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超獣機神ダンクーガBURN(全2巻)

更新日:H11年4月9日

出版社:角川書店(角川コミックエース)

初版:(1巻)1998年9月7日 (2巻)1999年2月1日

初出:月刊少年エース増刊・エースダッシュ97'Vol.1〜98'Vol.7+描き下ろし


昔ダンクーガというロボット系のアニメがありましたが、ダンクーガというロボットが出てくる点だけが同じで、他の設定(人物、敵、ストーリー)はアニメとは全く違う、別の作品だと思います(アニメは見てないので知らないのです)ダンクーガのデザインも、大まかな部分だけが流用されていて、細部はオリジナルのようです。ですので、アニメの漫画化を期待されている方はご注意を。

舞台は21世紀初頭、フォアと呼ばれる侵略者により侵略された。人類はすべての権利を奪われ、獣のように、物のように扱われていた。しかし、人類はそのままで終わるはずはなかった。地下にもぐり、反撃の機会をうかがい続けて13年、侵略者のテクノロジーを解析し、対抗しえる武器「ダンクーガ」が開発された。ダンクーガを駆り、獣戦機隊”BURN”と呼ばれる風間翔児、富士野双葉、炎条寺ユーリ、深森静香の4人がフォアに向かって戦いを挑む。

シリアスな展開のハードSFロボット漫画です。主人公の風間翔児も、長谷川さんの作品にしてはめずらしくクールな奴ですが、内面は実に人間くさいキャラクターです。4人のメンバーの人間関係がからむエピソードや、獣の特性を持つ獣戦機ならではのエピソードなどを盛り込みながら、フォアの正体、人類の開放に向かってストーリーが進んでいきます。さらに翔児とフォアの前線指令であるシャピロとのからみでは、長谷川節が炸裂してます。後半の盛り上がりが熱いので、おすすめの作品です。


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