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019 超法規発言決着について
  思わぬ展開の宗会         
  
      今後の事件解明を期待

   4月の中外日報では6月臨宗と予告されていましたが、本山では5月17・18日臨時宗会が開催されました。

   
真の議題は「超法規発言」問題の決着にあるということでした。が、宗会に先立つ15日に法制担当の石上総務が総務を辞任するという思わぬ方向で決着がなされました。

   
この問題は、@北山別院墓地造成偽装工作等の発覚により、A前総局がご認許取り消しの手続きをしたことについて、Bその手続きが宗門法規に則っていなかったこと。そのことをC宗会で石上法制担当総務が総局の見解として「超法規的措置として中止を決定した」と答弁したことに始まる宗会の混乱でした。

   
まったくの手続き論で、肝心な問題の究明が頓挫していたことになります。

   
20日と22日付けの中外日報に、宗会の状況が報道されていますが、まだ、宗会が宗門の不祥事に責任を持って対処する方向には向いていないような気がします。ただし、石上総務の辞任により議会はスムーズに進行したとのこと。総長の議会対策が功を奏したということでしょうか。ただし、後任の武野総務は前局寮のひとり。どの様に判断したらよいのか素人にはさっぱりわからない人事です。

   
今回の問題のC超法規発言問題は石上総務の辞任で決着しました。Bの法規上の問題は、これから整備されていくことだと思います。Aの前総局のご認許取り消しの判断は、正しかった(少なくともこの判断に誤りがあったとの声は聞こえてきません)のですから、宗会は当然@の北山別院墓地造成偽装工作等の事件の解明と責任の明確化、そしてそれに伴う適正な措置に向けての責任を果たしていただかなければならないと思います。



                         無憂樹



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