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001 宗会選挙と宗会議員

 7月2日 に宗会議員選挙が行われた。本願寺派では、住職、衆徒を問わず平等に投票する権利がある。最も民主的な選挙制度となっている。ところが、選挙人名簿に衆徒の住所が記載されておらず(宗門が衆徒の現住所を掌握すらしていない)、厳格な郵便投票制度もただ煩瑣なだけで、本人確認もままならないのが実情である。すでに死亡している衆徒が投票するケースもあるやに聞いている。また、選挙管理委員会の権限が弱く、立ち会い演説会すら実施されない場合も多い。

 こんなおかしな選挙制度をいつまでも引きずっている宗会はいったい何を考えているのか。おかしな選挙制度でなければ通ることのできない宗会議員ばかりだから改正ができないというのは本当の話なのだろうか。

 しかし、31教区中14教区しか選挙が行われず、あとは無投票というのも不思議である。我が宗門の行方を託す宗会議員を選ぶ権利が放棄されている。これでは、宗会議員の資質向上など望むべくもない。
             (1997年10月 Sho)

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