◆北海道 釧路西港

 平成28年10月28日

もう一度、朝の時合いに勇払埠頭でニシンを狙おうと5時過ぎに目覚ましをセット

一度目を覚ましたが、今日は釧路に賭けてゆっくり寝るかと、軟弱釣り師は再び心地よい眠りに堕ちた

7時半 スッキリ目覚めて洋一っあんと合流するため手稲に向う

予定とおり苫小牧から1時間で着

洋一っあん宅で荷物を詰め、高速で向かった先は釧路の海ではなく帯広のぶた丼の名店【とん田】

分厚く脂がのったバラ肉に甘辛いタレが絡んでメチャ旨。


食べ物を撮らない私が思わずシャッターを押した
今回の旅で一番のごちそう

再び高速に乗りフィッシュランド釧路に向かった

仕掛けやイソメを買い店員にシシャモ情報を伺うと昨日は第1埠頭でけっこう上がったとのこと

そんな言葉にワクワクしながら5、6分で西港へ

第1埠頭に着いてガビーン
タンカーが停泊してるやないか

仕方なく昨年入った第4埠頭
×へ向かった

車が2台

こりゃ期待薄、、、

16時半けっこうな風と波があり、濡れていない護岸に釣り座を構えシシャモ狙いの準備に取り掛かる

3号磯竿に3号ラインを巻いた小型リールを装着。

フィッシュランドで購入した7号シシャモ仕掛けを付けオモリには10号サビキかごをぶら下げた。

竿先下へ落とし込むとカウント8。

大型船が停泊する埠頭なのでけっこう深い。

一投目を回収するとカゴの抵抗で何かが釣れた感触が伝わるけど何もない。

二投目を投下して置き竿にしていたら大きなアタリが出た!

リールを巻く。

海面を割ったのは…ん?臭う…

鼻を近づけクンクン

おぉ、キュウリ臭

これがキュウリオウか!


身体と色はキスみたいだが歯が鋭い

そんなキュウリがその後ずっと釣れ続き、この様に三連で掛かったり、この釧路の港はキュウリだらけ

釣り座はキュウリの匂いでもう大変!


たまにコサバ

18時半 キュウリオウとの格闘の合間に投げていた仕掛けを回収すると引きもなくボヨーンとした重み

ありゃここにもウーパールーパー


周りを見ると投光器が三つ四つと光る

でもこれは絶対少ない 釣り人が少ない

車もひっきりなしにやって来るが竿が曲がらない情景を確認しては去ってゆく

キュウリばかりの釣果にうんざりしていた21時前、3号竿にキュンキュン曲がる激しいアタリ!

手にしてリールを巻くがこりゃキュウリじゃない!

底へ突っ込む引きをいなしながら海面に現れたのはでかいソイ!

周りにタモを出している人は居ない

リールにラインを巻き込んでエエィとぶりあげ取り込んだのは35cmのクロソイ。

やっとましな獲物をゲット。

これを機にセイコーマートに夜食の買い出し

寒い夜に食うカップ味噌ラーメンはぶた丼と違った意味でまた美味い

そうそうこの寒い中、フィッシュランドで買ったばかりのグローブがなくなった(ソイを釣った時、既に右手袋がない)

洋一っあんは寒い寒いと叫んでいるが、私は全く寒さを感じない

手袋無しの素手で竿を振り回しても全然寒くない

雪は降らねど【獨釣寒河雪】



釣り座に戻って投げ仕掛けを回収するとヴァージンフィッシュのコマイが釣れていた

続けてシシャモ狙いのサビキ仕掛けを回収すると大物の手応え。35cmのオオマイが現れた!


タラの仲間でちゃんと髭も確認(上写真ご覧あれ)

それからは沈黙が続き、第1埠頭の船が出港したとの情報を得て偵察に向かう

第4埠頭より多くの人が釣りをしていて、バケツを覗くと数は少ないが皆さんシシャモを釣っている


右奥に1台駐車スペースがあり隣の釣り人が丁度リールを巻いた

上がってきたのはキュウリに非ずシシャモ

その人と話ししていたらまたもシシャモを釣りあげた

こりゃ こっち
×に移動だ!

隣のシシャモ名人は網走から毎週金曜日にやって来るらしい

大阪から釣りに来て一匹でもいいからシシャモの顔を見たいと云うと、ポイントはベタ底で護岸に沿って回遊するので岸から仕掛けを離したらあかんよと丁重にアドバイスをくれる

さらに「今日は悪いよ。いつもならもっと人がいっぱいでシシャモもいっぱい。シシャモが居ないと人も居ない」と語る

それでもキュウリばかりの我々を尻目に名人はポツリポツリとシシャモをあげる

いったい何が違うんだ?

もう午前0時、釣れないから眠くなってきた

名人もこりゃ夜明けまで駄目だなぁと言うのでここらで予定とおりの車中泊

洋一っあんとシートを倒して共倒れ

すぐ深い眠りに落ちた


つづく