マッチプレー選手権・決勝の翌日。大原と渡辺は、会場であるニドムクラシックでラウンドの機会を得た。ただし、この日は超満員。普通ならスタートの枠などないのだが、支配人のご好意で、朝イチのスタートの前にカートで手早く回るという形にさせていただいた。

事件は、早くも打ち下ろしの3番で訪れた。ティショットを打ち終えた二人は、とにかくさっさと回って後ろの組に迷惑をかけないようにしなきゃと、その一心でカートに乗り込んだ。ところが、操作を誤って急斜面へと突っ込んでしまい、悲鳴と共に カートは転倒。なんと、大原がその下敷きになるという大悲劇。

太ももは腫れるわ、痛みはホールを追うごとに激しくなるわで、その後の大原はほとんど泣きっ面。それでも18ホール回り終えたのは、立派というか無茶というべきか。

東京へ戻った頃は、大原はほとんど歩くことも出来ず、回復にその後ひと月近くか かったというお粗末。皆さん、どんなに急いでいるときも、カートの運転にはくれぐ れもご注意を！