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2002年10月14日〜10月19日 新宿サザンシアター
原案 エリック・ブラウ、モート・シューマン/作詞・作曲 ジャック・ブレル
訳詞・演出 青井 陽治/音楽監督 岩間南平

Jacgues Brel is Alive and Well and Living in Paris
-ジャック・ブレルは今日もパリに生きて歌っている-

TeamC
○ 涼風真世/池田聡/黒田アーサー/NIRO

「ジャック・ブレルを知っていますか?」そんなギャルソンの台詞ではじまります。 しらなかったよぉ〜と心の中でつぶやく私(笑)。
ほーんと「ジャック・ブレル」ってどなたさん?で、勝手に女性だと思い込んでいたぐらいですから^_^。 でも、ちゃんと最初に説明していただいて・・・すごい人だったんですねぇ・・・
安定した生活を嫌い、絶えず変化を求めて、素晴らしい歌を残して若くに去っていった・・。NYでこのミュージカルが上演された時にはロングランだったというからその人気ぶりも 想像できる。ただし、日本での知名度は、出演者のコメントをみていても、 低かったようだし、私が知らなくても仕方がないかぁ(笑)
宝塚はいろいろな曲を使うけれど、あまり聞かない。調べていたら数年前の雪組公演で少し使用されていたみたい。 よく覚えていないけど、恐ろしく早口で歌ってらしたのがそれだったのかも。

舞台には向って右に階段(これはけっこう高くてロフトなんかにあるような階段)、中央から左には3段ぐらい段。左は突き出されたように高くなっている シンプルなもの。照明とカーテンで雰囲気を出していました。

お衣装は、男性陣はエンジを基調にしたデザインもののジャケットで統一。 シャツとジャケットの色合いがけっこ好き。 池田さんはオーソドックスな形。アーサーさんは、ジャケットのすそに切り替えが入ったタイプ。 NIROくんは水玉やら、ストライプやらいろんな生地がタテに並んでパッチワーク状態。 宝塚時代ならかなめちゃん好んで着てそう・・。
かなめちゃんは真っ赤なドレス!。
この赤がですねぇ・・かなめちゃんじゃなかったら、誰に着せるン?ってぐらい似合っておりまして・・・。 胸元にギャザーが寄せてリボン風で丸いカット。正面で見ると多少中身が気になる(笑)。薔薇なのかな(よく見えなかった)おっきな花の地模様です。
ストラップは、見えないものにしてあり、ヘアもアップスタイルだったので、綺麗なうなじや白い背中がばっちり。 明るいライトの下ではパーと華やかな色合いになり、肌の色の白さとのコントラストが綺麗でうっとりしちゃぃました。
クリアネイルもキラキラしてる。
ロングのスカートは第1印象ではかなり広がったものだったのですが、19日に見るとそーでもなかった。
しかし、その中に見える黒い靴が、驚異的に高いもので^_^;。厚底もいいとこ。15センチヒールぐらにいには軽く なってんじゃないのかしら。おまけにヒールは華奢なタイプ。その靴で、あのでこぼこした舞台の上を走っていたのか? あの階段を下りていたか・・・と感心してちゃう。
そんなに高い靴履かなくても充分縦に長いんですけど・・・(^^ゞ。


ギャルソンの語りのあと、明るくなって開幕ですっ。

♪マラソン /4人
曲名の通り走っているような曲。
楽公演にゃみんさん満面の笑みで出てきてそれまでシックだった舞台の上がぱーっと華やかになるんです。 NIROくんとの一緒の部分にゃしっかり顔見合わせて歌ってましたっ。
あっ、池田さんとアーサーさんも・・・しっかりと見詰め合って?(笑)。
かなり動きながら歌ってますんできついんじゃないでしょか。息が切れるというようなジェスチャーも しておりましたが、平気でしょうきっと(笑)。

♪孤独/黒田
のっけから勇ましい?歌でしたね。歌聴いたことなかったんですが、なかなかよいお声♪。 こぶり握り締めて歌っていたのはここだったかしら・・

♪マドレーヌ/4人
アーサーさんのおいでってなジェスチャーに走って飛び込んでくる。みなさん童心に戻ってません?
早口大会第1発目・・・^_^;。とりあえず、言葉が詰まっていて・・・最初は 聞いていておよよ〜〜んでした(笑)。
どうやらマドレーヌさんを待っているのだが、こないんだなぁ〜。でもかわいいんだよぉ〜と心底惚れちゃっているご様子。 歩きながら、動きながら・・・最後はちょいとラインダンス風でも盛り上がった曲。
かわいいって言葉に、みんなポーズ付けるんですが、かなめちゃんのポーズのキュートなこと。 かわいいのは貴女よぉ〜〜って(笑)。

♪私の愛/涼風
プログラムによると・・・・少年時代にブレルが愛したものが列挙されているらしい。 なかなか乙女チックなナンバー。
これは、ミュージカルの中の1曲っていう雰囲気がする。 イメージ的にはおとなしい時のアマリアかな。懐かしむようないい顔して歌っていたなぁ〜〜。

♪マチルド/池田
ジャック・ブレルさんは女性に振り回されていたのでしょーか。それとも振り回すような女性が好きだったのかしら。 と思いました。
手を見て歌っているような池田さんの姿が印象的。

♪独り者のダンス/NIRO
客席から登場のNIROくん。僕のお嫁さんはこんな人がいいっ。めいいっぱい愛するんだぁ〜ってかわいいの。 お客さんに指差して「NO」って・・・ハハ^_^;。
後半うしろから、残りの3人がNIROくんみながらなにやらひそひそ話・・(笑)。 その雰囲気のままMCへ・・・

♪臆病な人たち/涼風《池田/黒田》
思いっきり笑わせたあとはすっと、マジな顔で両手マイク(笑)。
静かな曲で聞かせます。ふっと間をおいてポーンと3人でハーモニーなんって部分は、 かなり慎重な面持ちでやってましたね。
目を見てではなく、背中あわせであわせるのって大変そう・・・。見た目はとてもいいんですけどね。

♪私の死/涼風《池田》
そのまま、黒田さんの台詞の間に2人は右側階段に。
ビブラートかけてところどころちょっと鼻づまり(表現悪いな)的な声になってる。 かなめちゃんの後ろでところどころの池田さんがコーラスしてくれるのだけど、 池田さんの声だけになるところで、かなめちゃんが天を仰ぐ・・・つらくてしゃーないってな風情の表情が これがもぉ色っぽくてね・・・ドキッとしちゃいました。
後ろにいる池田さんも、ドキッとしてはるじゃとおもいきや、こちらは、ご自分の世界に・・・(笑)

♪女たちと犬/池田/黒田
お2人の掛けあいが楽しい1曲。酒場での男性どうしの会話ってところでしょうか。
「女性は追えば逃げるし、追わなきゃ怒る」ってぇ・・・ごもっとも^^;。女はかなりひどい生き物だそーです。

♪ジャッキー/池田
勢いのある曲。やる気満々の歌詞なんですよねぇ・・。ちょっとえらそーに歌ってらっしゃったかな(^^)。

♪彫像/黒田《ダンス NIRO》
インナーを脱いじゃって巣にジャケットのいでたちのアーサーさん。NIROくんは ボロ着風のお衣裳で登場、堕天使っぽい。
語りのような歌で よかったんですけどね、前でNIROくんが踊ってくれるものですから、初回は気がそぞろですんませぇ〜〜ん(ーー;)でした。 2回目は歌中心に見ていて、すごく好きに・・・アーサーさんソロの中では一番好きな1曲となりました(^^)v。 ラストの一言がいいな。
NIROくんのダンスは、歌のままの振りがついてて。。。人をおちょくったような表情面白いし。 しなやかに動く手足も綺麗で・・・。歌ばかりだと思っていたのでちょっとお得な気分。

♪絶望した人々/4人
2人はそのまま、舞台に残って4人でハーモニー。階段に縦一列に並ばれるとちょっと圧倒される。
これはずっと無表情な4人・・・
衣裳がね前記のようなものですからバラバラなんです。でも、それがいろんな人々感がでていてよかったなぁ〜と 思う。

♪息子たち/涼風
かわいい曲なんですよ、ピアノ伴奏で…まだ3人は舞台上に残っていて、みていてくれます。 椅子にまたがってるNIROくんがかわいかったような記憶があるんですが、この椅子どこででてきたか思い出せないぃ・・ (違う場面だったかしら・・・)
歌詞の中の、「天才の子も♪」で、みなさんを指し、「凡人の子も♪」で自分を指すかなめちゃん。
ぼやぁ〜と優しい気持ちで聞いていたら…、だんだん雲行きが??
ん?赤ん坊のまま死ぬってあーた。消えるんかぁ〜〜。まったく。
そして、その歌詞のとおりに後の3人は舞台から消えてってしまった…^_^;。
変調してキーが上がっていくにつれ声を張り上げてうたっているかなめちゃん。 優しい顔して気持ちよさげに普通に歌っているところがよけいに怖かったりして…マザーグースの世界だよ。

♪アムステルダム/池田 (涼風/黒田/NIRO)
アーサーさんの語りのあと下手後方から池田さん登場。肩にジャケット引っ掛けて・・ひとりでぽつんと 立ってる姿にセピア色の風景が頭をよぎった。
かなめちゃんたち3人は階段へ…。ここのライト、ダークなんですが、綺麗なんですよねぇ。 赤いドレス暗い光だと、渋く光るんです。
階段で、座るというよりはよっかかるという感じでコーラスしてる。 そのよっかかり方が、なまめかしいというか・・・(^▽^;)
この歌が発表されたコンサートでは曲の途中で拍手が起きて大変なことになったらしいけれど、 雰囲気のあるとてもいい曲です。
池田さんの熱い思いのこもった歌にコーラスが、 かなめちゃん、NIROくんと順番に黒田さんが入る頃には曲は盛り上がり池田さんのボルテージも上がって カンドーぉ〜〜。
すっきだなぁ〜〜コレ

ここで休憩!!

2幕、舞台の中央に椅子がぽつん、ジャック・ブレルのレコードジャケットが置いてある。
ジャック・ブレルの歌が流れる・・・。
フランス語で何言っているかわからないけれど、なーんか物悲しい。こういう時の空間って不思議な空気になるんですよねぇ・・・。 クリアな音じゃなくて、ブツブツと雑音もまじるレコードの音なのがいい。
今は亡きジャック・ブレルの初めて耳にする声。音を録音する技術を 発明した人ってものすごい素晴らしいなぁ〜とあらためて。
実像はなくなっても、声も思いも変えることなく伝えられるのですから。
歌のあとはぱっと、ライトがついて始まりです。

♪牡牛/黒田
これねぇ。。。英語版のを聞いていた時もなーんか何言ってるかわからないのですけど私のツボにはまりまして、 おかしかったんですよ。んで、のっけから「太陽カンカン」ときたときにゃ。。^_^;。
タンゴ?ボレロ?って曲調にアーサーさんオレ!状態。派手な刺繍のしてあるベストに着替えてきてます。
でも…アーサーさんの明るさにはぴったりでして…たとえちょいとばかし歌詞にウケようとも、 なーんか許しちゃう(^^)v(あ。。歌詞の本当の意味はウケるものではないです・・念のため^_^;)。
そーいや、楽の日には椅子を倒しちゃってましたね・。

♪老人たち/涼風
センターにあった椅子をひな段の上において、そこにすっと座るかなめちゃん。赤いショールを巻き付けています。
年を召した方がゆっくりと行動する様子が描写されている…。かなめちゃんのしぐさもゆったりと・・
かなめちゃんが歌うと、すごくピュアな雰囲気が流れてるのだけど、違う人が歌うと 全然ちがうんじゃなぃかなと強く思った1曲。
「待っているよ」って声が入るですよ、とってもあったかい呼ぶような声なんですが、 この声の主は誰?池田さんかなぁ〜〜。
でも、この声ってあの世から呼んでいるんですよねぇ・・・^_^;。でも、こんな声なら優しい気持ちで逝けるかも・・。

♪故郷マリーク/涼風 《池田/黒田/NIRO》
アーサーさんの語りの間にかなめちゃんは階段に。ショールをちょこちょことお直し。
「ロンデルビー・・・」云々って何言ってるかわからないけど・・この部分の声は気持ちイイ。
でも・・だんだん悲鳴のような声になって悲しいの・・・(T_T)。「会いたいの〜〜」って・・・。 もぉ。。だんだん展開が暗くなるパターン多くない?^_^;

♪ブリュッセル/4人
初日から手拍子が自然にでてきたような、とっても明るい曲。NIROくんが中心になって、 うしろで3人が動きながら歌ってるン。楽の「赤いドレスは階段が好き」事件はココでおきましたっ (詳しくは三昧参照 Click!)。

かなめちゃんが別室の方でちょっと・・・と意味深な言葉のこし、池田さんを無理やり引っ張って退場。 袖に入ると、着替えなあかんのでしょうが。まさか・・・手伝って??(笑)。

♪ファネット/NIRO
正面向って左の突き出たところに座って歌ってくれます。初回は端に座っていたので、 ずっと横顔を眺めることに・・・。
横からみると彫刻みたいな骨格なんだよなぁ・・・綺麗だよ。
この舞台の中で一番繊細なバラード。 ちょっと脆い雰囲気をだしながらとつとつと歌っていて、雰囲気にちょっと助けられた部分もあるけど、 彼の世界が広がってましたね。

♪葬送のタンゴ/池田
自分の葬式の様子を皮肉っている。 でも、こんなこと思っている人ってかなり寂しがり屋なんじゃないかなぁ〜と思う。
池田さんは、ちょっと嫌味風に軽く歌ってらっしゃって、この方普段はこんなん?とか思っちゃいましたが・・・。

♪ブルジョワども/池田/黒田/NIRO
よっぱらいのお歌です・・・コレかなりおもしろい(笑)。
池田さん、黒田さんが客席から、NIRO君は舞台上でヘロヘロの泥酔状態・・・。
ブルジョアを嫌っていたのに気がつきゃ自分がなっていた?年月を重ねて変っていく状況がリアルかも。 笑ったのが、カサノバさんは本棚に入っちゃったって。。。それって(笑)。
最後は3人客席におしり向けて・・・おしまいっ。

♪ジェフ/涼風
酒場でお酒を飲みながら、失恋した相手をなぐさめている・・・といった状況。
かなめちゃん階段上から登場。おぉ・・・黒いドレスに着替えてる。ヘアもこじんまりと。 しかし、闇夜のカラス状態で、ドレスの形はよく見えなかったがボア首から掛けて、半そで?。 このドレスはここのワンポイントリリーフ。
タイムスリップしたような台詞を入れながらうたってくれる。いやぁ〜〜 このエコーかかったような張りのある低音の台詞ひさしぶりでニマニマしちゃう(^^ゞ。
顔も・・いっしょにタイムスリップしてましたん(ーー;)。あぁ・・ 「酔っ払い」なんてシーンありましたよねぇ・・^^
しかし、なぐさめているのか?と思うようなとっても投げやりな慰め方なんですけど・・・言葉尻投げ捨ててるし。 って思って、聞いていたら、 自分で自分に活入れてるような気もしてきた。「がんばれジュリオ」系かも(笑)
ラストは、台詞だけが残って退場なんですよねぇ・・ここは完全に顔見えないから・・・ キャーってヽ(`▽´)/←アホ。
♪次/池田
すっごく追い詰められているような気がして怖かった曲。英語版の「NEXT!」って 言葉には反応なかったんですが、「次!」と日本語で言われると、すごい圧迫感。
池田さんもすっごくつらそうなんですよねぇ・・・。ものすごい内容の歌詞で、歌詞だけを普通には読まないほうがいいっす。 カミングアウトかしら・・。ご愁傷様^_^;
ラスト近くには黒田さん、NIROくんも舞台上で「次!」って責める。ほいで、 女がどーとかって歌詞のあとに「キャハハ・・」って高笑い一発!。 かっかなめちゃん?目が点・・・

♪華麗なる千拍子/4人
事前に聞いていてた時にゃ歌ってほしいなぁ〜と思っていた一曲でした。
最初は、ぶんちゃっちゃってワルツ・。ゆったりと公園でのんびりって イメージかしら。手回しオルゴールの音してるし・・・。かなめちゃんの声もとってもかわいらしいの。そこにNIROくんの声が入ってくる。。。ここのふたりの掛あいが好きだなぁ〜〜。
途中池田さんと、黒田さんが入ってくる。すごく気持ちよさそうに揺れてる ふたりがとってもかわいい。
気持ちよーく聞いていたら、どんどん速度が増していって・・・・早口大会第2弾!
はぁ〜〜こっちの息がつまってくるよぉ〜〜くっくるしぃ・・・(笑)。
初日の時はね、かなめちゃんもちょいと乗り遅れたりなんかしてたよーな^_^;。 きっとあとでむっちゃくやしがっているだろうなって思ってましたが、19日はバッチリでしたね(^^)v
早いところになると口元ばかり見ちゃいますねぇ・・いつもははっきりきっぱり開けてうたっているのに、 やはり・・小回りになってんだ。
地球はまわってるらしいんだなぁ・・・確かに・・いろんな意味でまわってますねぇ・・輪廻転生とか。

♪愛さえあれば/4人
この題名すぐにわかんなくなっちゃうんですよねぇ・・・「愛こそわが命」だとか「愛あればこそ・・」とかもぉ愛ばっかでわからんっ(宝塚ナイズされている自分が怖い^_^;)。
そんなことはどーでもいいのよ(笑)これがねぇ・・もぉ〜〜エンドレスで歌っていてぇ・・・。そう思いました。とっても素敵な歌。
最初はかなめちゃんから・・・今度はちょいと低めの色っぽいお声・・・。「愛」ってフレーズの言い方なんかがかなめちゃんだぁ〜〜って歌い方になってる(笑)。
NIRO君が入ってきて、黒田さん、池田さんと歌いついでいき。2人ずつで歌ったり、 4人でうたったり。。。ここでも、NIRO君がパートナーですっ。
この歌かなめちゃんの楽譜はどーなってるでしょねぇ・・と思うぐらい、 サビの部分では脅威的にぐぃーんと上がる部分もありまして・・・そのあがりっぷりの気持ちのよいことっていったら鳥肌もの。
盛り上がったところで、マイク外して・・・1フレーズアカペラなんて趣向もあって・・・もぉノックアウトされました。 4人の声がマイクなしでも響いて・・・圧倒され気持ちもぐぃーっと盛りあがる。
歌詞もね、ほんとに愛があってそれによって地球が変わったらいいのに・・って思う。とっても偉大な壮大な曲。


この舞台は3つのチームがあり、ご覧になった方の話によるとそれぞれの特徴が出ていた舞台になっていたようです。 できれば見たかったけど断念。終わってから考えると、無理やりなら見れたかなとも思うのですが根性なしですんません。
プログラムには青井先生のジャック・ブレル没後25周年へのメッセージが載っていて思いの深さは 伝わってくる。ちょっとラプレターみたい。
シャンソンという普段あまり馴染みのないジャンルが基本ですが、関係ないなぁと実感。 そんなこと感じながら見ていなかったもの。
歌詞の内容とは反対にメロディーはとても綺麗で聞きやすくて、 言葉を伝えるという部分は通常と変らないし、当時は衝撃的だった歌詞も今聞くと、なんだかクスっと笑えるような ものが多くてとぉっても楽しめました(^^)v。


かなめちゃんのいたCチーム、NIROくんの他は、ほぼ「ハジメマシテ」!
池田さんは、おだやかでいい人だなぁ〜〜と思わせる。まあるい頬骨が愛しくてね(笑)(たこ焼きできそっ。)。 あまり口数は多くなかったですが、いつも最後まで笑っていたのは池田さんでした^^;。もしかしてゲラですか?
歌はね、嫌われない声と歌い方がなぁ〜と。変な言い方しますがほんと嫌いって人は少ないだろなと思うんですよ。
独特の雰囲気が癒し系なんだろうとも思うのですが、やはり先日のチャリコンなんぞに出演している 方々とは、押しの形が違うような気がするの。
漠然とした感覚的なものなんですけとね。ばっと客席を見据えてって歌い方はやはりなかったし、どんなに熱くなって歌ってらしても 暑苦しくないんですよねぇ(⌒-⌒)。
かなめちゃんが退団後はじめてCDを発売した時に、 「何度聞いても心地よい歌い方」というような話をしていたのを思い出した。そんなことすっかり忘れていたのに。。。
アーサーさんは役者ですね。合間にはいる朗読のような語り部分は殆どアーサーさん担当でしたが、 ジャック・ブレルの世界伝わってきました♪。
この人の明るさはねぇ・・いいなぁ〜〜。なんだかとっても楽しそうだし(幸せだから??)
ものすっごく優しい目してかなめちゃん見てくれまして・・・・(と私は思ったのよっ)。涼風ファンとしましては それだけでかなりポイントアップしちゃうんですが、それを省いても好感触。しつこいですが、「彫像」よかったっす。
NIROくんは、「さよならの城」の時も、かなり笑った記憶があるのですがかなりおかしいかも。 ボソッと言った「同情するなら金をくれ」はナイスでした。
声大きいですよね(笑)。高音はけっこ独特の声質、低音はわりと渋めで面白い。また歌を聴く機会あるかな。

かなめちゃんは・・・お疲れ様でしたぁ〜〜って(笑)。
かなりの曲数それも膨大な歌詞にきっと必死になっていたんじゃなぃかしら。
いきなりシャンソン歌うって聞いてかなりびくっくりしたっけ・・・。私らの頭の中はまだ「直子さん」の世界だったし(笑)。
どんなんだ?と事前に英語版を聞かせてもらい、 その時にゃあっ、コレはいけるっっ・・・・早く見たいぞぉ〜〜とかなり勝手に興奮!!
そしてこの日を迎えた。
想像どおり・・・いやそれ以上に(こんなにたくさん歌ってくれるとも思いませんでしたから) 満足ですっ。
コンサートなんかでとってもいろいろな歌を聴いていて、いまさらどんな歌を歌っても驚かないぞと 思ってもいいはず。
なのに毎度毎度新鮮な感動がぁ〜〜。ぐぉ〜〜って内側から吠えたくなるよーな気持ちにさせてくれるんですよねぇ。。
今回は、独りじゃないしかなめちゃんご本人も別の楽しみ方ができたんじゃないでしょかねぇ〜〜。 話も聞いてみたい。
「アムステルダム」「愛さえあれば」また聞きたいなぁ〜〜。でも独りじゃ無理よねぇ〜〜。「私の愛」や「故郷マリーク」 ぐらいなら歌ってくれるかな。

とぉっても楽しい舞台、ジャック・ブレルさんと今回ハジメマシテの共演者方と、 進化し続ける姫に乾杯( ^_^)/□☆□\(^_^ )

2002/10/25