出版社:学習研究社(ノーラコミックス) 初版:1996年10月6日
本編連載中に「スーパーワイド版 マップス」で発表された「千光のアーク」と、本編連載終了後、コミックノーラ誌上で短期連載された外伝を収録したものです。
「千光のアーク」(初出:スーパーワイド版マップス)
リプミラがまだゲン達と出逢う前、宇宙海賊をやっていた頃の話。銀河最高と言われた予知能力者シャランナと彼女を助けて一緒に逃げたギトジと二人を狙うライ族との争いにまきこまれたリプミラ。リプミラを捕らえたライ族は、リプミラのデータを基にダード・ライ・ラグンを作り出す。ライ族が狙う目的は何か・・・そしてリプミラとダードとの因縁が明らかになるエピソード「時に疾風のように」(初出:コミックNORA95年2月号)
星図を探して、銀河をうろうろとしている頃の話。旅の資金を稼ぐために星団一周レースに参加する勇者御一行(リプミラ・リプシアン・リプリムの3隻)だが、このレースでは多額の金が動くため、暗黒街の陰謀があった・・・リプミラのドレス姿が見られる貴重なエピソード(笑)ちなみにこのドレス姿が、コミックノーラの月刊ベストショットの1位に輝いたのだが、その時のコメントで、「服を着ている方がインパクトがあるめずらしいキャラ」みたいな事が書いてあったのが笑ってしまいました。「五千万光年の風」(初出:コミックNORA96年9月号
本編最終話とその前の回の間の話。神帝ブゥアーとの戦いの結果、ゲンとリプミラは眠りについた。そして再び目覚めたとき、そこは85億7千万年後の世界だった・・・本編最終話へと繋がるエピソードであるが、まだまだ序章である。この続きがいつの日にか描かれることを期待したい。「探偵ファントム」(初出:コミックNORA93年11月号
マップス連載中にマップスとの二本立てでNORAに発表された短編。内容はマップスとは全く関係なく、殉職して幽霊探偵となった元刑事の深月桂(みずきけい)と新人刑事の八雲鳩子とのコンビで事件を解決する話。ページ数が取れず、長谷川さん個人的には思うように描けなくて不満が残った作品との事。