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045  宗門浄化を


宗門浄化のために大きなうねりを


  
 1月18日付の『中外日報』に、今年7月2日に予定されている宗会議員選挙の「選挙情報」が掲載されていました。ここのところで宗門の政局が一挙に流動化してきましたので解散も充分に考えられます。

 
北山問題をはじめとする宗門の抱える諸問題を考える時、選挙の結果をもって宗会の正常化を図ることが、宗門浄化の早道だと考えられます。しかし、「選挙情報」を見る限りではそうはいかないようです。各種調査報告によって北山問題に関係していたとされる諸々の議員も、再選される可能性がかなり高いようです。

 
ある教区の方とお話しする機会がありましたが、そのような教区に限って、議員の隠然たる権力に対抗する基盤ができないと言うのです。教区という限られた地域でありその上地縁血縁など厳しいしがらみの中にあるのですから、逆らうことは難しいのかも知れません。しかし、それを許すことは現実問題として宗門の社会的信用を失わせる状況にもなりかねないのです。

 
今からでも遅くはありません。宗門浄化のために大きなうねりを作りたいものです。

 
また、北山問題に関係したとされる議員とその周辺の方々は選挙を禊ぎ(みそぎ)と考えているようです。念仏者であるならば、禊ぎなどと言う迷信に取り憑かれないでいただきたいと願うばかりです。




明日奈朗 (2001.02.01)

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