◆福島県いわき小名浜

 平成31年4月12日

寝覚めたのは午前4時

3つ並んだホタルに変化はなし
3つ仕掛けを回収すると餌はなし
ここ小名浜は沈黙の海なのか…

望み薄のなか二日目の釣りがスタートした

東の海は朝が早い

作業船が活発に動き出した午前5時45分

突如 右港内に投げていた竿にビックリ仰天のアタリが出た!

三脚から落ちそうな竿をつかみ、大きく煽ってリールを巻く

なんじゃこの馬力!
こりゃナメタと違うわ
アイナメでもないし…

顔を出したのは…サメ

そりゃ派手なアタリするわ

壁にぶつけるがガッチリ針が掛かっていてぶり上げ成功

バッタバッタ暴れる70cm程のサメ

釣ったことはないサメだが身体に白い斑点

おっ、これはホシザメ

なにも釣れないよりヴァージンフィッシュが釣れたことにプチ満足

さらにアタリも無くハゼらしきサカナをゲット

写真を撮ってとりあえずバケツにキープ

しかし食うこともないので放流しようとそのハゼをつかみ、口元を見ると…えっ!ヒゲ?

確かにヒゲが生えている

Googleで[ヒゲ ハゼ]と検索するとヒゲのあるハゼが三種いる

その中でコイツはアカハゼ

なんだか珍しいハゼを確認する事が出来て、これまたプチ満足

午前7時、ナマコを釣って納竿



伊豆新島じゃコンビニが無く不自由したが、ここは大丈夫

ナニかと話題のコンビニはしっかり24時間営業している

釣り人とタクシードライバーには24時間営業じゃなかったら困るよな

サンドイッチモーニングで朝食を頂き、再び気になる中之作港へ向かう

風は無くダウンを脱ぎリスタート

ただ釣れない

テトラ側へも行ってみたが、やっぱり竿出し不能で危険
複雑なテトラではないが安全第一

今回の目的はナメタガレイ
今回の目標は無事故無紛失

結局CR-Vから竿が見られる護岸に釣り座は落ち着いた


漁師がやって来て「こっちは根が多いやろ…昨日夕方、あっちで2枚あがってたで」と言ってくれた

確かに最奥の護岸に一台車が止まっていて釣り人が居たけど、2枚ってのはマコやろう

俺の狙いはナメタ
根が怖くて波止際攻めれるか!
でも釣れない…

結局 2000円分のイソメを使いきり二日目午前の部終了

中之作で丸坊主
俺の頭も丸坊主




正午 いったん竿を納めたら観光だ

小名浜にガラス張りの大きな建物がある

それが[アクアマリンふくしま]
水族館なのだ

1800円という映画並の入場料

平日の昼下がり、観光客も居ない

順路に従って歩いてゆくが大根、カボチャ、ブロッコリーの展示

なんじゃこりゃ?
他もろくな物なし

こりゃあかんで失敗やったと歩を進めて行くと、んん?

ギンザメなど深海のさかな、イトヨやクサウオの北のさかな、見たことないさかなに、まだ名前のない新種


これはお馴染みオオカミウオ

砂地を泳ぐキスにガッチョを展示しているのも興味深い

こりゃごっつう面白い水族館やで!

ぐるぐる2時間 アクアマリンふくしまに大満足



次に[いわきららミュウ]で海鮮丼を食し、お土産に話題の令和饅頭を買う

そう、今回の福島釣行は平成最後の釣り

このブログはほぼ平成30年間の記録
楽しい楽しい私のアーカイブス

令和の時代もそうありたいものです



観光が済んだら明日の準備

まずは渡船の確認をしに行った

出港はザックリ4時

沖堤では予想通りナメタが釣れているようだ

手ぶらもなんなので、イソメを350円だけ買って藤原埠頭へ向かった

しかし大型船が荷下ろしをしていて近づけない

そこで昨日目星を付けていた川尻のポイント
[b]に入った


サーフリーダー2本で新鮮なイソメを刺して川のど真ん中にキャスト

底は浅く、ナニが釣れるかのかも予想できない

と言うより釣れるかどうかもわからない

アタリが無いので小まめにさびきエサを動かしていた

すると下流に投げていた竿の鈴が激しく鳴った

竿を手にする

しっかりした魚信

足元まで来ても底へ底へと潜ろうとする獲物

現れたのはゼブラの鰭が鮮やかなカワガレイ

その名の通り川の河口に居るんや

これでヴァージンフィッシュ3連発

明日のナメタの練習にもってこいの獲物やったが、食すには評価の低い魚

ただ二本も針を飲み込み、針を外したら昇天

仕方ない。どないか上手く料理ましょう
(皮をひきフライにしたらメチャ美味かった!)

それから直ぐだった

今度は上流に投げていたサーフリーダーの鈴が鳴った

しっかりフッキング

引きはそれほどではない

姿を現せたのはまたもやカレイ

ただシマシマが無いので別種

なんだ?おっ!久々のイシガレイやないかいな


最近釣れるのはマコガレイばかりだった

だからイシガレイの写真が無く、能登か浜名湖で狙わなあかんなぁと考えてたんが小名浜で釣れるとは
これまたプチハッピー

おっと、もう一本の竿の鈴が激しく鳴った!

真っ昼間に鈴を付けるなんて否定していたけど、海底からの魚コールはやっぱり楽しい!

で、上がって来たのは一匹目より大きいな35cm程のカワガレイ

どうなってんのん?
今まで全く釣れなかったのにカレイの連チャン
やっぱり時合かな?

結局、350円のイソメを使いきる事も無く、10投で3匹
打率3割の好結果

ホテルに16時チェックインする事になっているので60分程で納竿

部屋は最上階でそこからの港が見渡せる


無名ポイントで楽しいひとときが楽しめた二日目午後の小名浜でした




つづく