のぐじゅう

Keyboard Mania


キートップの文字を調べてみたくて、マイクロスコープで拡大してみました。

ktp_maxi.jpg (15535 バイト) Maxi Switch Tucson 101
二色成型

ひと目見て分かるように、文字のエッジ部分がとてもシャープです。また線の太さは均一で、角が丸いのが特徴です。

ktp_hc90.jpg (18276 バイト) Victor MSX HC-90
二色成型

80年代の富士通製キーボードです。これも同様の特徴を備えています。

ktp_ibm42h.jpg (18544 バイト) IBM 42H1292
昇華印刷

2色成型とは違い、フォントの自由度が増しました。プラスチック素材に染み込ませているので、文字のエッジがぼやけています。よく見ると表面のシボは荒らしてあるのではなく、細かい穴が開いていますね。摩耗しにくいのと、汚れがこびりつく理由がわかるような気がします。

ktp_lexmark.jpg (18377 バイト) Lexmark製IBMキーボード
昇華印刷

上の42H1292と同じかと思ったら、表面の感じがちょっと違うみたいですね。シボが細かいです。

ktp_dell101.jpg (14754 バイト) DELL AT101
昇華印刷

初期のDELLキーボードは昇華印刷でした。IBMにくらべて表面がなめらかなので、文字のぼやけ具合が良く分かりますね。

ktp_kinesis.jpg (12499 バイト) Kinesis Essential
シルク印刷

写真がぼやけているように見えますが、これは文字の周りに透明なオーバーコートがかかっているせいです。本当はもっとシャープに見えますよ。

ktp_dell101n.jpg (15012 バイト) DELL AT101 後期タイプ
シルク印刷

DELLのAT101は、ごく初期のタイプを除きシルク印刷です。文字のエッジ部分から”ヒゲ”と呼ばれる線状のものが見えます。インクの粘度が高いと、こういう現象が起きてしまいます。

ktp_rt6600j.jpg (12428 バイト) NMB RT6600 日本語キーボード
シルク印刷

これもきれいに見えますね。このキーボードも、上のAT101も、キートップ全体にコーティングがされているようです。

ktp_dell101w.jpg (17489 バイト) DELL AT101W
レーザー印字

レーザーでプラスチック素材が焼かれて盛り上がっているのがわかります。こうやって見ると、結構厚みがありますね。文字のエッジはとてもきれいです。

ktp_dell101w2.jpg (15635 バイト) DELL AT101W
レーザー印字

同じキーボードですが、よく使い込んでいる"N"のキーです。まっ平らになり、また色が濃く見えます。

ktp_fkb412.jpg (18509 バイト) FUJITSU FKB412
レーザー印字

富士通のキーボードです。材質が違うのか、焼き付けの仕上がりも違うみたいです。エッジもぼやけていてあまりきれいではありませんね。

ktp_rt6800.jpg (16471 バイト) NMB RT6800
レーザー印字

NMB製の高級なタイプのキーボードです。これもまた、仕上がりが違います。これもエッジがぼやけていますが、実際には結構きれいに見えます。

写真の色が赤っぽい/緑っぽいのは、機器の設定の違いによるものです。
写真写りが悪く見えるものもありますが、これはもともとの文字の
エッジ部分がボケているせいで、ピンぼけではありません。


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