「華麗なる復讐」
(土曜ワイド劇場 放送日 2004,6,12)
CAST
篠原暁子 葉月里緒奈/片瀬裕子 涼風真世/中島カオル 田中美奈子/加納久美 遠野凪子
なんか・・かなめちゃんと呼ぶのが似つかわしくない作品だったな。
これみる前に「かなめちゃん出てるけど犯人?」というメールがありまして、そのあと「やっぱり犯人だった。そして死んじゃった・・」と。
おーいまだみてないってば(-_-;)。
だから、犯人だってコト、死んじゃうってコト知っててみたんですわ。するとこれがまた怖いんだ。
何から何まで意味深に見えて、何しでかすかとドキドキ(笑)
TVの前でコワっ・・と可愛げなく(笑)叫ぶこと数回。見終わった後はかなり疲れました。
ずっと緊迫したものが流れていて、少し神経質そうな葉月ちゃんの表情と、一見優しそうな目をした裕子さんの
奥に見入っていたのは確か。
謎解きの面白さは薄いですが、緊張感の中の
やりとりがナカナカ・・・オソロシク(笑)オモシロイものでありました。
いろいろな複線と、演出に(意味ありげにイロイロ小細工してくれてありがとう!)騙されたって気もしますが
ふたりをたっぷり見せていだきました♪(密かに葉月ちゃん好き(^^ゞ)
フローラルアート大賞の最終候補を祝ってのパーティー。このパーティーの主旨がイマイチわからなかったんですけど。とにあく女ばっかりぃぃ・・。
候補に上がっていた暁子さんと、もう一人の候補者が壇上で紹介される。
「カオルさん」と意味ありげにつぶやく裕子さん。
このカオルさんがまたキツそーな面持ちで(笑)。ライバル意識前面に出してますん。暁子さんとは、過去に旦那
をめぐっての因縁ありそっ。
そしてこの3人、フラワーデザイン教室とやらのお友達だそ−な。
「同窓会しているみたいね」と近づいてきた先生。常ににこやかな笑みをうかべており、とってもお綺麗な方ではありますが、
すべてが嘘っぽいんだな(笑)。
パーティー終了後、裕子さんのマンションまで暁子さんが送ってくれたワケ。
そこで見たものは、夫の死体。彼女がパーティにしてきてねってプレゼントした手作りの刺繍のされた赤いネクタイをしたまま、
マンションの屋上から落下したらしい。
なーんで裕子さんのマンションで死んでたのか・・
最後に分かれた際にの「相談したいこと・・」とは何だったのか・・
パーティ会場で30分の空白があり、疑われるも注文
していたハサミを取りに行ったことであっさりアリバイ成立しちゃう裕子さん。めでたいパーティ抜け出して行くようなコトじゃないとおもうけど・・。
葬式には、派手な赤いスーツで赤い薔薇を死人に投げつける女エリ登場。
そして、ストーカーのような記者?さん、エリが週刊誌に売りつけた記事をバンと見せる。
看護婦は、なんだか攻撃的・・
役者はそろった・・・
ショーの最終選考の舞台は倉庫の中。用意された白い生地をはりめぐらされた場所。
少し孤独感を感じる場所。
「ここが、暁子の戦場よ」ライトの当たった白い場所に立った姿は、ひそかにステキ(笑)。
エリの家に向かう暁子さん。
インターホン鳴らし、留守で半開きのドアとくりゃねぇ・・。そこにあるものは死体と決まってます(笑)。
隣には、遺書が・・・。んで、これで自殺に認定?その後警察が動いた様子がないのは突っ込まないでおきましょう(笑)。
暁子さんは、途中で裕子さんにTELしてるんですよね。
「今どこ?」「私も行くわ住所教えて」そんな普通の会話・・
しかし、その時犯行中だったはずなの裕子さんっ。むちゃ冷静な会話・・・(-_-;)。まっ後にこれが命取りになってしまうのですが。
歩道橋から暁子さん突き落とされた。かろうじてお腹の赤ちゃんは無事・・・
「私が狙われてる?」
そんなことがあったあと。店に戻ると、花が散乱・・・切り刻まれておりました。脳裏にうつるにゃハサミ持った看護婦なんだけど・・。
花の切り口がおかしいことに気がついていた。
そっして、裕子さんのハサミも欠けてることに気が付いてしまいました(-_-;)。
なーんで、そんな欠けたハサミつかってんでしょうか。愛着あってとかと言ってましたが・・・
おまけにだめよぉ〜そんなハサミでいけないことしちゃぁ(笑)
暁子さんの頭の中にゃハサミ持った裕子さんの鋭い目・・(漫画なんかだとキラーとかって光ってそうだわ)
こっからが本番ですっ。
今回の作品には藤蔓が欲しいってことで、裕子さん知り合いの山にでかけることに。
「何を考えてるの?」
暁子さんの台詞ですが激しく同意・・
無心に運転する裕子さんの横顔は、とても硬く、心なしか言葉も硬い。
車のドアバンバン閉めて・・・さっさと準備しちゃうの。
山の別荘は、本当に一軒家。何が起こってもかしくはないってなもんです。
もうね、勝手に想像力膨らましてしまうから困ったもの(笑)。
無心で山を歩くふたり。
もっと奥にと裕子さんが促す。
案の定?姿を消す裕子さん。日が落ちて、暁子さんがやっとのこと戻ったところで登場。
「今さがしに行くところだったのよ。どこにいたの」と・・・
なーんて絵に描いたような筋書き(^^ゞ。
暁子さんの表情どんどん硬くなり・・・
それに伴って、裕子さんがどんどん胡散臭くみえてくるぅ・・。優しい言葉がねっとりと聞こえるんだ(笑)。
暖かいものをと勧めるだけど、暁子さんは拒否。机の上にバンと金物店の引取り書を出す。
裕子さんのアリバイなんだけど、あれってすぐに信憑性なくなってたんですよね。
あそこのじいちゃん、顔見てなかった・・
そして、エリを殺したのも貴女と詰め寄る。
それでもしゃらっと「ちゃんと私が取りに行ったのよ」と、食べてもらえなったスープを
やたらにおいしそうにすするあたりがすごいわ。
ソファで寝てる暁子さんを階段からじっと見つめる裕子さんって図アリ・・・
なんちゅぅか・・・・いかにもだ(-_-;)
次の日の朝。
ぎこちない空気の中、二人は山に。裕子さんの作ったコーヒー持って。
コーヒー作る裕子さんの横にゃすずらんの花。この花アップになるんだ。いかにも何か絡んでマスって
いいたげに・・(-_-;)
黙々蔓を切る二人。そりゃそうなんですこれが目的でここにきたのですから。でも・・怖いのよ。
何が怖いって、手にもってるのが鎌なんだ。鎌よカマ。殺ろうと思ったらこのままバサっといけちゃいそうじゃないのぉ〜
それに
スズカゼさま・・・・(T_T)。
こわすぎますそのお顔。すべての恨みを鎌に込めて振ってたでしょぉ〜。
いいんです、相手はふとい蔓です。力もいるでしょう。矛先が暁子さんにならないことを祈りながらみてしました。
ここで、鎌ふるっちゃ華麗じゃないっしょ。←そういう問題??
・・・と思っていたら
「本当は嫌いでしょ」と切り出す暁子しゃん。おおぉいきなりストレートの先制(゚゚)。
でまた、「嫌いよ」と。そんな・・とこで言いますか。冷たい横顔でした。あかん目が凍ってる^^;
爆発しちゃいましてね、裕子さん。
貴女は私のアシストでどんどん幸せになっていくとか出会わなけりゃよかったとか、日ごろの恨み
そりゃも豹変!というのはこのこと?と。
力の限り言葉を前に出すものだから、後ずさりした暁子さん土手で足を滑らせてしまうんだ。
このまま突き落とすんかぁ〜〜。
にやりと笑うお顔・・・ひぇ(-_-;)
とった行動といえば・・・腰のかばんから縄を取り出し、ビシっと。
カメラアングルは暁子さん側からだから、裕子さん巨人のようにそびえております。
その縄で・・かいなと思ったところでCM・・・
時計みたら半分でした・・まだ半分^^;。この時には本気で疲れておりましたわ(笑)。
でも、半分なんでここで一気にってなことにはならず、裕子さんはその紐を腰にくくりつけ、端を木に巻きつけて、
手を差し出したんだな。
助けちゃいましたよぉ(゚゚)。
それも、えらい冷静かつ正しい行動で。
並んでお茶飲む風景が映る。
風が気持ちよさそぉ〜
暁子さんの顔には笑みが戻ってる
わっわかんねぇ〜〜^^;
リーチかかった状態で次衝突したら終わりだなとそんなコト思ったつかの間。
帰りの車のブレーキが利きませーん^^;。
原因は空き缶が、挟まってたって・・・。
「誰がこんなこと」裕子さんの台詞と同時に
すっと、その挟まっていた缶と同じ銘柄のビールを飲み干す先生が映る。そして、同じく缶片手に写真をハサミで切り刻む看護婦・・小細工しすぎやねんっ。
でも、センセイ邪魔な暁子さんのこと裕子さんとは別にふたりまとめて消そうとしていたのか・・と思いましたよ。よー考えると、もしそうだったら行きだよな。
まっ、何かにつけ思わせぶりな存在ではありましたが。
倉庫に戻り最後の追い込み。
「その夜12時に何かか起こる・・・」記者にそう告げる暁子さん。
何を予感したのか、守衛さんに12時になったら電気が自動に消えること、見回りにくること確認する。
おそらく裕子さんは知らないコト(冷静に考えると、時間になったら電気落ちちゃうことって、主催者からの説明がないってぇのもヘンな話だよな。)。
出来上がりかけた作品は、蔦がおそってきそうな迫力のあるものになっていた。
裕子さんの電話が鳴る。
おもむろに(笑)コーヒー入れて出て行くんだなぁ〜^^;
外に出ること数分???
裕子さん倉庫に戻ると、暁子さんは椅子に横たわり、飲みかけのコーヒーが転がっている。
死んでる??
すっと、ハンカチにくるまれた紙を置く。
出来上がった暁子さんの作品を眺める裕子さんの後ろから声が・・
「やはり私には、できません・・・・・・」
「いつから気が付いていたの?」
回想シーン。
風のきつい屋上から突き落とす。
診察室でのふたりの会話。
「君が欲しいのは僕じゃなくて、暁子が苦しむ顔をみたいのだろう」
裕子さんが裏でやっていることに気が付いていただんなさん。
信じきってる暁子さんにそれを告げるという。
それを、候補に残れたらお祝いを言って必ず、消える・・と裕子さん。
「そう・・ギリギリだったのよ」
「エリ?」「エリねぇ」その言い方がいかにもどうでもよさげで気味悪い。
エリさんは、金物屋のじいちゃんのところに行ってもらったことをネタにゆすられ
て、首しめて殺しちゃったそーです。
最初からそのつもり・・・・・だよな。遺言まで用意してあったんだから。
「私がここまでこれたのは、裕子のおかげだと思っていた」と。
その言葉聞いた瞬間
「むしずが走るのよ」っと。あっ・・変身した^^;
「裕子のおかげ」その言葉で自分の存在がなくなっていくような気がしてたまらな
かったと力の限り言葉をなげつける裕子さんに対して、どんどん冷静になっていくような
暁子さんに見えた。
わからなくも・・ないか?
離れたかったけど、どこにいても存在が苦痛になるから・・・殺したと。
「すべてあんたのせいよ」ってそりゃ殺生やで(-_-;)。
りっぱなオブジェの合間から見える目がとっても怖いの。
「貴方の心は凍ったままなの?」
変身しちゃった裕子さんに、おびえもせず(どっちかっていうと仕掛けたんだよな、
このヒト)、淡々と詩人のように語る暁子さん。
「凍りきっているわ。貴女か存在していること自体が耐えられないの」
と、目が赤いネクタイに。
ネクタイってばが後光をさしたようにそこにあるんだよなぁ〜。
そない大事なもん、そこいらにおいておかなきゃいいのに・・・・そしたら、確実に刺されてますね。すると終幕が違ってくるか・・・
もう、どうせなら、暁子さんが殺されるって悲劇でもいいような・・って、そんなことはありえないか・・・
で、またまた、首に巻いて力入れる・・・。
12時になると立場は逆転します。
時計の針が12を指す。
暗転!
フラッシュ!
闇になるまでどこにいたのですか?盗み聞きしていたんじゃないでしょかねぇ・・このおっちゃん。
慌てた裕子さん、電気つけようとスイッチにむかう。その通り道には綺麗にビー玉ころがっていた。いつの間に??
滑って体制崩し、つんのめって前に倒れる。
その先には、ハサミが立ってた。横にはくまのぬいぐるみ。
グサッ。音したよな・・・オト^^;。
痛いってぇ〜〜。
ハサミ立てて置いてはいけないと学びませんでしたか?それも商売道具でやんしょ。
といってもすでに遅し。どうやら致命的な場所にお刺さりになったらしい。
電気がついた・・ってそんなすばやく?元電源切られているんですよねぇ・・確か。
キャー
暁子さんの叫び声。貴女が仕向けんじゃぁありませんか?
「暁子になりたかった」
そいって、息絶えた・・・。
上記のように死ぬのは知っておりましたが、まさかこのような殺され方とは・・(絶対殺された!!断言してやる)
かなり無理な体勢でお亡くなりになっておりましたが、演じてるかなめちゃんは生きているわけで^^;・・。
あの体勢での撮影は、大変そうだなぁ・・と変なファンモードの入り方するワタシでした。
「一番信頼していたヒトに裏切られた」と警察。
同情してる場合じゃないよぉ〜。
首を絞めようと格闘している写真がそこに・・・(さすがにこの写真はみててなんともいえん気分になるな^^;)。
駆けつけたカオルさんと先生。賞は暁子さんのものに・・・。
一人、悠々と歩く彼女を追いかけてきたのはあの記者さん。「何かあると解っていて利用したな」
と問うが、何も答えず歩く。
無表情なようで何かをやりとげたすがすがしさが感じられゾッとした。
裕子さぁ〜〜ん。完敗ですっ(-_-)
2時間ドラマの主人公って台詞が多くてびっくりした、みたいな葉月ちゃんのコメントの中に、ありましたが、
かなり無口で動きの少ないお人だったと思う。
じっと見つめる目が持ち味の彼女ですからこういう作品になったのでしょぅね。
それにしても、足の細いコト。大丈夫かなぁ〜という心細い雰囲気がありましたね。
そして、イメージよりは背が高い。
田中美奈子さんがすごく小さくみえて・・違和感。あの方の方がもっと大きいイメージありましたから。イメージって面白い。
違和感ていえば、この2人が友達というそれも10年来の・・というのはちぃと無理アリかな。
いくつぐらいの設定になっているのかははっきりしないつくりになっていましたが、
ある程度の年齢差のものに殺意をいだくほどの才能ーの嫉妬というものを抱くものなのかな。
殿方がらみや、下克上のような形なら分かるような気もしますが。
ただ、彼女ちょっと頼りすぎましたね。見ていても本当にまかせっきり。
そこまでの信頼が嬉しいと思えなかった裕子さんは不幸だったのだろね。
通して、葉月ちゃんは黒、かなめちゃんは白っぽいお召しものでしたね。
紫のパンツスーツや、ピンクのトレンチコートなんぞはとってもお似合い(^^ゞ。
ジェーンを思い出させるようなひっつめヘアもかわいかった。あれってどーなってんでしょねぇ。
ちょいと興味あります。分解してくれんかな。
花に美人に。華麗でございました。
でも、綺麗な花にはトゲがあるんざます。いや・・毒が(笑)。
女性は本当にコワイものでありまする・・・言葉の裏には笑顔の裏には気をつけましょう。
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