菅原智之 の ミャンマー紀行


ミャンマー紀行
 〜 その5 〜
少数民族ポー族の村
 

☆☆☆☆☆☆




  中部シャン州の地方都市タウンジーから車で約1時間(ガタガタ道なので距離はそんなに離れてないと思う)の所に、少数民族ポー族のティハムスエ村があります。
 数年前までミャンマーの地方では、少数民族による反政府活動が活発だったそうです。勿論ここもその例外ではありません。
 穏やかなミャンマーの人々に壮絶な歴史有り。いつでも何処でも、それぞれの主義やエゴが渦巻く“社会のしがらみ”で生きねばならない人生は、平和に平凡に過ごすこと、どうも難しいようですね。


凄く優しそうな小学校の校長先生


 人口800人のこの村は、私が所属する「アーユス仏教国際協力ネットワーク」が協力している団体「地球市民の会かながわ」が、小学校を寄付したことが縁となって、今回の訪問となりました。



 村の中心はお寺です。そうここは、仏教徒の村。村人は生涯に1度は得度(坊さんになること)します。
 村人に「嬉しいことは何か」と質問すると、「得度すること」との答え。「悲しいことは何か」には、「作物の不作」と。純朴で質素な農村生活が垣間見えます。



☆☆☆☆☆☆


ピンクの法衣を着ているのが僧尼です。

 法要後に村人によるご馳走をいただきました。ミャンマー料理は本当においしい。辛くないのです。
 とにかく味は日本人好みのモノ。またフルーツも美味。何せ産地ですからね。沢山食べるぞー、と勢い込んだのですが。
 朝と昼の気温差にやられたのか、それとも旅の疲れなのか、お腹が…。残すことは失礼に当たるのです。が、しかし。せっかくなのにすみません、ほとんど食べられませでした。


(つづく)


つぎのページ