◆大分県 佐伯 波当津海岸

令和5年1月18日 

「はぁー…」  あきまへん

まったくアタリがおまへん

ここは大分県一番南の波止

全く釣れんけど、天気がエエんで見切りがでけへん


昨日17日14時、久々のピーチで宮崎に到着


抜ける様な青空のもと、南国旅情漂うフェニックス並木と並走しながら日向灘を北上


延岡のホテルまで、下見しながら移動する考えやったが、真っ直ぐな国道を走行してると下見予定地をやり過ごしてしまう

結局ホテルに到着後、明日のポイントを熟考

メインは当初予定通りサゴシ狙いで延岡新港

サブは大瀬川河口でシーバスを狙ってみよう



そんな想いを抱き今朝・午前5時半にチェックアウト

まずは延岡新港に向かったら―――

ギョエ!ゲートが閉まっとる

開くのを待ってる車が2台

どーする?

いつ開くかわからんポイントを後回しにしてサブ候補の大瀬川河口に行く

河口ビーチにルアーマンが3・4人

おっと、シーバス狙いなんだろう、テトラ波止の先端にもルアーマンが居てる

やっぱし有名ポイントなんや

されど有名ポイントやからと言って釣果が約束されているわけでは無い

6時半頃から9時まで、3時間半やったけど釣れまへん

うんともすんとも言いまへん

さぁ、延岡新港に戻ってみよう



今度はゲートが開いとる

車で進んで行くと、南角にルアーマン

なななんと!どーんと足もとに横たわってるんはサゴシにあらず

でっぷり太った7〜80cmのブリ!

丁度〆たブリを助手席に乗せて納竿するとこ

空いた角にすかさず駐車

時間は悪くなるけど、こりゃ釣りせにゃあかんやろ

9時半頃から11時まで鉄板ブレードをメインに投げまくる

投げて、投げて、投げまくる…

異常なし

ふにゃ〜〜 ルアーフィッシングにホンマ縁が無い

こーなったら大分まで行って投げ釣りすんど!

100円の国道?を走って無料の高速を乗る??

なんやよぉわからんけど、久しぶりに大分へ来たという次第


それはもう1980年代のこと

出張の合間に糸を垂れた

その頃、関西以西が私の営業エリア

四国の得意先を何度か訪れ、淡路島・洲本からフェリーに乗って帰る

当時、明石大橋はまだ架かっていなかった

何度目かの船待ち時間、短い竿とオキアミを買って浮き釣りで游んだ

何が釣れたか忘れてしまったが、なんやかんや釣れる

「楽しい」

私の遺伝子に組み込まれていた狩猟本能がムクっと静かに動き出した

翌月、塩田漁港でチョイ投げをしてみた

やはり、なんやかんや小物を釣っては一人悦に入っていた

これが切っ掛けで、岸本さんと京都田井漁港で投げキスをやりだしキス・キス・キスの16年

そんな携帯電話も無く、仕事中での釣りが許してもらえる時代やった

九州でも有明海や玄海で竿を出すが、釣った記憶は薄い

唯一よく釣れた(遊んでくれた)のがここ大分県の日出町の名もなき小さな波止やった

そんな想いのつまった大分の海

宮崎での釣りが本命やけど、宿泊した延岡のホテルから30分も走ったら大分県

ならば往こう!

Google Mapで波当津漁港を見っけ

ググってみると越冬ギスの有名ポイントらしい

投げ釣りの準備もしてきている

てなことで、アオイソメを持って波当津の小さな波止に立つ



それで冒頭の ため息 「はぁー…」

ホンマ、静かで綺麗でエエ所やのになぁ~

時期が時期なら、情報のとおりの絶好のキスポイント!

アタリが無いけど、仕掛けを回収し餌確認

ダラ~ンとのびたイソメが戻ってくるだけ

重みがあるのは…そうそうヒトデ

ヒトデ釣るんも久々やわ

しかし釣れん…

あかん 全く雰囲気が無い…

そんな49年ぶりの大分フィッシングはものの見事な丸坊主


つづく →