◆北海道知床イタシュベツ川

 平成27年10月17日

北海道3日目 今朝のターゲットはオショロコマ。

当初の予定は知床峠を越え、太平洋に注ぐ2ケ所の川を攻めようと決めていたが朝飯前フィッシングで目的を達したらその分、観光に時間をさけることが出来る。

そこで、こちらオホーツク側でポイント探してみる。

カムイワッカ側の、道路と川が交差しているポイントをスマホで見つけ午前5時ホテルを発った。

道中キタキツネやエゾジカと遭遇。

困った!オイラは野生動物との遭遇確率が結構高い方だ。熊ベルを買おうと思っていたが、今までの行程で釣具屋は無く、丸腰のままクマの生息域に入っている。

わぉ!完全な地道に入った。ますます熊との遭遇度が上がったみたい…。

5qゴトゴト地道を走ると小さな橋が現れた。


手前に駐車してウエーダーを昨日と同じくGパンとフリース防寒ズボンの上から履く。左足は簡単に入ったが、右足が中でこんがらがっている。違和感があるけど仕方ない。股割りをしたらビリッ。ウエーダー内のメッシュが裂けたみたい。仕方ないけど歩きやすくはなった。

熊が怖いので、釣り場は橋を降りた前後10m。

そんな入渓容易な場所でも薄暗く、知床半島の深部感があり釣れる雰囲気もある。


清らかな森が生む冷気がめちゃくちゃ気持ちよい。大きく息を吸って第一投。

今日のエサは大阪から持参したブドウ虫。

清流に乗って目印が左に流れてゆく。糸が伸びきったところで仕掛けを上げたら頭部の枝に引っ掛けた。

今日も一投目からのトラブルだ。

ハリスを結び直し、今度は釣れる雰囲気がさらにする橋の下流部に移動して第2投。

目印はどこ?と思ったら右手に魚信!

来たっ。

気持ちいい〜

竿を上げると…

オレンジ色の魚が宙を舞う。

うわっ
オショロコマだっ!


少しぬめりのある綺麗な魚体。腹鰭には綺麗な白縁が入り赤い斑点も鮮やか。本州に居ない北海道固有の魚が今、手の中にいる。サイズは23p。



それほど大きくならない魚らしいのでコレなら大きい部類にはいる。

同じポイントを流すといくらでもアタリが有り、簡単にオショロコマが釣れてくる。

ただしサイズが小さくいずれも10p台。


下の写真はそれこそ赤ちゃんオショロ。


さて写真も撮りまくったし、熊も恐い。名も知らぬ思い付きで来た川でこれだけ釣れれば十分だ。

最初の一匹より大きいのが釣れそうな感じもしないし今朝もこれにて終了。

オショロコマもニジマスもこの北海道じゃハヤやフナ状態。キタキツネ・エゾジカも犬猫状態。



案じるより易し。オショロコマは思ってたより簡単に釣れた。これで太平洋側での釣りは無用となった。

余った時間、嫁さんのリクエストに応え釧路に向かう国道を離れ、何ーんもない北の大地に伸びる一本道を30分走りソフトクリームを食べに行った。

中標津・山本牧場のこのソフト。
なんじゃーこの美味さは!!!!


★知床イタシュベツ川


ちなみに[イタシュベツ][イダシュベツ][イタシベツ]どれも同じで、誤植ではありません。あしからず。


釧路へつづく →