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 015  本山の
臨時宗務特別調査・対応委員会について

 本山の臨時宗務特別調査・対応委員会について、その構成メンバーを見て、何か違うのではないかと思った人が多かったのではなかろうか。

 派閥の重鎮が委員であることは宗門が金銭的な処理の肩代わりをする場合には宗会の了解を得やすいだろう。しかし、これでは今までの体質を変えていく改革を実行することは難しいのではなかろうか。現状はそのままにただ傷口に膏薬を貼ってごまかすだけに終わる可能性がある。派閥相互の駆け引きの中での対応ならそうなってしまうだろう。

 調査される側の人の中で、今回の調査委員のメンバーを見て、ホッとしている人間がいるとしたら、この調査委員会は完全な人選ミスである。徹底的な調査をして、宗門内に巣くう膿を取り出し、事件関係者に応分の負担と処罰を科すべきである。

 新総局の動きに皆が注目していることを忘れないでいただきたい。


              (Sho)

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