関連資料:
Kyoto Shimbun 2001.4.22 News
新総長に武野以徳さん
浄土真宗本願寺派
浄土真宗本願寺派(本山・西本願寺、京都市下京区)の宗会は二十一日、総長選挙を行い、宗会議長を辞任した武野以徳(いとく)氏(75)を新総長に選んだ。
二十日の宗会で蓮清典総長が信任案を否決され、辞任したのを受けての総長選挙で、大谷光真門主が総長候補として指名した武野氏と、前龍谷大学長で岐阜聖徳学園大学長の北畠典生氏(72)、宗会議員で元総務の不二川公勝氏(64)の三氏で行われた。武野氏と不二川氏が三十七票の同数となったが、年長者を総長とする同派の規程に従い、武野氏が選ばれた。
武野氏は二十日に議長に再選されたばかりだが、総長候補の指名を受けて辞任。宗会は新議長に元総務の石上智康(いわがみちこう)氏(64)を選んだ。総長、議長の任期はいずれも二〇〇五年三月まで。
武野総長は一九二六年広島県生まれで、龍谷大文学部卒。広島県河内町の立栄寺前住職で七四年から宗会議員を連続八期、宗派の閣僚にあたる総務を六回務めた。石上議長は千葉県君津市の光明寺住職で、宗会議員を四期務めている。
|