総局は28日、中央相談員6名に対し、懲罰委員会の決定が下るまでという条件つきで休職を命じました。『宗務員規程』の13条と7条に違反したとの理由です。いわゆる服務規程違反ということになります。
今までの経緯から心配していた事態へと突入してしまいました。しかし、なぜ総局は、こうも大上段でことを進めようとするのでしょうか。今回の措置は、周囲の状況から、実にタイミングの悪い判断と言うことができます。
今、総局と基幹運動本部は、各教区に対し期限を決めて「新しい国立施設」の問題についての意見の集約を求めています。意見集約までなぜ待つことができなかったのでしょうか。その回答を待たずにこのような処置をとるということは、意見の内容によっては強権を発動するとの脅しととられてもしかたありません。残念ながら総局自身が、今回の意見集約の価値を著しく減殺する行為に及んでしまったことになります。直情的無責任体質をまたもやさらけ出してしまったということができるのではないでしょうか。
意見集約は、総局と中央相談員の間で正常な議論が成り立たないという不幸な状況を改善する作用を果たしたかもしれないのです。その上、この度総局が、各教区の議論まで無意味にするような行為に及んだことには憤りを超えて、ただ呆れてしまいます。基幹運動の精神が本山からなし崩し的に崩れていくような気がしてなりません。
総局も基幹運動本部も基幹運動の理念に立ち返って大局的見地から行動を起こしていただきたいと思います。宗門人の不信感や不安感を是非とも感じ取っていただきたいと思います。
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無憂樹 2002.09.01 |
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