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今度は「ここにはいない他の隊員について」と お題を出されれば
隊員ひとりずつ面白エピソードを 紹介して またまた爆笑を誘います。




まずは ウルトラ警備隊隊長シラガネ隊長こと南条弘二さんについて。
開口一番 「ヘンな人〜」 (オイオイ(^^;))
撮影の合間に 持ち込んだギターで一人、歌を唄い いつも南条さんの ソロリサイタルになってしまうらしく あの渋い南条さんの違う面が伺いしれて 非常に面白い。また かなりのイタズラ好きらしく 色々隊員の私物を隠して面白がっているという”お子様らしさ”を発揮したのが前述のような感想につながったようです。
だが長い撮影期間中、だれるような事があってそこは隊長ということもあり「現場に遅刻しないようにしよう」とみんなを締めて現場を盛り上げたという真面目な面もあった事も 南条さんの名誉の為にもここに記しておきます(苦笑)
だが そんな事があったのもつかの間、その直後、鵜川さんは現場に遅れていったということです(苦笑)



そして 次にシマ隊員こと正岡邦夫さん
正岡さんとは「ヴィジュアル・バンディッツ」のイベントで2回ほどお会いしているだけに個人的にも非常に興味深かったのですが ユキ隊員「いつも ヘンな顔しているんですよ」と言えば サトミ隊員、ルミ隊員も同意するかのように非常に盛り上がりました。
それにユキ隊員は 『シマ隊員はこんな顔するんですよ』と言わんばかりにヘンな顔を真似して またまた爆笑を誘っていました。もうユキ隊員最高です。
(アイドルなのに ここまでして大丈夫かと思ってもしまいましたけど(苦笑)) そういえば 「ヴィジュアル・バンディッツ」のメイキングでも正岡さんはヘンな顔して場を和ませていたなあということも脳裏をかすめましたが3人の中で正岡さんのエピソードを語らう内、いつの間にか 正岡さんを『アニイ』と呼び始め 現場の雰囲気をほんの少し垣間見たような 感じです。
そんな「アニイ正岡さん」は 現場ではひとつひとつの演技に真剣に考え 出演者の中で一番悩んでいたという真面目な面も披露してフォローは忘れませんでした。



忘れてならない主役カザモリ隊員役の山崎勝之さんについては
「(前作から)一番成長したね。」
  と3人そろって非常に真面目コメント。
今回のカザモリ隊員は ウルトラ警備隊を辞め、距離をおき 放浪しながら地球防衛に力を尽くすという役回りなだけに 現場でも他の隊員と距離をおいていたのではと想像 してしますが 実際はどうだったのでしょうか。



最後はミズノ隊員こと古賀 亘さん
彼はその役のイメージ通り 「とっても シャイ」と3人から声があがっていました。でも 演技に入ればガラッと変わる んだよね〜とも言われてましたね。
前シリーズの第3話「果実の熟す日」では このミズノ隊員が地球人に化けた異星人に恋してしまうという難しい役柄を 演じてましたが その時も その異星人の恋人をイメージして 演技に集中できるよう自分で編集した曲のテープで テンションを上げている様子がメイキングで紹介されていただけに 3人の古賀さん評は納得できるお話でありました。






このように サトミ、ルミ、ユキ隊員による ウルトラ警備隊の男性陣の 寸評?が終了した後は、三人もまだ見たことも無いという シリーズダイジェスト版を左右のモニターを使って鑑賞。
シリーズ5作品を見ながら 場面、場面で 各人がそれぞれ
「あっ これが初めての撮影だったんだよね〜日活(撮影所)で集合して」とか
「ここでユキ隊員の『偽善者!』っていうセリフが あったんだけど サトミ隊員は『あの子 今何て言った ”自転車”?』って聞いてきたんですよね」など
撮影現場での思い出話に華が咲いて喧しい。
pic 前述の「ヴィジュアル・バンディッツ」の宮本拓監督の初期作品を 集めたDVD「インディーズ・スーパーコレクション」や 大林宣彦監督の「ねらわれた学園」DVDには オーディオ ・コメンタリーという監督自らが本編を見ながら解説を加えるという 特典がありますが この「ウルトラセブン」にも 麗しき彼女たち 警備隊員が しゃべりまくるコメンタリーというのもあったら面白いのかも? とふと考えてしまいましたが、いかがです?





以上、セブンファンにとっては興味津々、終始爆笑に包まれぱなっし だったトークショーもエンディングを迎え あっという間の45分。
トークタイムからいっても 先ほどのHMVでのイベントよりも かなり盛り上がったという感じでした。



トークショー終了後は 前会場と同じく抽選会、握手会&ポラ撮影会 へと移っていく。
こちらの抽選会でも用意された商品は「サイン入りポスター3枚」と 貴重な「サイン入りセブンTシャツ」。
私も17番と記された抽選券を握りしめながら 抽選会の推移を 見送りましたが 期待と興奮の中で司会者から当たり番号が 発表されると なんと!それが「17番!!」
発表直前まで なにやらヘンな予感めいた セブンならぬミラクルな 直感がありましたが いきなり自分の番号が呼ばれるとは!! 私は卒倒しそうになりながらも手を挙げて当たった事をアピールしながら舞台に あがり ユキ隊員から表彰状授与の如くサイン入りポスターを受け取ったのだった。
その後、残りのポスター2枚、そして貴重なTシャツの授与も滞りなく 終了し、いよいよ最後の、ファンにとってはメインの握手会&ポラロイド撮影会へと移っていった。
整理番号順に列が出来る中、私は53番とかなり後の方だったので CD陳列棚を背にして 撮影の様子を見ながら順番を待った。
撮影はリクエストで 志村けんの「アイーン」のポーズをする者、ウルトラ隊員の銃(ウルトラガン)を自ら持参し、4人でそれを構えるポーズをする者と 各人、自宅から考えてきたであろうスタイルで この「特別な瞬間」をポラロイドに刻みつけようと必死な様子が 見て取れる。
そんな様子を観察していると ほどなく私の番に。
気の利いたポーズなど全く考えていなかったので、私は東海林太郎(古っ!)のような直立不動状態でサトミ隊員、ユキ隊員の間に入ると3人の方々は慣れたようにポーズを決めている。
その撮影前に横のサトミ隊員と目が合い なぜだか双方 照れ笑い。それにしても 身近に見るサトミ隊員〜鵜川さんは目が非常に印象的で綺麗な方です。
で、「写しますよ ハイ・チーズ」の係りの人の言葉で撮影も終了。
果たして 綺麗に写っているだろうか?
(笑っちゃうことに 絶妙のタイミングで目を瞑っているところを写されてしまい 見事に失敗写真でした(^^;) 残念。)



撮影タイムの後はいよいよ握手タイム。この瞬間(とき)こそ唯一、みなさんと コミニュケーションを図れる貴重な場である。
握手は左のルミ隊員から順に流れるように行われるのだが ここで 私はすぐそばでビデオ撮影等をされている○○さんを見ながら
「あの〜 あちらの○○さんの知り合いです」
と思い切って言ってみると、みなさん一様に驚かれたみたいで
「えっ!ええ〜 そうなんですか〜!?」
すると 横の○○さんも頷いているのが見えて ルミ隊員やサトミ隊員から
「いつも うちの○○がお世話になっております」
「いつも大きくてすいません(笑)」
と言われてこちらも恐縮してしまいました。お陰でこちらも
「いえいえ、こちらこそ いつもお世話になっております」
ぐらいしか 返す言葉も浮かばす 会釈のし通しで 端から見たら かなり滑稽な感じに映ったことでしょう。

握手会&ポラ撮影会も 恙なく終了し、 最後は ルミ隊員、サトミ隊員、ユキ隊員の このセブンシリーズへの意気込みと思いを語って イベントも終了。時計の針はいつのまにか5時を指示そうと していた。
私はイベント終了でどんどん人が捌け、舞台設備等が撤収されていく中、ようやく○○さんと落ち着いて話をする機会を得ました。
「セブン」の事以外の近況や、大林宣彦監督の新作 「なごり雪」の事(臼杵までいらっしゃっていたとは驚きました) などを話し、次の再会を約束し、我々は堅い握手をして別れたのでした。





〜まとめ〜


今回のイベントはユキ隊員の活躍?もあって大盛り上がりだったのだが その様子にタイトルを付けるならば

「美人OL3人組による”しゃべり場”」

といった具合だろうか。


例えば サトミ隊員入社5年目ぐらいの中堅OL
ルミ隊員は入社2年目あたりでやっと後輩が出来た事が嬉しいまだ修行中のOL
ユキ隊員は入社したばかりの新人OL..
といった感じで その3人が会社の給湯室、あるいは会社帰りの 居酒屋で 噂話や上司の悪口?に華を咲かせている ような雰囲気がこのトークショーにはありました。
それは ウルトラ警備隊とて 異星人が陰謀を張り巡らせることや 怪獣が暴れることも はたまたカジ参謀から説教を受けることもない 安穏とした平和な時もあるだろうし そういう時にはサトミ隊員あたりが他の二人を誘って飲みに行ったりカラオケに行ったりして日頃のウサを晴らしているのかも と 映像では多分、表現されることのないウルトラセブンの裏エピソードを 想像させるに十分なイベントではなかったかと思います。

そして肝心の「ウルトラセブン EVOLUTION episode 4」についても 感想を述べておかなければならないでしょう。
まだ 5作品のうち1作品のみのリリースで感想を述べるというのも 早計かもしれませんが 個人的には今後の展開が非常に気になる 作品であるのは間違いありません。
今回はepisode 4からリリースを開始し、その後、episode 1から順にという 変則的なものであるだけに色々なところで賛否両論があるのは 事実ですが 「STARWARS」シリーズのように 善良な若者アナキン・スカイウオーカーが悪の化身 ダースベイダーになる課程を描くだけのepisode1〜3までを見るのとは意味合いも違うと思います。
episode 4で提示された謎の数々〜セブンの復帰、カザモリのその後、サトミ隊員の消息、地球防衛軍極東支部崩壊の謎〜がepisode1、2、3で明かされる筈ですが それもepisode 5への布石と考えれば どんな悲劇がそこにあろうとも不思議と悲壮感を感じてはいません。
それだけepisode 5では 前作のような宇宙の追放者ではなくヒーローとしての「ウルトラセブン」の結末を期待しているという事でありますね。

 【記 2002.6.20】



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