◆北海道苫小牧勇払埠頭
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今日訪れた北海道開拓の村にマッサンのロケで使われたニシン番屋が在った。 ![]() 黒光りして軋む板の間には囲炉 そこに敷かれた熊の毛皮、これがゴワゴワしているが結構暖かい 暖房器具のなかった当時、床からの冷気を食い止める効果は十分あっただろう こうしてニシンの番屋に身を置くと礼文ユースを思い出す 小樽ではニシン御殿にも立ち寄り栄華を極めた時代に思いを馳せ ![]() 以前、行けなかった水族館ではキラキラ輝くニシンの群れが私を迎えてくれた もちろん移動の車内で流れる曲は石狩挽歌 あかん、こりゃなにがなんでもニシンを釣らねば! てなことでこの寒いなか、それも夜釣りでニシンを狙いに苫小牧・勇払埠頭Aに向かった ![]() 今まで雨が降っていたからか、それとも大型船が邪魔なのか、はたまたサカナが釣れないのか、広い埠頭に釣り人の姿が全くない そこで第一埠頭Bに移動 その道中の危険なこと危険なこと 大きなトレーラーが大きな道を走りまくり、大きな交差点には信号機もない ビクビクしながら木材の積み降ろしをしている第一埠頭に到着 風が強く、ここにも釣り人の姿はない ぐるっと回って対岸Cへ ![]() 風もなく、車横づけでサオが出せる ただやはりここにも釣り人は居ない サビキ針にイソメを1cm程切って刺し、下カゴにアミエビを入れ10mほど先にキャスト そこからさびいて仕掛けを回収してくる そんな釣り方がここでのメソッド ニ投目を放り込んだところで投げ釣りの用意 こちらはコマイにクロガシラ狙い 胴付き仕掛けにイソメを付けて中投 寒さに耐えかねて三脚にサオを立て掛け車内に逃げ込んだ シートに身をゆだね竿を見ていたらサビキ竿が揺れる 嫌々寒い外に出て放置状態のサビキ竿を回収すると何かしら手応え 一番下のハリに20cmチョイのクロソイが現れた ![]() 投げ釣りの方は一投目からアタリがあるが素針 ニ投目はフルキャスト。これが根がかり 次に近投。これまた根がかり そこで中投集中 すると午後7時 三脚に立て掛けた北国遊動仕掛けの竿にハッキリとしたアタリ! 糸ふけを巻き取り大きく竿を天に突き上げた 乗った! 下へ下へと潜り込む引きを楽しみ取り込んだのは30cmほどのクロガシラカレイ ![]() この北国仕様の仕掛けって結構釣れる 最初は違和感を感じていたが東北での実績で釣れる気がして仕方ない 続けてイソメを刺し、カレイが釣れたポイントへ再投入 三脚に置くとすぐさまアタリ! 先程と同じく大きくあわせを入れて回収 海面にアナゴらしき魚体を確認 なんだアナゴかと気を緩めたその時、竿が軽くなった その後アタリが全くなる。 次なる作戦は投光器 投げサオ2本に投光器をセットし、背後に積まれている土砂を土嚢袋に詰め竿尻に置く これでOK この投光器作戦が効をさしたのかアタリが連発! ただし釣れてくるのは銀色に輝くサカナではなく地味な色したエゾメバル ![]() こちらではガヤと呼ばれ、たしかにコイツが釣れだすとガヤガヤと何匹も釣れる ![]() さぁどうしよう ニシンの雰囲気は全くないし、寒さもきつくなってきた そろそろ潮時かと思案していた時、大きなブルドーザーのライトが近づいてきて「船が入りますので」と告げた うん いいタイミング これにてお開きとしよう 明日に備えて寝むるとするか 午前0時 予定通り今日は車内で宿泊と相成りました |
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→ つづく |
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