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星組 1997年11月7日〜12月15日 宝塚大劇公演
作 菊田 一夫/潤色・演出 酒井 澄夫

グランド・ミュージカル
ダル・レークの恋
CAST
ラッチマン 麻路さき リタ(カマラの妹) 羽純 るい
カマラ(マハ・ラジアの孫) 星奈 優里 ミシェル 藤 京子
ぺぺル 稔 幸 ハリラム(ベンガルのマハ・ラジア) 千秋 慎
チャンドラ・クマール
(ベナレスの領主マハ・ラジア)
夏美 よう ジャスピル(憲兵隊長) 英真 なおき
インディラ(カマラの祖母) 立 ともみ ラジオン(ホテルのポーター) 彩輝 直
カマラ(マハ・ラジアの孫) 絵麻緒 ゆう ビーナ(ホテルのメイド) 妃里 梨江
アルマ(クリスナの妻) 朋 舞花


星奈優里さんのトップお披露目。この前の公演で、月影さんとコンビ組んでいて、 この組替えで今度は星奈さん。昔っから相手役のあんまり決まらないまりこさんだね。 でも誰と並んでもそんなに違和感のないのは何故何でしょう。 この辺は大型の強み!!でしょうねぇ。個人的にはふさちゃんと(花總)と組んで欲しいなって 時期もありましたし、よしこちゃん(麻乃)との「嵐が丘」みたいって叫んでいたこともあったなぁ・・・(^.^) (これグラフの扮装写真みてですけどね。)

舞台の方は美しかった。この言葉に勝るものはないぞ(^O^)。この夏の『エル・ドラード』のきらびやかさもこれぞって気がしたけれど、 また違った意味で、ここでしか観れないものだ。こんなに甘いロマンス真顔でやって、似合うのは宝塚だねぇ。 とつくづく思ってしまったのであります。好きなんだな(*^^*)

ベナレスの領主の孫のカマラの騎兵大尉ラッチマンとの恋、インドの身分制度の中では身分違いの恋。 その上、前科十二犯の詐欺師ラジエンドラと間違われて、二人の恋は悲劇になってしまう。
昭和34年に上演された作品のリメイクって聞いていたから、半分心配していた。昔の作品をたまにTVなどでみると どんなに良いといわれているものでも、少々たるく感じていたから、今回はかなりその辺、うまくリメイクされていたのか、 テンポがよくて、所々に昔のものだなと感じながらも十分楽しんだ。

まりこさんの手がもう色っぽくてたまらない。全てを体で表現しているとでもいうか、どうもエリザベート以来、 手に目が行ってしまう私であります。全体的にあっさりとしてきた男役さんの中で、極めて自然に色気を発している という点では、右に出るものはいないと断言してしまう。(色気を作りすぎか、自然にみれない方はいらっしゃる^_^;) なんかのインタビューで明るいお話がないので、やりたいっておっしゃってたけど・・・明るい笑顔はものすごく童顔になって しまうので・・・ショーの中だけにしておいて下さい、とオネガイしてしまおう。

カマラと踊る、カマラを捕まえる、優しくぢゃなくて、無理矢理に・・・その辺の二人の目が本気で、美しー。 星奈さんも笑顔よりもりんと怒っている顔が、いいぞ。基本的に好きだというタイプではないが、今回、 カマラという役どころも似合って好印象。大柄で、まりこさんと並ぶと迫力ですね。 キャリアもある方なので、落着いてみれました。
ただやっぱり声なんですが・・・まりこさんの声も決して聞きやすいわけでなく、それでもって歌になると、 ちょっとつらいものがある。二人のデュエットが悲しいけど、歌に入る瞬間のいい気分がそのまま継続 されないというか、それ以上盛り上がった雰囲気になってくれない・・・(-_-;)。 それでも手みて勝手に盛り上がってたりするんですけど・・・ねぇ

ラスト、あれは宮殿なのでしょうか、ポール??がいっぱい立っているシーン。ラッチマンが歌って・・・ 私はずっとカマラが出でくるのを待ってました。まさかこのままお別れだなんて、悲しすぎる・・・ あそこでカマラとであって二人でデュエットダンスでも・・・と、ラッチマンが修正不可能みたいなことを 歌っていたけど、ここで出会ったらーと勝手な想像して、期待して、疲れた(^_^;)。 大きな誤解がもとで、別れてしまった。もう少し素直になっていれば、やり直したいというカマラの気持ちに すっかり便乗してたんだな、きっと。

かなりこの二人に集中していた私、これを書いている現在、他の人の印象は薄いです。
星組の二枚目陣、ペペルののるさん。舞台があいて、ずっとみないなーと思っていたら、かなりの悪党で登場。ターバン姿 なんだか高嶺ちゃんに似ているなぁ。こちらが本物のラジエンドラ、カマラの妹のリタを利用しようとして、 ラッチマンに見破られてしまう。賭けで負けて、退場。かっこいいんだか悪いんだか・・
ぶんちゃんがよかったですねぇ。カマラのお兄様。お嫁さんはちょっと頭が古いというか、困ったもんだモード でしたけど、お兄様は、暖かくて優しくて、言うところは言ってくれます。歌もまろやかな声であまり無理なく、こんなに 上手かったかしらって失礼なこと考えながら聞いてました。

あとキャラクター的に好きだったのが、チャンドラ・クマール様。孫娘リタにやり込められてる姿がプリティだった。 すごく憎めない感じ。領主様としては不安だけれど、しっかりものの奥様いらっしゃるからだいじょうぶかー。

ここ最近、一本物のお芝居に着いているショーが大好きだ。普段のショーの作品よりもスマートで、かっこいい。 時間が短い分だけ凝縮されているって感じで、かっこいい。 男役さんのダンス、大階段でのデュエット。ひとときの夢ですねぇ
この作品の東京公演は、帝国劇場でするらしいが、もしかしたら新しい劇場よりも重みのある帝国劇場でみる方が しっくりといくんじゃないかとなんだか思う。
98/01/02