〜 「涙」の科学 〜

〜 涙っていったいど〜ゆ〜代物なのだ? 〜

人間の目にひろがる「涙」の海は非常に小さい。
およそ7マイクロリットル(1マイクロリットル:1mlの1/1000)
という小ささで、ちなみに目薬一滴で約30−50マイクロリットル
というから、その小ささは推して知るべしであろう。

−−− そのハタラキ −−−

目の表面に必要なビタミンや成長因子を供給し、ごみが目に入ったり、
はがれおちた細胞があればこれを運び去る。
たとえば、涙の成分であるイムノグロブリンA、ラクトフェリン、
ライソザイムなどのたんばく質は、細菌感染を防ぐはたらきがある。
また、ビタミンAやEGFなどの成分は、角結膜上皮細胞の分裂・
分化をコントロールするはたらきがある。

−−− その構造 −−−

油層:
涙がなるべく乾かないようにしている。
この部分の脂はマイボーム腺という脂の腺で作られる
(上下のまつげの生え際に内側にまつげと並んで一列
にある)


液層:
ここがいわゆる涙の海。
主涙腺(上まぶたの外側部分)と副涙腺(目の表面に
散らばっている)によって涙は作られる。


粘液層:
粘着性の強いムチンというたんぱく質で成っており、
涙が目の表面によくくっつくようにしている。
目の表面の白目部分(結膜)にあるゴブレット腺細胞
から作られる。