BACK

花組 1997年10月4日〜19日 宝塚バウホール
作・演出 小池修一郎/音楽 吉田優子・甲斐正人

バウ・ミュージカル
ブルースワンGet Beauty,Only Beauty

  CAST
	アレックス	真矢 みき			エリーズ		二葉 かれん
	サンドラ	千 ほさち			アンドレ		樹 彩
	カルロ		星原 美沙緒			ミーシャ		真由華 れお
	ザベラ		邦  なつき			マリー・ルイーズ	幸美 杏奈	
	エール		葵 美哉			ベルナルド		春野 寿美礼
	ドレーヌ	萌水 せりか			ジュリアン		朝海 ひかる
	クロード	大伴 れいか
久しぶりの花組バウ公演!!この前観たのはいつだったかしら・・・

まずプログラムを購入。表紙の真矢みきがオシャレで、みとれる。 カメラをかかえて片手に羽をもってはすにカマエル。 きな瞳にひきつけられる〜。 みきちゃんって正面を真っ直ぐに向いて立つことあんましないよな。 歌う時、台詞を言っている時、写真の時・・・そんなことを考えながら席に着いた。
犯行予告がホームページに送られてきたり、携帯電話を使ったり、 流行に乗り遅れていない所も良いなぁ。それでいてずいぶんとおもちゃっぽいモンテヴェッキ公国の人達、そして先が読めそうな単純さを裏返してくれる展開に私はやられた〜。
現代の中のおとぎ話、これって小池ワールドの基本??

STORYはいたってシンプル、世界で最も注目さているフォトグラファーが実は怪盗ブルースワンで、宝石を盗む予定がその持ち主の王女に恋して、心を盗んでしまう、というもの。
それでも、そのシンプルなストーリーが、盛りだくさんに肉付けされて、正直やられたって感じだなぁ。
アレックスは自分ではないブルースワンからの犯行予告の真実を確かめようとして逆にチェシャキャットと名乗る刑事にゆすられ、モンテヴェッキ公国の王女の婚約式に使うティアラにはめ込まれたダイヤを盗みに行く。そこでその公国の王女サンドラと出会う。この時宝石にしか反応しなかったアレックスの心が反応したようだ。
婚約は公国と合併会社を作ろうとする計画のためのもの、でも公国の財政を思うと断るに断れないサンドラ。またその婚約者っていうのが2代目っていうのを版で押したような男ベルナルド。アレックスは、サンドラからティアラの居場所を聞き出し、盗みにはいる。赤外線の警備をすり抜けて、ロープをつたって… 成功か?ってところでロープが引っかかって、そこに合併の契約が済むまでティアラを隠しておこうと計画を立てたサンドラとその友人たちが(この国の衛兵たちなのだが)やってきて鉢合わせ…うぁーってことで1幕END。

ここまでは、なんとなくあるお話で、でもテンポが良くって退屈しない。でもって2幕
鉢合わせした両人達。アレックスがブルースワンだと知り、それでもこのティアラを盗まないとアレックスが捕まると言うのを聞いたサンドラは絶対に取り返すと言うアレックスの言葉を信じてティアラを貸すことを承諾するが…ここでまたティアラがすでにイミテーションであることに気がつく。その前にベルナルド一味が金に代えようと偽者とすりかえてたってわけ。
結局バタバタと話が展開していって、ベルナルドの計画もアレックス達によってあばかれ、アレックスがブルースワンだっていうこともばれてティアラは公国に戻るのだけど、アレックスに恋しちゃったサンドラはアレックスにティアラを渡して・・
アレックスが携帯電話で刑事の所に電話すると…・部屋の隅にいた執事の電話に???
何と、執事が刑事で、政略結婚に反対した皇太后がブルースワンにティアラを盗ませようとしたことだったってわけで 2人はハッピーエンド。(^^)

みきちゃんの現代的なぴか一のセンスが光って、ビジュアル的にも最高だ。 幕開き、ジュエリーモデルの中を歌い踊る姿はたまりませんね。 これがあるだけである程度満足って気持ちにもなる人いるのではないかなぁ。 個人的に公国に挨拶に行った場面のエンジ色のスーツがお気に入り!! あぶない色気っていうか、ちょっと子供っぽさを残している自信家の男って、 みきちゃんの究極のような気がする。 欲を言えばもう少し歌詞がはっきりするとありがたい。 雰囲気で十分伝わってくる気もするけど、ちゃんとき聞きたいなー。 サンドラとのデュエットもきれいだった。 みきちゃんてデュエットあんまり得意でないのかしらって思ったこともあった のだけど絵になってたなぁ。(^^)

サンドラのほさちは、ティアラをかぶった瞬間にびっくりするほどきれいに 見えて、きりっとした容貌が映えるっていうのだろうか。 女学生の格好している時よりも似合う見たい。 まだ少し幼いって感じがひょこひょこ見え隠れするけど、チャーミングな感じが、 良かった、良かった。

ベルナルドの春野寿美礼。いやーびっくりしました。 最初はどーしょーもない、どんくさそうなお坊ちゃまが実は小悪党だった (でもやっぱりどんくさかったが)って変わり身が、はっきりしてて、 良かったです。歌も上手いし…確か新人公演で主役やってらしたという記憶と 名前だけで、ちゃんと意識してみたの今回初めて。でも ポイント高い!!。背も高いし。 プログラムの写真はちょっと意地悪っぽいですが…ごめんなさーい。
おもちゃみたいな公国の一族のみなさん。 踊る皇太子とかってわらわしてもらった。なんなんだいう気持ちと裏腹に 結構笑ったな。なりきっている姿がミョーに可愛かった(^^)。

途中、ダイヤが取られたっとか、大変だーって感じで歌っていた曲が頭の中から離れない私であった。 (歌詞まではおぼえてないのよね〜)2,3日頭の中をぐるぐるぐる・・

END