A: 拝観と字で見ると拝んで見る、と読めますが、本当の意味は「つつしんで見る」であり、「見る」ことの謙譲語です。有名な寺院等で「拝観料」と使う所がありますが、それは文化財としての建物や宝物に対して、それを見る事への代金という意味です。
寺院とは本来、手に念珠(お数珠)をかけ合掌礼拝をする「お参り」をし、仏さまの教えを聴く道場が本堂であります。仏像も美術品である前に、手を合わせて拝む対称なのです。
件の住職が「参拝なら良いです。」と言ったのは、お寺は見物に来る所ではなく、お参り=参拝をする所です、と言いたかったのでしょう。
たとえ拝観料を払って観光に行ったとしても、仏教徒であるのなら、お参りする気持を忘れるべきではありません。
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回答者: 港区三田当光寺 渡辺 元綱
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