さといもは 体にやさしい 自然薬です。 |
胃炎、胃潰瘍の予防、便秘改善
特のぬめりにガラクタン(多糖類の炭水化物とたんぱく質が結合したもの)と
マンナンとムチンが 含まれていて 胃壁や腸壁を保護して消化を促し
100g中1.9gと芋類でもトップの食物繊維が
含まれていることにより 便通を改善するパワーがあります。
高血圧予防、疲労回復効果
100g当たり610mgものカリウムが含まれ 疲労回復のビタミンB群も B1が 0.09mg、
B2が0.07mg含まれます。慢性疲労は カリウム不足が原因のことも多く、
里芋を常食することで 疲れにくい体に することが出来ます。
慢性気管支炎には
里芋には 炎症を押さえる働きがありますので 常食することが大切です。
味噌汁にして飲んでいると 慢性の気管支炎や たんに効果があります。
便秘には
腸の働きを整える作用がありますから便秘解消にはとても効果的です。
ぬめりに含まれるムチンは胃液や唾液などに含まれる糖とたんぱく質の複合体からなる
粘性の物質で、粘膜を潤し、粘膜の損傷を予防し、便通を整える効果があります。
便秘に悩んでいる人は調理のときにぬめりを除かずに 煮物、酢の物、田楽、
煮ころがしなどに調理して下さい。
下痢には
里芋、特に赤芽のずいき(葉柄)には もだえを治し下痢を止める作用があります。
ずいきの皮をむき、天日で乾燥させ、それを300gに水500ccで 半量になるまで
煎じ、これを 1日 数回飲みますと 下痢がおさまります。
打ち身、筋肉痛には
いもぐすりは 外用薬として熱を取り、炎症を静める作用があります。
里芋の皮をむいてすりおろし、同量の小麦粉としょうがのおろし汁少量を加えてよく練ります。
これをガーゼに厚く伸ばして痛い部分に湿布します。
肩凝りや歯痛、のどの痛みにとても効果があります。
また 打撲や捻挫には、しょうが汁の代わりに 酢を加えるといいでしょう。
5時間ほど経つと乾いてきますから からからに乾く前に 新しいものと 交換して下さい。