◆北海道オホーツク北浜 平成25年10月7日 |
10月になっても暑い。今日も30度超の真夏日だ。 7℃の知床はさぞ涼しいやろね・・・寒いちゅうねん! ピーチの座席は3列の真ん中。音楽を聴きながらよだれを垂らしてすぐに夢の中。 少し遅れて新千歳に着き、洋一っあんと合流するため快速エアポートで手稲に向かっている。 北海道で電車に乗るのは30年ぶり。 イメージは「北の国から」やけど空港から札幌に向かう夜の車景は淀川区。 フィッシュランド手稲で30号オモリやらエサの赤着色エビ、それに浜でマッタリとする為の椅子なんかも買った。 次に腹ごしらえ。洋一っあんお気に入りのラーメン屋・信玄で味噌チャーシュー角煮を食う。ホンマこっちのラーメンは美味い! 21時過ぎ、いよいよオホーツクに向けて出発! ![]() ![]() 【第1ステージ】10月8日午前の部 小清水浜・北浜等々見て回る。平日だというのにガイドブックに掲載されているポイントはどこも車が入っている。 4時頃ナビで線路を渡って浜に入れるポイントを見つけ侵入すると人が居ない! ここだ!まだ真っ暗だが場所取り兼ねて竿をセットする。でもセットしたら釣りたくなるのが釣り師。 仕掛けを作っていると知床連山の山陵がうっすら浮かんできた。 目の前に広がるのはオホーツク。数ヶ月もすれば流氷が漂着し、この海面を覆うのだろう。 北の海に手をしたし指先を舐めてみる。地の果てオホーツクの清冷なしょっぱさだ。 砂時計に使えそうな細かい砂に山笠鋼を刺して竿を立ててゆく、仕掛けを組みエサの着色エビを刺して投げ込んでゆく。めちゃ浅い。 買ってきたチェアーに腰掛け一息。右を見ると地元のじいちゃんがサケを上げた。また上げた。でもってまた上げた。どういうコト? オレの作ってきた仕掛けはアカンのか?エサがアカンのか?ポイントがアカンのか? 釣れる自信が萎んでゆく。 取りあえずマメにエサチェックだ。左の竿から順に取り込んで投げ返してゆく。エサは付いたままだ。 3本目をキャスト。投げ入れたフロートが海面に見える。その波間にサケが見えた。4本目の竿を投げ返して何気なく3本目の竿を見ると微妙な動きをしている。 竿を手にしてみる?…ん?魚?ググッ。おぉサカナやっ!間違いないアキアジだ!!来た~っ!!! 2度大きくあわせを入れ、取りあえずリールを巻く。 アキアジはでっかいがコロタマみたいに強烈なパワーがあるわけでもなく、根に走るわけでもない。 がむしゃらにリールを巻いていると波打ち際に奴は現れた。足元で暴れのた打ち回っているのは銀ピカのアキアジ。ヤッホ~!!!!!! 満面の笑み。 初日第1ステージで早くも銀ピカのメス73cmをゲット!めちゃくちゃうれしい!もう大満足。 ![]() ![]() ただ取りあえずリールを巻きまくり興奮し過ぎで実際どんな引きやったんかどんなやり取りをしたんか全く覚えていない。 それに一脚をなぎ倒す豪快なアタリが有るものと思っていたが、なんちゅう上品なアタリや。えっ?アタリ?ちゅう感じだった。 その後、相変わらず右側の二人組はガンガン竿を曲げている。オイラより左側は単発でポツポツ。後から入ってきた地元のおっちゃんが言うにはあっこのポイントがベストとのこと。この一帯どこでも釣れるがやっぱりピンのポイントがあるようだ。 ![]() ![]() 【第2ステージ】10月8日午後の部 クリオネキャンプ場にチェックインしたあと、斜里唯一のエサ屋・丸万ミツバ商会でエサ(店主押しのカツオにんにく・カツオエビ粉)購入。 そこから斜里川左河から浜と線路の間の地道を進み海岸に出る。ここからパジェロミニの本領発揮。浜をグイグイ進み適当にストップ。日没まで2時間やってみよう。 ![]() ここは正面からの風があり波も大きく深い。吐く息も白いが防寒はバッチリ。風がアキアジを岸に寄せ、波がアキアジの活性を高める!なんともポジティブなオッサンである。 しかしアタリは全くない。サケの姿も見えない。釣り人が居ないのもどうだろう?ここはアカンなぁと感じ出した17時頃、左から太った警官2人がこちらに進んで来る。 ん?ここは禁漁エリアか?それともロシアが攻めて来たか? 「こんにちは。ここは国立公園内で車の浜への乗り込みは禁止されているので、車の移動を願います」と太った警官Aが言う。 洋一っあんが免許照会されてパジェロミニを上へ移動。 「向こうでは5匹上がってましたよ」と太った警官B。 コイツらは何やねん?洋一っあんもテンションが下がり、ここは釣れないと見切っていたオイラと撤退の意見一致。 ![]() いやいやキタキツネが出迎えてくれた。 長距離移動と釣りでクタクタの中、メシの用意をした。 そして出来上がった豚汁の美味いこと美味いこと。根室産サンマの美味いこと美味いこと。洋一っあん自慢の米の美味いこと美味いこと。どれも北海道の食材で作くったもので、ここ数年で最高に美味い晩飯だった。 温泉は24時間入り放題。その温泉の気持ちいい事ありゃしない。 その夜はアキアジゲットを回想する間もなく20時にバタンキュー。 |
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