尾道、福山散歩。3月には北陸温泉旅行へ。
 ゆったり気分でいると、はたして今年も頑張れるのか?という不安がよぎりますが、気温が上昇してくるとなぜか気持ちが畑に向かいますから不思議です。
「臨時便5号」 2018・2・10・654号

●今回の野菜: 短形自然薯、赤かぶ、小松菜、ほうれん草、あやめ雪、菜花、聖護院大根、大根、 以上、8品目 3000円 
             
*昨年来、品目不足が続いていますが、収穫できる野菜がないことはないという状況。収穫量が少ないため、通常の宅配再開は無理ですが、臨時便対応程度ならば可能です。希望する方はご連絡下さい。なお、品目数不十分の状況は解消できていません。また、強烈寒波も襲来し、厳しい状況が続いています。春待ちです。

「畑の状況」
 現在収穫できる野菜は以下の通りです。
 小松菜、わさび菜、コーラルリーフ、水菜、ほうれん草、短形自然薯、グリーンマスタード、エシャレット、菜花、ネギ、赤かぶ、あやめ雪など。
 大根類はほぼ片づけ、耕耘して春の準備をしています。これから肥料を播いて、種まきの準備に入ります。気温状況にもよりますが、例年2月中に1回目の直播をします。ラディッシュ、ルッコラ、水菜、小松菜、蕪類などを播き、被覆資材で覆います。しかし、凍結するうちに慌てて播くと、発芽率が著しく低い上に、双葉状態が長くなることにもなり虫害を受けやすくなります。その結果消滅ということになってしまいます。春の直播は気温状況を見ながらタイミングを選びます。今年のような低温では1回目の直播時期が遅れるかもしれません。

「今 後」
 ほうれん草、小松菜、菜花が収穫期になりましたが、4月収穫用の大根は見込みなし。一方、ネギ、エシャレットは元気です。4月頃には収穫サイズになりそうです。他の冬越し物ではレタス類が低温の影響を受けています。廃棄するものが出てきました。冬越し用のレタス類、キャベツ類は昨年12月に定植し、2重の被覆資材で保温効果をねらいましたが、この強烈寒波で期待を裏切られそうです。
 今年度用の苗つくりは1月17日に開始。レタス類5種、コールラビ、カリフラワー、ブロッコリー、キャベツの種を播きました。すでに発芽済。室内の暖房機の前で育苗中のナスも発芽が始まりました。今後の管理が大変です。
 予定では、4月宅配再開を目指して2月下旬に1回目の直播。3月上旬にジャガイモの植え付けなどですが、気温次第になります。スタートが遅れると宅配再開時期も遅れることになります。

「気象変動」
 昨年11月以降の低温傾向は温暖化によるものだとかいう説明がされたりしていますが、農業者にとっては、専門家さんの解説よりも目先の天候が問題です。昨年の台風21号以後、野菜の状況は散々でした。仕込みは普通にしたものの、野菜が壊滅状態では、投下資金も労働も回収できません。その結果、今年度の種や肥料の購入費用も捻出できず、すべてポケットマネーの出番となりました。
 今回のようなことが度重なると意欲にも影響します。天候ばかりはどうにもなりませんが、できるだけ穏やかであってほしいですね。

「臨時便4号」 2018・1・27・653号

●今回の野菜: 短形自然薯、ニンジン(小)、小松菜、ほうれん草、あやめ雪、菜花、聖護院大根、大根、 以上、8品目 3000円 
             
*昨年来、品目不足が続いていますが、収穫できる野菜がないことはないという状況。収穫量が少ないため、通常の宅配再開は無理ですが、臨時便対応程度ならば可能になりました。臨時便を希望する方はご連絡下さい。なお、品目数不十分の状況は解消できていません。また、強烈寒波も襲来し、厳しい状況が続いています。春待ちです。

「畑の状況」
 現在収穫できる野菜は以下の通りです。
 大根、あやめっ娘大根、聖護院大根、小松菜、わさび菜、コーラルリーフ、水菜、ほうれん草、短形自然薯、グリーンマスタード、紅しぐれ、エシャレット、菜花など。

 巷では野菜が高騰しているようですが、それも無理からぬことで、この天候では野菜が育ちません。近隣農家の成績も芳しくない様です。
冬野菜が不作のままあと1か月でトウ立ちの季節がやってきます。秋冬野菜の主役の白菜も大根も蕪類もすべて生育不良のまま。寒さに比較的強い赤カブ、大蕪はまだ小さく、収穫の前にトウ立ちしそうです。紅しぐれ、青長大根、紅心大根なども同様です

「今後」
 寒さに強いほうれん草、小松菜、菜花が収穫期になりましたが、4月収穫用の大根は相変わらず超生育不良。太る気配がありません。一方、ネギ、エシャレットは元気です。4月頃には収穫サイズになりそうです。冬越し物は大根を除きそれほど悪くない模様です。
冬越し用のレタス類、キャベツ類は昨年12月に定植し、2重の被覆資材で保温効果をねらいましたが、この強烈寒波では効果があるのかどうか?
今年度用の苗つくりは1月17日に開始。レタス類5種、コールラビ、カリフラワーの種を播きました。レタス類はすでに発芽。まもなくナスやピーマン類の苗作りも開始します。苗作り中は日照量が必要ですから、晴天が多いと助かります。昨年は日照不足でした。

「東北、雪見、温泉」
 関東に大雪が降った22日から2泊でわざわざ大荒れになるという東北に出かけてきました。昨年立ち寄り、泉質も湯量も大変気に入った鳴子温泉に一泊してから、陸羽東線で新庄まで。線路が雪に埋もれる状態のローカル線はスリル満点。ワンマンカーながら、雪かき担当者も乗り込んでいましたから安心感も。結局10分遅れで無事新庄着。新庄からは山形新幹線で天童へ。驚いたことに新庄では新幹線が出発時刻を過ぎても陸羽東線の到着を待ってくれていました。
 吹雪の予報が出ていたので、早々に宿へ入ろうと考え、天童駅の将棋資料館と旧村山郡役所資料館を見学。しかし、晴れ間が見えてきたので急遽、芭蕉の「閑けさや岩にしみいる蝉の声」で有名な立石寺へ。真冬に無謀とも思われましたが、軽アイゼンも用意してあるので奥の院まで登ってきました。一大観光スポットですが、厳寒期は人影もまばらで、静けさを満喫できました。
 この日は天童温泉松の湯に宿泊。落ち着いた佇まいの和風旅館です。源泉かけ流し。ボリューム満点かつ上等な山形牛のしゃぶしゃぶなど食事も素晴らしく、お勧めできる宿でした。 

「 臨 時 便 3号」 2018・1・13・652号

●今回の野菜: 水菜、里芋(セレベス)、短形自然薯、ニンジン(小)、小松菜、聖護院大根、大根、ほうれん草、以上、8品目 3000円 

*里芋(セレベス)は親芋を食べる品種です。 

*台風21号の海水混じりの暴風雨で野菜が大打撃を受け、品目不足が続いていますが、収穫できる野菜がないことはないという状況。収穫量が少ないため、通常の宅配再開は無理ですが、臨時便対応程度ならば可能になりました。臨時便を希望する方はご連絡下さい。なお、品目数不十分の状況は解消できていません。また、氷も張るようになり、寒さによる傷みも出始めています。

「畑の状況」
 現在収穫できる野菜は以下の通りです。
大根、あやめっ娘大根(小)、聖護院大根、小松菜、わさび菜、コーラルリーフ、水菜、味美菜、ほうれん草、短形自然薯、ニンジン(小)、グリーンマスタード、紅しぐれ、エシャレットなど。
 手間暇かけたニンジンが昨年10月の台風21号以降ほとんど成長せず。残念ながら極小ニンジンになりました。
 レタス類も同様で、ちっとも大きくなりません。塩害のダメージを乗り越えられないまま低温期到来です。保温のために2重に被覆しました。
 白菜も壊滅状態のまま終了。蕪、あやめ雪、日野菜なども消滅多数かつ生育不良。しかも低温で傷み始めました。寒さに比較的強い赤カブ、大蕪はまだ小さく、収穫の前にトウ立ちしそうです。

「今後」
 紅しぐれ、青長大根、紅心大根なども生育不良。こちらも大きくならないままトウ立ちの季節を迎えそうです。ほうれん草は消滅多数ながらも一部は収穫期になりました。一方、今春収穫予定の小松菜、ほうれん草、のらぼう菜、菜花などは順調です。しかし、4月収穫用の大根は超生育不良。太る気配がありません。通常ならばすでに早どりサイズになっている時期です。来年5月収穫用のソラマメの定植は終わりました。自家採取種を使用して栽培量を4割程度増やしました。スナックエンドウは定植後順調。ヒヨドリ除けも万全です。ニンニクは発芽済。玉ネギは除草、追肥まで終了。今のところ順調のようです。
 台風の強風で折れたネギは救出効果が出て元気になってきました。ネギ類は塩害には強いようです。春には収穫できそうです。4月用のエシャレットも元気です。冬越し物は大根を除き今のところ順調のように見えます。

「渡りのヒヨドリ」
 昨年より半月ほど遅れで姿を見せ始めました。まだ少数ですが、アブラナ科の葉をつつき始めました。対策は万全ですが、被覆資材からはみ出た部分を食べています。これから3月上旬まで滞在して、地域のアブラナ科野菜を丸裸にします。寒くなって虫害が収まれば鳥害。夏の果菜類には獣。野菜の敵は次々です。台風よりはましですが。

「苗作り開始」
 1月下旬からいよいよ2018年の苗作りを始めます。最初はナス。室内で発芽させます。それからレタス類、キャベツ類と続きます。十分な日照が欲しいところです。1月下旬から始まる今シーズン、天候に恵まれたいですね。