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ざ・涼風三昧
〜Kaname's Diary〜


11月29日「風の果て その5」
一蔵さんの27回忌。もうそんな年月が経ってるんですね。
又左衛門と杉山忠兵衛の世界は、今の政治と通じてる。
正しいと信じていることは、本当に正しいのか。
どこかでボタンを掛け間違ってしまうことも多いし、そうでなくても 正しいと言い切れるそんな生き方をするのは難しい。
頭を使ってごちゃごちゃ考えずに、素直に生きていけることが 幸せなのかもしれない。

市之丞は、又左衛門に果たし状を渡す。
一蔵を殺さなければならなかったのは本当に隼太だったの?
満江さんの分からないという言葉にちょっと同意。

長屋の風景がでてくると、どんな状態ででてくんのか・・とドキドキする(笑)。
前回よりも、もっとひどい暮らしになっているのがうかがえる感じになっておりまして、 つぎはぎのある着物にえらい帯締めて、なんだかここだけ 木枯らしが吹いとります(ーー;)。又左衛門たちの暮らしとは別世界。
化粧っ気のない顔色の悪いお顔に作っていて、 女性としても、一気に老けた感があり。目に力がなくなっているのはすごいな。
暮らしに困っていると、又左衛門にお金をせびるが、それでも 言葉や仕草が若いころのと変わらずにいるところが年月を感じさせられ、落ちぶれた感がでてわびしい。
市之丞とも会っていないという今、この人はどーやって生活してるのだろか。
「もう楽にさせてあげてくださいな」の言葉にちょっとうるっとしちゃいました。
野瀬市之丞と類さん、悲しい絆が見える。
一蔵を殺したという大きな荷物を背負った人生を苦しみながらつらい人生だった野瀬の を見ながら、同じように類さんも苦しんでいたのだろね。このドラマでは描かれてはいないが、 きっといろんなことを言われてきただろうし。

ここの声がとても耳障りが良い。音にならないのにちゃんと言葉が分かる声。
何度も繰り返して聞いていたくなったりする。
表情も、「宮坂類」という人物を演じているかなめちゃんと、かなめちゃん本人が 重なるようなおだやかな顔だった。

6月の京都でのコンサートの時だったか、晩年のところを撮影した後だと話していたっけ、 シワの話を笑い話のようにしていたので、こんな人生を送る人物だとは 思いもよらなかったぞ(笑)。
次回は最終回。果し合いはどうなるのだろ。
確か、果し合いのとこに立ち会ったというようなコメントを聞いた気がするが、 あの場所に行くのでしょか???

11月22日「風の果て その4」
第4回目からは、完全にキャストが変わり、若い頃は見分けがつきにくかった彼らが、 はっきりと個性を持って分かりやすくなった。
生き方がそのまま顔にでてくるもんだというような配役だなぁ〜。

前に前にと進んでいるような隼太にも、奥さんとの仲がいまいちしっくり来なかったり、 最愛の子供を亡くしてしまったりいろいろあるもんだ。
市之丞を訪ねる隼太。
そこにいたのは・・・なんと類サン。
まぁ〜〜と、にっこり微笑む類サン。
なんとかわいい笑顔だこと。粗末な長屋にいるのが不思議な雰囲気。
一蔵の亡霊が俺に取り付いて類を抱いている。
この一言で、すべてを説明しているような・・・関係。
隼太に、酒を差し出し飲むか飲まぬかと見ている顔がなんともいえなくてツボにはまる^_^;。
地獄だといいながらも別れられない時間が止まったようなふたり。
暗い部屋で一蔵の最期が語られる。
鳥の鳴く音が聞こえて、背景が草原に変わる。この間は映画的だと思ったが、 舞台みているような気がしてきた。
一蔵の最期は壮絶でした。りっぱに腹を切りましたとなりゃそれは 市之丞だって、ひとつの出来事にしてしまえたのかもしれないが。 きわめて人間的だった。これじゃ市之丞忘れられないよ。
「とどめを刺してくれた」類サンの言葉は本心だと思う。
考えられた最良の方法だったと、そう割り切れたら・・・
そんな風に考えるには市之丞は、優しすぎて不器用すぎた。
いたたまれなくなり部屋を出る隼太を追いかけて、子供の供養にと金を差し出す。
かわいい子だったという市之丞の言葉に、市之丞が誰よりも楽しそうに遊んでいた 図があったなと思い出し、せつなくなった。
そんな市之丞に、自分は彼を出世の道具にしようとしていたと謝る隼太。
泣いたよ・・・
ふたりの心情がつらいのと、友情が暖かくて。
渋いがいいドラマだ。

類さんの出番は一週間飛んで、第6回。
隼太は太蔵が原の開墾に成功して又左衛門と名を変えて出世街道を行く。
政治の話も面白いが、市之丞サン家は、どうなってるんでしょと思ってましたら。
又左衛門殿、訪ねてくれました。 ・・・・・が
類サンてば、出てくるたんびにあれま!!と驚かせてくれますわ(笑)。
いきなりなぐられてぇ〜〜。
乱れたおぐしで登場っす。
荒んでた、何よりも市之丞の心がすさんでいた。
出世していく又左衛門に対して自分は・・と。あの時なぜ自分が一蔵を斬らなければ ならなかったのか。自分じゃなくてもよかったのに。
殴られてもただ殴られてないのが類サン。口で応戦してんだもん。 ほんま気ぃ強いでこの女。
ちょいと精神状態もあんまり普通じゃないかも。一瞬狂ったかと^_^;。
市之丞が行ってしまうと、何事もなかったように着物調えてる。
いつものことだとその雰囲気が語ってる。
又左衛門と話しながら乱れた髪をならす仕草が色っぽい。
そして、ぐいと又左衛門の腕をつかみ酒を飲ませて欲しいと言った 時の一瞬の笑顔と華やかさってば・・・
なんだぁ???
なんだってことはないけど(笑)、かなりドキっとした。
出世していく又左衛門は、友であった杉山忠兵衛と戦うことになってしまう。
そんな2人を見て庄六は、「かわいそうだな」と。
この人の一言は、的を得てる。
何かを確かめあうように、時折昔の名前で呼ぶのがどこかでこの関係を 修復したいと思っていたのではなかろうか。
裃を着たふたりの戦いは、迫力ものだった。
このまま、杉山は失脚してしまうのだろうか・・仕掛けたのは彼だが 一番つらそうなんだなぁ〜〜^_^;又左衛門だって嬉しそうじゃない。

次週は、市之丞が又左衛門に果し状をたたきつけるってぇ??
類さんは??なんか、最期はものすごく穏やかな顔してでてきそうな気がしている んですけど・・・どうかな。

11月4日「風の果て その3」
「星から降る金」の映像を取り付かれたようにみてる私ですが・・・
「風の果て」だってちゃんとみております(笑)。
その放映当日にはなぜか朝から、郵便局で来年の年賀状の発売記念の イベントに参加。
正月色満載のお着物を着ておりました。来年の干支がねずみ年ってことで選ばれた のかな。年女だそーです。
トシそないに公開せんでもって気もしますが関係ないんでしょね(笑)
そのまま、着物姿で帝劇にご出勤だったのでしょうか・・・と、ちょっと気になっております。
前日の、イーストのトークショーをご覧になった方の話では、 かなめちゃんはモーツアルトのお稽古だったそうで・・・
朝もはよから、あのかっこになるためには何時に寝たのでしょうね。
体大切にしていただきたいっす。

風の果ての方は、どんどんと月日が流れておりまして・・
類さんは結婚してから既に4年も経っていたようです。
彼女の話によりますと・・・ばったり昔の男である丹羽と再会しちゃうわけです、その時に その男が一蔵を侮辱したと。
それが原因で、一蔵は丹羽を斬った・・・
雨の音以外しない静けさ。
侮辱されて怒る一蔵をみる目、類の言葉に信じられないと言われた時の 気のきつそうな顔にぞくりとした。
きれい・・・だ。

友として出来ることは、一蔵に自ら腹を切らせてやることだけ。
男たちの言い争う声、その中にかなめちゃんの声が響く・・・。
映画的だな・・と思った。
この話、6回ものにするのはもったいないなぁ。
彼らの時代だけで6回ぐらいできそうな。一蔵の最期も描いて欲しかった。 せめてこの倍ぐらいできなかったのかなぁ〜〜

その事件から3年で・・・みんな大人になっちゃった(笑)
お彼岸に、一蔵の墓参りに出かけてそこには類が。
無表情で彼らの横を通り過ぎる横顔が人間味がなくて。。。
しかしぃ・・「中日が日本一に・・」ってな文字頭の上に出現!!
よりによってこのタイミングで出なくてよろし(怒)。うっとぉしぃぃ〜〜

一蔵がいなくなって、もう隼太たちとは関係がなくなるのかなと 思っていたら、そんなことはなさそなナレーション。
そーなるんですかぁ〜〜〜(ーー;)


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