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2009年7月24日 京都コンサートホール/2009年9月6日 ザ・シンフォニーホール

京フィルスペシャルコンサート
with 涼風真世

ボーカル 涼風 真世
司会 日高のり子
指揮 関谷弘志
管弦楽 京都フィルハーモニー室内合奏団

京フィルさんとの競演は2回目。
前回と同じ演目かな・・との予想を嬉しくうらぎってちょびっと変えてきてくれました。
構成は同じ、室内楽の演奏+かなめちゃんの歌。
ミュージカルで使う劇場とは音響がちがってものすごく綺麗。
そしてオケの音もとても優しい・・・
穏やかで繊細で優雅な音楽に、それに乗って綺麗に響くかなめちゃんの歌。
この上ない贅沢な時間。

京都の会場も大阪の会場もクラシックな場所で、いつもの音響とは違うのだけど、 京都のホールの方が、音が天井から降るような感じがすごく厳かに感じて好きだったかな。
大阪ではかなり前方に座らせていただいたので、会場のよさを体感はできなかったのかもしれないですけど。
しかし、どちらもかなり豪華♪

今回は、指揮に関谷弘志さんを迎えてということ。
申し訳ないけど指揮者の方を気にしている方ではないし、 オーケストラの世界は知らないのでどのぐらいすごいのかは分からない。
でも、回転木馬の時にも振られていたということで・・・かなめちゃんとは縁があるのねって。

もちろんかなめちゃんの歌が私のメインではあるのだけど・・・
京フィルさんの演奏もとて素敵でWで満足♪
特に気に入ったのが「シェルブールの雨傘」。私は映画の内容を知らないのですが、 ドラマチックな音になぜか涙が出てきた。
あとはエビータの楽曲かな。こちらはもともと好きな曲なんで単純に嬉しかったの ですけどね。
ついでに言えば、こちらかなめちゃんで聞きたいなっとも思った。

2部構成で、1部は、かなめちゃんの宝塚時代の思い出話と楽曲。
白いジャケットにパンツ。中はパステル調のチュニック。くりんくりんのちょぃと盛り系な ヘアスタイルがとってもかわいくて・・・まさに年齢不詳だった京都の公演、大阪でも・・・と思っていたら、 今度はグレーのパンツスーツ。すっきりとストレートなおぐし。
かなりの金髪状態で地毛??という雰囲気でしたがどーなんだろ。
独特の口調は、初めての方にはどう映ったのでしょうか(笑)
ファンには説明無用な話ばかりだったけど、 「妖精が似合う似合うといわれていたけど、自分が一番似合うと思ってました!!」って(笑) 言い切った時には笑ったよ。
プログラムにはメドレーとありましたが、1曲1曲ちゃんと歌ってくれた。
まずは「我が名はオスカル」。
服装ととてもマッチしてましたねぇ・・ちょぃと歌いにくそうだったかも。
2番まで聞けたのがとても嬉しい。2番の歌詞がとても好きなんだよね「いつもいつも私のそばで・・・」って とこがね。それが聞けてもう・・・(笑)
そして、「愛!!」
気持ちよく・・・聞かせていただきました。
サビの部分なんかは・・これよぉ〜〜って思いながら(笑)。こういう高揚感って久しぶり。
3曲目は「川霧が流れる」。
当時の台本に「情感を込めて歌う」と書いてあったそーな。木材持って歌ってる姿を 思い出しちゃった。あの舞台の中でもわりと唐突な感じがあったケド(笑) こういう場所でそのかっこで半さん???とちょいと ミスマッチ感が・・・かなめちゃんらしい選曲なんでしょねぇ^_^;さすがにこれは、 目をつぶって聴かせていただきましたっ。なつかしかった。
んで、ものすごく気持ちよく歌ってんだ。
大阪ではご自分で演歌っぽいなんて発言も・・・それを意識してか、 いつもよりもこぶしよけいに回していたよな気も(笑)。
宝塚・・・こんな歌もありますデス・・☆彡

最後は「ラバーズグリーン」。
優しくてちょっぴり寂しいこのナンバー。かなめちゃんの声によくあってる。
もう少しテンポが早い方が歌いやすそう(全体的にゆっくりでした)ですが、 そのぶん情感が入ってよけいに切なくなるんですけどぉ〜〜。

2部は、京都ではシャンパンドレス、大阪では白のドレスにお着替え。
京都でのドレスはお初かな。コレが又似合っていて・・・素敵。チューブトップタイプで胸元から腰あたりにシャーリングが 入っていてシンプルだけどとても豪華。こういうシルエットのドレスは珍しい。
時折、ぐいっとドレスを持ち上げる仕草が笑いを誘ってましたけど・・・それすらなんだか チャーミングに見えるんだからもう、得なお人。
ドレスから出るうなじから肩、腕の白いことっ。そして、身がないぞぉ〜。昨年の10月 のトークショーの時もほっそりしたなと思ったけど・・・
大阪もね、このドレスちょっと期待したのだけど・・・
お衣装変えてきたのはかなめちゃんなりのサービスかなと。
歌は変えられないもんね。

モーツアルトから「星から降る金」、マリーアントワネットから「百万のキャンドル」。
もうね、この2曲だけで何杯でもごはん食べれる!!ちがうっ、何回でも この2曲を聴くためだけに劇場に足を運べるかも・・・・
もう、鳥肌もの。
「星から降る金」は、高い天井から音が降りてくるのが見えるようで、こういう空間に一番 似合う曲だったのではないかと思った。
「百万のキャンドル」は、何度か聞いていますが、 毎回、その時の雰囲気で違う感じを受けるのが面白い。そして、こんなにかなめちゃんの 声にぴたりとはまるとは舞台をみていた時には思わなかった。
地声の高いところでピーンと張り詰めた感じ。それだけでなくどこかあたたかい 雰囲気があって、劇中のマルグリットとは違うところでの説得力がある。
マルグリットって柄じゃないけど、かなめちゃんのマルグリットも見てみたい気がしたなぁ〜
どんなに力強くても、どんなに叫んでいてもどこか繊細なマルグリットが出来上がるよーな 予想・・・(笑)
大阪では、ラスト涙ぐんでました。
途中からもうぐっと入り込んでいたのはわかっていたけど・・あの集中力ってすごいぞ。
この曲はマリーが歌ってるわけではないといいつつも大好きな曲なんだそーです。
この先もまた聞かせてくれるかなっと期待♪

最後はエリザから「私だけに・・」。
これもね、歌いだした瞬間にふと顔がねかわいらしくというか若くなる。
そして、声も綺麗な高音で・・・
張りがないわけではないのだけど、少女特有の繊細さが見える声。
この歌はね、あの照明と雰囲気がまだ体の中から離れていないので、 こーやってかなめちゃんの歌だけで聞くと若干物足りなさがあったりする。
シーツをひっぺかえした時の燃えるような目なんかは、さすがに劇中でしかみれませんもの。
それでも、後半はぱーっと広がるような空間が声から感じられものすごかった。
ラストの声の伸びも気持ちよくて、終わった後の関谷さんのお顔が印象的。 やった!!みたいな。

日高さんって天然だと思うんだけど・・・(笑)
そのテンションに乗せられて、普段は聞けない話が聞けちゃったりもしましたね。
いまさら、「あずみ」の裏話なんぞ聞けるとは思いませんでしたわ♪
戦っている最中に、刀飛んじゃったことなんぞあったんだぁ〜〜そりゃあかんでしょっ。
エリザもねぇ・・・マリーもねぇ・・・
死んでるのか・・寝てるのか(笑)。もぉ・・・・・^_^;(詳しくはかなめちゃんの ために止めておきましょ)

発表されているふたつの舞台の宣伝もハイテンション??(笑)。
エリザベス女王も、ダンバース婦人(かなめちゃん的には、能面のよーなイメージらしいが、 演出の関係でどーなるか・・・お楽しみだそーな。)も・・
大阪に来てくれるってのが嬉しいっっ
来年は正月から行きますよぉ〜〜

アンコール曲は「ずっと」。
ピアノの音だけで歌うこの曲はとてもしっとりとして、妙にイロっぽい。
あらためていい曲だなぁ〜〜なんて思いながら歌詞を聞くと若干・・ファンとしては 微妙だったり^_^;
オケが入ってアップテンポになると 2000年のコンサート思い出すんですけど(笑)。 もう10年近く経ったなんて信じられない。はやいですっ。


京都はえらく水を飲んでいた記憶・・・言葉どおり緊張していたのかなぁ。
大阪での方が楽そうに歌っていた気がしたのは気のせいかな。
特に、1部の歌なんかはそう思った。もしかしたら微妙なマイナーチェンジがあったのかもしれない。

1部の歌を聴きながら、この高揚感は久しぶりだなぁと。考えてみれば、前回の京都の公演を最後に こういう宝塚時代の曲を聞く機会はなかったんだと改めて月日の経つ早さを実感。
そんなことを感じないほど、舞台の上で歌ってくれていたもの。
あの時は、「MA」のすぐ後で、あの舞台の語るような歌の雰囲気が残っていて、 かなめちゃんの歌い方変わったかなと思ったの覚えている。
でも、今回聞くとやっぱりかなめちゃんはかなめちゃんだった(笑)。←エリザの時も そー思った

ビロードのかかったようなアルトの声。。。
透明感のあるソプラノ。
どちらもかなめちゃんの財産。
退団して、ずいぶんと経って・・・頑なに宝塚の曲は歌わないのかな?なんて 雰囲気をかもしだしていた時代も懐かしい。
いつの頃からか、当たり前のように歌ってくれるようになって・・・
懐かしいなと思いつつも、それでも今の女優として歌う ミュージカルナンバーの方が少しだけ自由に歌っているように感じることも あるよーになったのが寂しいような・・・嬉しいような。
ミュージカルの中のそれも大ナンバー、3曲歌ったら体中の空気がなくなっちゃいそう。
歌い終えた時のかなめちゃんの表情がとても印象的。
ほっとしたよーなへなってなお顔。

この先もずっとずっと・・・歌ってくださいっ。
こんな機会がまたあるといいなぁ〜〜
京フィルさんとの出会いに感謝ぁぁぁぁ〜〜

PROGRAM
・風と共に去りぬ(京フィル)
・シェルブールの雨傘(京フィル)
・エデンの東(京フィル)
・TAKARAZUKAメドレー(涼風真世)
  〜 わが名はオスカル
  〜 愛
  〜 川霧が流れる
  〜 ラバーズグリーン

・踊り明かそう「マイフェアレディ」より(京フィル)
・ワン「コーラスライン」より(京フィル)
・アルゼンチンよ泣かないで「エビータ」より(京フィル)
・100万のキャンドル「マリーアントワネット」より(涼風真世)
・星から降る金「モーツアルト!」より(涼風真世)
・私だけに〜「エリザベート」より(涼風真世)
・アンコール・・ずっと(涼風真世)  

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