2003年4月4日 有楽町朝日ホール
司会は、永六輔さんと阿川佐和子さん。お二人の司会が楽しくて飽きない。
永さんのマルチな博識と、阿川さんのボケっぷり(永さんは地雷ふんでたけど^_^;)が遠慮ない口調と共に、笑いが一杯でした。
最初はハンドベルの演奏でのオーシャンゼリゼなんかを(もう一曲あったような・・・)。
ハンドベルの演奏を見ることも最近はちょくちよくありますが、あんなに大きなベルをみたのは初めてだった。
低い音になるほどベルは大きくなるそーです。机の上に置いたまま、ベルの中の動く部分をてで
触って音を出してらっしゃる姿に釘付けになっちゃいました。
一番小さな男の子の姿が人気者でしたねぇ・・・。でも、その隣にいたおにいちゃんがかなり
奮闘してましたのo(^ー^)o☆o(^ー^)o。
そして、こういう歌も歌ってらっしゃるんだと、普段みる姿とは違った感じをうけた麻丘めぐみさん。
「愛の賛歌」はとてもな迫力。
素朴に「君がすきでたまらない」と連呼する歌を歌ってらした山口良一さんは歌う姿が微笑ましかった。
岩崎良美さんは、「ディ・ドゥ・ダー」と鼻歌のような歌を・・・。カフェで流れているようなフランスを思い起こさせる軽い
感じの曲で、とてもキュートでした。
真っ白の裾の広がるウエディングドレスでご登場のうつみ宮土理さん。一度着たいとうらやましそうな、
阿川さんに「貸してあげるわよ」って(笑)。
1部ラストは五木ひろしさん。五木さんと石井さんとのつながりが見えないっという司会者お二人。
徳間康快さんという方のお葬式でふたりで弔辞を読んだのが縁だそうです。
石井さん「焼香しながら歌ってねと交渉したわけじゃなぃのよ」って(笑)。
演歌歌手の五木さんですが、フランス語で歌われる部分はそういうこと感じさせない。
さすがに日本語だとちょっと演歌風?でしたが。でも、それは演歌歌手の方だという頭があるからそう聞こえるだけでしょう。
五木さんが仏語で歌っているというシュチュエーションが、なんだか違和感ありますものねぇ・・・。
でもとっても素敵でした。
2幕初めはタイム・ファイブの綺麗なハーモニーから。私はちょっとわかりませんでしたが、
他にもこういうグループがあって、それぞれ人が抜けていって・・・5人そろっていることが素晴らしいとかって
話してました。
チェン・ミンさんは二胡という楽器での演奏。「蘇州夜曲」と「シェルブールの雨傘」。
いわゆる胡弓というものとは違うそう、私らは、チェン・ミンさんがもってらっしゃったものが胡弓だと思っていましたが・・・。
「シェルブール」のせつない音楽が楽器とマッチしていてすごく綺麗でした。
この歌も、かなめちゃん歌ってたなぁ・・なんて、少し思い出すと、なんか誰かか横で踊りにでてくるような気がしたりして・・・・(笑)。
そして、永さんのトーク。さんざんしゃべってらっゃるから、
特にトークのコーナーなくても(笑)って思いましたが、本当にあった、勘違い話は、ほんと楽しくて爆笑。
それはないだろぉ〜〜と突っ込みもでき、しかし、ありえそな人お話3連発でした。
そして、ピーコさん。この方もブラウン管の中では見えないいろいろな活動をされているのですねぇ(笑)。
TVでは、言いたいことをいうトークと、キャラクターが一番前にでちゃってますが・・・。
歌は、「いつ帰ってくるの」。歌うピーコさんはとってもかわいらしかったぁ〜〜。
そして、かなめちゃん!。
ロビーにで着ていたのがお衣装だったので、それで登場かなと思っていましたが、ドレスにお召し替え。
99年のディナーショーで着てらした、黒地に、赤や金で花や孔雀の柄が織り込んであるようなストンとしたドレス。
阿川さんに「また長い人がでてきた」って言われて「でかくてすいません」って(笑)。
その前に出てらしたチェン・ミンさんも背の高い方だったんですよねぇ・・・。
宝塚OBと紹介する永さん。「涼風」という名前から話が進まない永さんと、他のことを聞く阿川さんの話が
ちぐはぐしちゃって、ちょっとどーしましょ状態だったかなぁ〜〜。なんだか妙な間が流れてしましました。
宝塚に居た人に対するイメージがお二人の中でちがっちゃっていたんでしょうね。
歌いはじめると、バックがパッと赤くなり、照明も明るくなる。曲は「ろくでなし」。
パンチ聞かせて、えらい気持ちよく歌ってましたね。アップテンポの曲ということもあり、
お客さんもノッテくださって、急にコンサート会場のようになっちゃった(笑)。
もともと、音量大だったんでびんびんと響いてましたしねぇ・・・。途中から、キュートな歌い方になって・・・
楽しそうでございましたっ。
永さんの話じゃないけど、宝塚とシャンソンは本来近いものなんですよねぇ・・・
私が知っているほとんどの曲は、宝塚の舞台の中で覚えたわけだし・・・・。この日歌われた中でもけっこう歌詞を覚えているものもあったりして・・・。
ただ、最近はシャンソンをシャンソンとして聞かせることはなくなってますから、かなめちゃんがシャンソンを歌うっていうのも
新鮮なんですわ。
「シャンソンを歌うには若すぎるかなと思っていた」というかなめちゃんに、「この謙虚さ・・・でも、
そうこうしているうちに歌うには年が行きすぎになる」って永さん・・・|*'O')w ォ-ィ!!
まっそうならなくてよかったかしらん(笑)。また、いろんなところで歌ってくれる機会があるといいな。
かなめちゃんの次は、草野仁さん。てかりのある青いスーツに黄色のシャツに蝶ネクタイ、白いくつと派手ないでたちに
会場唖然・・・^_^;。衣装で助けてもらおうと思って・・ってニコニコ顔の草野さん・・いやぁ・・いい笑顔。
「想い出のソレンツァーラ」という曲だったんですけど、それで、ソレンツァーラってどこだろーと調べたらしいんですよね・・
それを説明してくれました。けっこう人柄が出てくるトークでしたねぇ〜〜。
お歌は、謙遜されていましたが、味のある素敵な歌声でありましたよ。声のよい人は歌もいいんですねぇ〜
最後は、石井好子さん。
80歳というお年を聞いてびっくり。そういうお年の方の雰囲気はなく、いい年を重ねてこられたという風格が
伝わってくる。ベージュのドレスにとも布のショールを羽織って歌ってらっしゃぃました。
2曲目の「初日の夜」の最後のそのショールを広げたポーズは、ライトが当たってとても綺麗だったなぁ〜〜。
ラストの「モンデュー」は、すごかった・・・。
仏語で歌われていたので、聞いていて数字の部分しかわからなかったんですが、その「モンデュー」って
歌い方に反応しちゃって、涙でてきちゃった。
お話によれば、1日でも2日でも・・・一緒にいたいというせつない女性の歌だそうですが、
その前の話から、1日でも2日でも早く、戦争が終わってほしい・・なーんて勝手に入ってきちゃっていたのかもしれません。
プログラムには、出演者へのコメントを石井さんご自身の言葉で書かれていました。
やんわりとした口調がなんだか心地よいのです。きっと、この人柄に人が集まってくるのだろうなと感じさせる
コメントでした。この公演がおわったら
次に出てくれるひとを探しに歩くのなーんておっしゃってましたが、ホント、いろんなところに足を運んでおられるご様子。
かなめちゃんのところには「ジャックブレルにのめりこんでしまった涼風さんは私の同士です」と・・・
昨年のジャック・ブレル、聞きにきて頂いたんでしょうか。
会場には人にまぎれてしまってはいましたが、難民の方々の写真、解説も展示してありました。
すべてを理解するには、戦争は多くて・・日常的に感じるには私たちの生活から遠いところにあったりする・・・
こういうこころみは、確かにイベントだけど、いつもよりも少し深く考えることが出来、
募金を集めるいう目的以上に意識的に意義があったような気がしました。
といっても、募金が集まらなきゃ意味はないのでしょうが・・・^_^;。あっちゃんとしてきましたよ、気持だけしかできませんでしたが。
かなめちゃんがらみだからの参加でしたが、このコンサート参加できて良かったと思いました。
『 遠く、遠く、「日本」というところから
私にわかるのは、そこから手が差し伸べられたということだけ
やっと、また信じる気になった
明日は再び可能性をもってくると』
プログラムと一緒に入っていた、国民難民高等弁務官(UNHCR)の事務所発行のパフンレットの
中に掲載されていたルワンダの女性の書いた文の一文。
忘れられないものになりそう・・・。
2003/04/06