現住所を記した僧侶名簿の必要性は、常にいわれている。特に宗門情報から隔離されがちな衆徒からは、その要望は強い。僧侶個々の資質向上のために、僧侶名簿は必要なものである。
しかし皮肉にも、宗会議員選挙制度の先進性?(成人僧侶全員に一票の選挙権がある)が悪影響しいまだに実現していない。衆徒票を私物化をする(情報を与えず票だけいただく)ことが恒常化しているために、衆徒の現住所等の情報が公開されては困るからである。相手陣営だけでなく衆徒にも情報が流れては困るのである。
基幹運動を推進する宗門にとって、乗り越えなければならないハードルの一つであることに間違いはない。
(1998年7月 Sho) |
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