僧侶向けページ



085 機構改革と基幹運動


機構改革と基幹運動

   11月21日付の中外日報に、12月12日に臨宗が招集され、機構改革が審議されると報じられています。主な改革点は基幹運動だそうです。中外日報に報じられている内容から判断すると、総局の思うように動かすことのできなかった基幹運動を、総局の意志を反映させやすい機構に改める方向の改革が行われると読めます。運動自体の硬直化というものがあったとしたら、その点について論議を詰めるべきでありましょう。機構を改革することにより有無を言わさず解体するとしたらそれは問題です。

    本部員を宗務員幹部が務めるということですが、人事権を握られている人間にどれほどの意見が言えるのでしょうか。この際、基幹運動の初心に帰って論議を進めていただきたいと思います。宗門が時代に即応した組織として将来に生き残るためには、少なくとも基幹運動の本来の機能は残すべきだと思います。

    臨宗での充分な論議を期待したいと思います。


無憂樹  2002.12.01

僧侶向けトップページに戻る