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2004年12月24日 宝塚ホテル

2005 X'mas Dinner Show

今年のディナーショーは宝塚ファンには馴染みある宝塚ホテルと、東京はパレスホテル。懐かしい曲をかつての場所で・・ 偶然かもしれないけれど、そんな思いを感じる設定です。
初舞台から25年・・・昨年は結婚とかがあって生きてきた人生を振り返っていた気がしますが、今年はめいいっぱい、 舞台人として生きてきた時の涼風真世25年のフルコース。

ジュピターのを歌いながらの登場ですっ。
いつものウィッグより若干長め軽い感じのショート。ピンクのブラウスに黒いのパンツという姿で現れました。
えらく低い声から入ってまして、かなり高いキーのところまで・・・ こんなに音域の広い曲でしたっけ??平原さんの歌を聞いてみたくなりました。

ほやっとした口調でのトーク。かなめちゃん自身がとても穏やかな気持ちで今を向かえている感じがよかった。 そのままその状態で「MY WAY」・・・そして、宝塚の頃の思い出とアルバムの中に入って行きます。
新人公演のお話から、「飛んでアラビアンナイト」。ふるーいまだ「花の指定席」以前の番組を録画したものを見たことがあり、 そのふるーい(失礼)色合いが頭に浮かんできました。
下級生時代の思い出を経て・・・初めてのソロ、バウ公演での馬の話(馬だけだったわけではなかろーなんだけどね(笑)よっぽど 印象に残ってるらしい・・・初めての新調のお衣装らしいし)。
思い出のバウホール公演・・・
「スィートリトルロックンロール」「夢の彼方へ」「リラの壁の囚人たち」「赤と黒」。どれも初めて生で聴くんですよねぇ・・・♪
すっと役の顔に入っていくかなめちゃん、 スィートリトルロックンロールなんぞは、きっとこんな顔して歌っていたのだろうなぁ〜〜と簡単に想像できましたよ。
「赤と黒」はいいなぁ〜〜みたかったと思わせる歌声・・・情熱に燃えるジュリアン・ソレルの生き方が見えるよう・・・そして、 かなめちゃん自身がもうほんとうに懐かしんで大切に大切に歌っている・・・びんびと伝わってくるんです。

宝塚といえば豪華絢爛!!松ケンも真っ青な総スパンのお衣装着てましたっ、おっきな羽もつけてましたってことで、 レビュー・ショーのメドレー。
「ビバ・シバ」の間奏の間に ひらひらとした黒い上着に黒のチュニックにお着替え。。これは、逸翁の夕べの時にも見ましたね。
この歌好きなんですよねぇ・・・勢いがあって宇宙を感じる。そして、「レインボーシャワー」 私が始めて生で聞いた公演です。かわいかったなぁ〜〜なんて思い出しておりました。 ここでは、客席に降りてきてくれて嬉しかった。
そして、新源氏物語から「恋の曼荼羅」・・ショーではないですよねぇ(笑)でも、 この曲かなめさんの声にすごくあっているのですよ。光源氏の恋がよりドラマチックになるんです。
そして、「ル・ポワゾン」。ちょっぴりスローテンポ?って思ったのですけど・・・こんなものでしたっけ。 ピンクのお衣装とラーメンパーマが浮かんできました。
間奏で中に入って今度は白いブラウスに刺繍の入った黒いジャケット。柄の入ったパンツ!!
このかっこ好きだな♪
宝塚のショーは体力がいりますねぇ・・って
そりゃそうですが、こんなに立て続けに体力のいりそうな歌ばかりの選曲じゃそりゃ体力いるでっしょ

そぉぉぉして、 トップスターになりましたって元気なお声。そうトップスターさまでしたよね(笑)
皆様よくご存知のベルサイユのバラご存知のオスカル!! ブロンドの髪なびかせて・・って言っていたら客席から「オスカルさま・」ってな声が聞こえてきた。 そのままオスカルとロザリーの対面シーンの再現。
ロザリー元気だったか
はい、この通り・・
ってまた、ぴったりなのよぉ〜〜お久しぶりのりんりんさん(朝凪鈴)が客席から登場。
大胆な柄の赤いワンピースのりんりんさんは、かわいかったぁ〜〜
そして、舞台上でふたりで当時の思い出話してくれました。
「リラの壁の囚人たち」の時、手と手だけでまわすリフトですっ飛ばしてしまったコト。大変なことなのにリんりんさん笑っていたそーです。
気持ちよかったは本人談(笑)
いたずら好きらしく(知ってます)・・・一緒にいろいろやっていたらしいけど、どしてもりんりんさんの方が先に怒られてしまう・・とか。 きっと顔にでちゃうんでしょねぇ・・・
そんな仲間がもう一人ここにいるってことで、今度は客席にいたみつえさん(若央りさ)をひっぱり出す。
とっても恐縮しまくって、舞台の端に端によってしまうみつえさんでした。
3人で温泉に行ったとか・・それもCMシリーズって。ホテル紅葉や、有馬温泉のCMをくちずさんでくれまして・・・客席でひとりむちゃウケテました(まわりが・・ 関西の方ではなかったので?だったらしいんですローカルなCMですよねぇ(笑))。

ふたりが客席にもどってたら、すっとオスカルの世界に・・・この切り替えの速さはさすがっです。
いつもよりもしっとりとした歌声のような気がしました。
ピンクの軍服で大階段を降りてきた姿がよみがえって感慨ふかぁ〜〜。
そのまま「銀の狼」。先日再演を見てきたところですが・・やはり・・この声がいいんだぁ〜〜と その時の多少の欲求不満を解消していただきました。
高温のせつなさたっぷりの声がたまらんのですっ。
その後はしっとりと「ラバーズグリーン 」。バックが森に変わり一気に森の中の住人になったような気がして聞きいってました。
言うのよかなめちゃん。
この作品で私は退団を決意しました・・・
何度聞いても・・ちょっと悲しい気持ちになっちゃいますね。
そして、もちろんグランド・ホテルから「グランド・パレード」ここ数年何度か聞くことができたこの曲ですが、 一番、迫力あった気がします。
歌い終わったあとは、着替えに入ってしまいました。

そして聞こえてきたのは、
宝塚最後の日はこんな頁でした
って。。。
流れた、宝塚ラストの挨拶。

拍手が聞こえてきたときにもうあかんかったです(;O;)。
今回ね、始まる前に懐かしい曲がいっぱいすぎて、当時を知っている人は泣くよ〜って聞いていたのですが、 懐かしいなぁ〜という思いと同時にワクワクとした気分で聞き、また かなめちゃんの声の迫力に押されまくっていたので涙ぁ〜〜って気分では全くなかったんですよ。
なのにもうねぇ・・
こんなもの流すなんて反則だぁ〜〜。
少しかすれた挨拶の声・・いっきにノックアウトですっ。
これはもう理屈超えてますから。
そして、その後は放心状態で、息するのも忘れてみてました。

そんな演出の後は、女優涼風真世の世界。
赤いドレスにロングのウイッグで登場。
曲はエピローグ♪
胸元にコサージュつけて、切り替えのスカート。 ちょっとブリブリかな?ってぐらいの雰囲気(笑)。
オリジナルの中から「あなたの帰る場所」「哀しみの星座」「ずっと」「思い出にはできない」
「あなたの帰る場所」は、確か2000年のコンサートの時に何でもないのにひとり泣いちゃったことがあったなぁ〜〜とか、 これ聞いたあとシンデレラのように(例えが良すぎますか?)階段を走って帰ったとか感慨というよりも 変なコト思い出してしまいました(笑)

退団後のミュージカルナンバーメドレーに続きます。
屋根の上のバイオリン弾きからの曲、回転木馬から「もしもあなたが・・」夢見る少女から、 いたずらっこい顔になってshe loves meから「バニラアイスクリーム」そして、 「42nd street」におちゃめな声で「Me & My Girl」から ラストは、ジェーンの「音楽を待っていた」。かわいいドレスちょいとあわないかも(笑)
ビーンと歌いあげます。どれもこれもっと聞きたいよぉ〜〜と思うの
優しい声でありがとうというかなめちゃん。
涼風のMy Way Diaryはここでおしまい。
締めに「MY WAY」をドラマチックに・・・歌ってくれました。

ここからは"今"そして、未来。早速来年のお知らせぇ〜〜。
「あずみ」「My&My Girl」「M.A」・・・3本の舞台ですっ。
どの役にも次の年の予定がこんなに決まっているのもめずらしい・・かも(笑)
お金を貯めてきてくださいっていうのよぉ〜。
貯まらないのよ・・かなめちゃんと心の声が叫んでおりました^_^;。
でも、がんばろっ♪

そして、「ホワイト・アンド・ブルー」
コレ・・・今回の中で一番!!
ピーンとはった気持ちのいい声もいいですが、優しくて包み込むような曲調は、かなめちゃんの今の声にあっていて特に高音のやわらかさがたまらない。 声が降ってくるのですもの。
もちろん、どれが一番っていうものではないのですが、 それでもやっぱりこの1曲というと今回はコレですかねぇ・・・
CDの中の歌声なんぞ比べ物にならないぐらい感動しました。

アンコールには、着物姿。
さすがにお着替え大変だったのでしょうね。でてこないぞぉ〜〜状態(笑)
待ったかいがあるってもんですよ。この晴れ姿!
薄いブルー地に松?梅?の柄が大胆に書かれた着物にシルバーの帯。薄い色合いのお着物がよく似合ってうっとり。
ウイッグの形もあって人形のようでもありました。
その姿で歌う「蘇州夜曲」は、しっとりとしていてこれまた素敵。気持ちよかったなぁ〜〜
やっと着物姿も似合女になったかなとはかなめちゃんのコメント。
あのぉ〜〜世間では着物の似合う女優って言われていることもあるって意識はないのかと思うとおかしかった。
ただ、あまりにめでたい柄のお着物は、一瞬にして私をXmasから、お正月に飛ばしてくれました。
ラストは、「星に願いを・・・」
優しい歌声が、会場全体を包んで癒されました。
空をみて・・星に願えばきっと、夢がかなう♪
そんなメッセージ、ふわっと受け取りながらディナーショーの幕は降りました。

Xmasのディナーショーというよりは25周年記念のコンサートというような趣があった今年のディナーショー。
ところどころで、目の前の姿が当時の舞台姿が重なってみえた。
しかし、歌いましたねぇ〜〜。
好きな歌を、これぞ涼風だってな歌を集めたらこうなったのでしょぅけど、とりあえず声をぐぁ〜〜って前に責める歌が多くて、 歌う方もすごい体力でしょうけど、聞くほうも・・・必死だ(笑)。
立て続けに展開する世界に身を置きながら、息するのも瞬きするのも忘れて聞いてしまいましたから、 終わった時には頭の中の酸素がなくなっちゃったようで放心状態。
1時間半がその倍ぐらいの満足感♪。
参りました(笑)

涼風真世の頁に、みなさんの思い出を重ね合わせて聞いてください。
そんなような言葉が最初にありました。かなめちゃんの25年を全部知っているわけではないですが、 その中の17年は私も一緒に時を刻んできましたからね。そういう意味でも感慨深かったかな。
いい思い出ばかりで、楽しかったよぉ〜〜。
前を見続けてるかなめさんに刺激されながらやって来ましたからね(^_-)-☆。
これからもずっと見ていられた・・いいな。

来年も宝塚ホテルさんに呼んでもらえたらって・・・そうなりゃ嬉しいけど・・・。
来年は・・・無理でしょ(笑)。
でもまた大阪でのディナーショー楽しみにしてますよぉ〜〜〜

天使が舞う聖夜が似合う・・・ 素敵な夜・・・

懐かしい涼風ワールド・・・
そのパワーには天使もサンタもびっくり!!。

過去がただの過去になってしまうのではなく、
今に生きた形で残っていて現在もキラキラしてる
それって・・・すごいよね♪

(^з^)-☆Chu!!

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