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006 『宗門の人事』について

 築地別院の  輪番が変わった。前任者は在任1年にも満たない。

 東京教区では、ここ1年は比較的落ち着いているが、数年にわたってひどい人事異動が続いてきた。地元を全く無視した人事のための人事で、教区の事務は停滞した。また始まるのではないか不安である。

 本刹では、蓮如上人500回遠忌法要も今月からお勤まりになる。法要円成のために、全勢力を費やすことは当然のことではあるが、一般事務や宗務が滞るようなことのないようにしていただきたい。宗門の発展のために、大局的な見地にたった宗門運営を望むものである。人事権を振り回したり、情実人事を行っている限り人は育たない。人を育てる人事、各部署を生かすことのできる人事を心がけて欲しい。総長が法要に専念している間に、足下がグズグズになってしまうことがないことを望む。

 宗門の悪弊を引き継ぐことのなきように願いたい。

             (1998年3月 Sho)

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