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049  『寺院名簿』刊行に思う


『寺院名簿』刊行に思う


 先日、本願寺派寺院名簿が刊行されました。7年半ぶりの改訂です。

 前々から議論されている寺班、僧班の記載は、備後教区から「寺院名簿に『類聚(僧班・寺班)』の不掲載を希望する寺院・僧侶に、不掲載を認めるように求める建議」が提出されていましたが、変更されませんでした。寺班、僧班自体を廃止することは宗派の財政基盤の一部をなしていることなど様々な問題があるので、一朝一夕には難しいのでしょうが、名簿記載に関しては何らかの検討があってしかるべきでしょう。更には、今回、希望者のみの購入制ではではなく、全寺院に無料配布となったことは、上記の問題が周知されることにもなりますので、まさに逆行しているというべきでしょう。

 また、その寺院名簿をめくっていて気付いたのですが、一部の宗会議員の衆徒数の異様さが目立ちます。衆徒が票のためだけに受け入れられているとすれば問題です。

 蓮総長は、今年の本山宗務所の事務開始式で、『寺院名簿』の全寺院無料配布を強調して、「待望久しい名簿を無料で配布したのは宗門の信頼回復のため」と述べたそうですが、はたして信頼回復につながったかどうか疑問です。




北條 祐英 (2001.03.01)


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