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054  宗会総長選挙結果


宗会総長選挙結果

〈武野総長決定への経過〉

   特別宗会初日の4月20日、蓮総長の信任案が否決され、門主による総長候補指名は、武野以徳・不二川公勝・北畠典生の三氏。武野以徳は議長に再任されたばかりだったが辞任して三氏による選挙に。

   
21日午前、宗会議長に石上智康氏が選ばれる。午後、三氏による立会演説が行われ投票に。結果は武野氏と不二川氏が同数でトップに、規程により年長者である武野氏が新総長となる。

   
本願寺派の総長人事については宗門内外の注目を集めており、アサヒコムでは20日午後11時51分に蓮総長退任の記事が載り、21日午後8時11分に武野総長決定の記事が載りました。

   
厳しい宗門情勢ですが、どのような舵取りをしていただけるのか新総長に対する期待は大きなものがあります。
  
www.asahi.com 武野以徳氏 
www.asahi.com 蓮総長退任


無憂樹 (2001.4.22) 
関連資料:
Kyoto Shimbun 2001.4.22 News

 新総長に武野以徳さん
 浄土真宗本願寺派

 浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺、京都市下京区)の宗会は二十一日、総長選挙を行い、宗会議長を辞任した武野以徳(いとく)氏(75)を新総長に選んだ。

 二十日の宗会で蓮清典総長が信任案を否決され、辞任したのを受けての総長選挙で、大谷光真門主が総長候補として指名した武野氏と、前龍谷大学長で岐阜聖徳学園大学長の北畠典生氏(72)、宗会議員で元総務の不二川公勝氏(64)の三氏で行われた。武野氏と不二川氏が三十七票の同数となったが、年長者を総長とする同派の規程に従い、武野氏が選ばれた。

 武野氏は二十日に議長に再選されたばかりだが、総長候補の指名を受けて辞任。宗会は新議長に元総務の石上智康(いわがみちこう)氏(64)を選んだ。総長、議長の任期はいずれも二〇〇五年三月まで。

 武野総長は一九二六年広島県生まれで、龍谷大文学部卒。広島県河内町の立栄寺前住職で七四年から宗会議員を連続八期、宗派の閣僚にあたる総務を六回務めた。石上議長は千葉県君津市の光明寺住職で、宗会議員を四期務めている。


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