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020 総合計画の検証
総合計画の検証をしよう

   蓮如上人500回遠忌法要も終わり、総合計画満了の年度を迎えています。懇志も計画をはるかに超える実績をあげ、宗門内ではすでに事業が終了してしまったかの感があります。しかし、総合計画にとりましては最終的な集約や総括が明瞭な形で報告されなければ、本当の事業の終了とは言えないのではないでしょうか。

   
今、宗門では、宗務員の余剰問題を抱えています。これは、総合計画の過程で人員増を無計画に実施した結果です。今後、宗門の経常経理を圧迫することは明らかです。

   
反面、莫大な費用を伴う住職総参拝事前研修など総合計画の最終年度に駆け込みで事業を行う、無駄遣いとも思われる計画も発表されています。もっとも、この計画は、人材育成の上で重要な役割を持つものとなる可能性を秘めたものではあります。

   
また、今回の総合計画では、建築など多額の経費を伴うものも数多くありました。今、その一つ一つを丹念に検証しなければなりません。

   
各部門の事業の実績報告と会計報告を宗門内に明らかにし、親鸞聖人750回忌という次の事業に反映できる総括を行う必要があります。今後の宗門事業のあり方を見通せるような報告をしていただきたいと念願する次第です。

   
総局はそのために、第三者を含めた厳正な監査機関を組織し、期日を定めて報告書を作成して宗門内に公表することを望みます。



                         無憂樹



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