☆ 望月さや ☆ 第5回 ファンの集い
Part 2



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そんな簡単なビンゴ大会も終わって一応、まとまりがあったのもここまで。
ここからはもっちーの「みんなといっぱい、いっぱい話しましょ」という願いのもと、今まで我々が座っていたイスも横に片づけられ立食形式で用意された食事を載せたテーブルだけが並べ直されたがその間にもっちーは一旦退場。ぐっとシックな装いに着替え拍手の中、再登場された。
それからは自然発生的に分かれた幾人かのグループ毎にお話と写真撮影タイム。
基本的にはそのグループ毎にツーショット、及びグループ内での撮影だった筈なのだが時間が経つに連れてグループ外の人の撮影も始まってもっちーの行く先々で黒山の人だかりとなってしまっていた。
私も時折、そんな人の群れに飛び込んでデジカメ・コンパクトカメラ、取っ替え引っ替え撮影していたので文句は言えないけれどその風景はさながら移動撮影会のようでもあった。また 最初のグループが集い参加初めての方が多かったのか話が盛り上がって長引いているのが多少、心配になるところでもあった。

喧噪と混乱な中、ようやく私の処にも もっちーがやってきてくれた。
とりあえず もっちーに対峙する形で何人かの人たちと並ぶ。自分にとっては3年ぶりの対面。
次々に自己紹介、そして2ショット写真、お話タイムとなっていく。

やがて私の番になり、遂にもっちーと目が合った。

しかしっ!私が(受付で渡された)名札を付けていなかった事もあり、もっちーにはこちらが何者か全く判らないご様子。
まあ3年ぶりだと仕方ないですね(苦笑)
ということで私の方からクイズの出題をしてみた。

「さ〜て 私は誰でしょう?」

これには もっちーを相当、困らしてしまったようでスイマセン(^_^;)

「3回目ぐらいの集いからは全員、覚えているのだけど...えっと えっと誰だっけ?」
(もっちーの記憶力の良さには定評は有りますが3回目ぐらいから全員というのも凄すぎです!)
余り困らせてしまうのも可哀想なので ここで私から助け船を出し

「名古屋から来ました〜」

と言った瞬間

「ああっ あきらさんだ。 なごやあきらさん!」

と即座に思い出して下さいました。

「ははは〜 お久しぶりです。3年ぶりです。」

と笑顔で応える私。
(正確にはチトHNが違うけれど名古屋だけで思い出して頂けるのはファン冥利に尽きるうれしい事ですね。)
その後、すかさず2ショット撮影に移り2枚ほど他の人に撮って頂く。
それから いよいよ本集い参加の真の目的と言っても過言ではない「もっちーとのトークタイム」

「お久しぶりですね〜」

「ご無沙汰しておりました。秋葉原でのCD発売イベント以来、3年ぶりです」
と型どおりの挨拶から始まり

「先月、名古屋に行ったのよ」

「へえ〜 そうなんですか」

「『はるちゃん』でも共演させて頂いた事務所の先輩の酒井和歌子さんの舞台が 名古屋であったでしょう。その舞台を見に名古屋に行ったの。半日でとんぼ返りだったけど」

「へえ〜 そうだったんですか」
ともっちーの口から思いがけない話題が飛び出してこちらは驚くやら 嬉しいやら...

ちなみにその舞台は


【2003年1月2日(木)〜28日(火)】

名鉄ホール

新春特別公演

「幸せ宅配いたします」〜便利屋奮闘記〜

演出:鈴木ひがし

出演:西郷輝彦、安達祐実、酒井和歌子、神保美喜、西山浩司、東郷晴子



というものでした。

その後は、掲示板の事とか話したりしましたが あれも話そう、これも話そうなどと事前には考えていても ご本人を前にしてはそれも目を合わせてお話するとなると 余り話せないものです。
自分では緊張していないつもりだったけど やはり 緊張していたって事ですかね(苦笑)。

私のグループが終わった後も同じようにもっちーは精力的に色々周り、笑顔で対応されていった。
今回、集まったファンの中には私のように積極的にもっちーにアプローチしていく方ばかりでもなかった為、引っ込み思案気味のファンの方々にも もっちーが積極的に声を掛け、2ショット写真など率先して撮ったりとそのサービスぶりにまたまた驚かされるばかりであった。
そんな感心〜感動する場面に遭遇しながら集いもいよいよ佳境に差し掛かっていった。
いつの間にか始まったサイン会に私もあらかじめ用意しておいた色紙(流石に色紙とペンを用意していたのは私ぐらいだった)を持って列に並び(他の方々は今回、戸張社長からプレゼントされた未発売の第2弾CDシングル「Anytime →Everytime/空は飛べない」にして貰う事が多かった)程なくして 私にも順番が回ってきた。
先程までの受付テーブルが今やサイン会専用テーブルに早変わりしていたが そこに色紙を広げ、用意したマジックをもっちーに手渡した。
すると こちらでお願いした訳でもないのに しっかりとHN入りのサインをして頂いた。
色紙だったというのもあるだろうが何事も無く当たり前のようにに名前を入れて頂いたのはファンとしては鼻が高いというか....なんというか単純に嬉しかった訳です。
それにサインをして頂く間にも今回、初めて戸張社長から声を掛けて頂いた。
私へのサインが終わった後もサイン会自体は粛々と続いていった訳だが 先程、もっちーに渡したマジックをそのまま使われていた為、私も近くでサインをされている様子をじっくりと観察。サイン会終了と同時にちゃっかり回収したのがコレ。ある意味、お宝かもしれない?(笑)
そして 撤収時間ぎりぎりまで続いた「第5回 望月さやファンの集い」もこれで遂にオーラス。 最後の挨拶に立ったもっちーがこう話されていたのは非常に印象的であった。


「仕事をしていると(ファンの方達の事は)忘れがちになってしまうけど こうして集いに多くの人が集まって下さると つくづくファンの方達に支えられているんだなあと判りました。ホントに今日はありがとうございました。」

また
「集いもアンコールが掛かれば またやります」 とはっきりと断言されていた事もファンには嬉しい限り。 すかざずその場でアンコールが掛かったのは言うまでもない事だろう。




だが、この喧噪は集いが終了しても収まる事は無かった。
拍手の中、エレベータでお先に〜とばかり去っていったもっちーだったのだが 私も集い終了となって10分ぐらいインターバルを置きエレベータで下りていくと これがもっと大変な事になっていたのである。
もっちーを中心に大きな人垣が取り囲みおまけにそこに野次馬も加わってモー大変。という状態なのであった。
然もここは渋谷、宇田川町交番の前
かの前田日明がプロレス入りする前、ストリートファイトを繰り広げたという 伝説の場所でもある。
外の騒ぎを嗅ぎつけたのか3人の警官も交番前で仁王立ちし苦々しく見ている というかなりのヤバイ雰囲気であった。
もっちーの周りにはスタッフの方もいらっしゃるかと思えば そうでもなさそうで 依然としてファンの方々と話し込んでいる様子が多くの人の間から垣間見える。
一時は話の続きを(ここからそう遠くない)事務所に移動して...という提案も漏れ伝わってきたが戸張社長がいらした事で ようやくこの混乱にも終止符が打たれ 路上にて我々、ファンへお別れの挨拶をしたもっちーは戸張社長と共に渋谷の街に 消えていったのだった。


その後、大勢のファンの方々も名残惜しそうな表情を見せながらも三々五々、それぞれ散っていたのだが私はと言えばTさん、Nさん、Jさん、Bさんらと行動を共にして近くのChinese Restaurant風の居酒屋で二次会へとなだれ込んでいった。
そこでは先程の集いの感想はもちろん、それぞれの近況など語り合ったのだが終始一貫して各々が言っていたことは

「こんなにファンに暖かい集いはない」

という事だった。
よく芸能ニュースでタレントさんの誕生日パーティとか、ファンの集い等の イベントの様子が報道される事はあるが それはどれもタレント−事務所から 与えられるだけの一方的なものである事は否めない。
しかし もっちーは掲示板の時と同様、ファンとの型どおりの垣根を取り払い ファンに積極的に歩み寄ってくれる。希有な存在だと改めて感じた。
集い最後には今度はバスツアーや地方開催の話も出ていたが次回も参加してみたいと思わせるに十分な今回のイベントであった事は間違いない。



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