Chisato Moritaka
Tour 1998 "SAVA SAVA"








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 「森高はいい」「森高のライヴは楽しい」とあらためて 感じさせるライヴだった。
 昨年の「PeachBerry」ツアーが聞かせるライヴであるならば今年の「SavaSava」ツアーは従来の”見せる”ライヴと昨年の”聞かせる”ライヴとがバランス良く融合したモノへと昇華したと言えた。


 今年も昨年と同じように名古屋公演も2公演となっており、私は昨年同様2公演目に参加した。(ちなみにこの日はSold Out)そして地方公演最終日に当たるライヴだった。
 昨年は10/10という祝日に重なったライヴの為、開場時に散々待たされるという事態を招いたが今回は平日という事もあり予想以上に会場入りはスムーズに進んだ。
 会場入りの後は間髪を置かずのGoods購入となるのが森高のライヴの定番だが、これも会場入りがスムーズに運んだお陰ですぐにGetすることが出来た。(今年はパンフとテレカを購入)
 いよいよ、本当の意味での会場入り。センチュリーホールはやはり昨年の森高のライヴ以来1年ぶりだ。
 階段状の席を下って自分の席を探す。今回の席は久々に恵まれた1階、8列31番。列的にはほぼ満足できるものだ。
 それに31番はなんとマイクスタンドの延長線上。つまりど真ん中だ。こんな席も珍しい。(この席だったらもう少し3列ぐらい前だったら最高だったのに。)とりあえず自席についてステージを確認してみる。
 しばらくすると同じ森高ファンでOBs(大林映画ファンクラブ会員)の方もみえたので しばし世間話などをし、開演までの時間潰しをした。


 開演時間となり、あちこちからかけ声がかかり始める。
いつもどおりだ。しかし、いっこうにライヴが始まる気配がない。
まだローディの兄ちゃんが舞台とバックステージを行ったり来たりしている有り様で、まるで外タレのように多少時間を遅らせるかのようだ。
 そして約10分後、今までながれていたSEが消え、空きっ腹にはズシンとくる重低音が流れはじめる。このようなライヴの出だしは本当に久しぶりだ。(森高本人も後にそう語る。)
 ステージ上では上からつるされた三機のUFO型の舞台セットが上下して動いている。やがてステージ中央の箱形の台に観客の注目が集まりだした矢先、正に飛び上がるような感じで森高本人が登場した。(髪を編み込んでアップにして登場。)1曲目はアルバム「SavaSava」のトップを飾る曲「ユートピア」だ。昨年の出だしよりは数倍良い。ただ少しノドの調子は悪いようでまた風邪でもひいているのかと多少心配にはなる。
 2曲目は「電話」のアルバムヴァージョン。この曲がシングル発売されテレビ、ラジオで流れだした時はあまり印象に残らなかったが、このアルバムヴァージョンのアレンジが施されてからは結構お気に入りの曲となった。ゆえにこの選曲は自分にとってはうれしい限りである。そしていよいよMCの時間である。
(以下はそのMCの内容である。)

 *MC 1*

 「今回初めて見る方。生まれて初めて森高のコンサートを見るって方…多いですね。今まで誰のコンサートに行ってたんでしょうか?2階の皆さん見えますか?3階は?」
 「今日はアルバムSava Savaの中とか、後は昔の新曲…あはは....、昔の新曲なわけないかぁ。」



 −と、いきなりボケをかましてくれました。しゃべりの方も絶好調のようでノドの調子も大丈夫のようである。
 3曲目は「SWEET CANDY」4曲目「二人は恋人」とお馴染みの曲が続き、5曲目もお馴染みの定番「渡良瀬橋」。この曲の魅力はなんとも言えないしみじみとした趣と森高のアルトリコーダーにあるのだが、比較的近い距離でアルトリコーダーを吹く姿を見るのは初めてであった為今回はそちらに注目した。
 6曲目の「海まで5分」。ここで衣装替え。衣装はワインレッドのテンガロンハットと豹柄のワンピース(?)と下はスパッツ系のものに帽子と同系色のワンピース系のものを上から羽織る感じで登場。テンガロンハットは昔の「臭いものにはフタをしろ!」の頃を彷彿とさせた。この曲が終了したところで今日2回目のMCタイムに突入した。

 *MC 2*

 「ツアー中ずっと風邪引いたり、治ったりしてたんですけど、後半になると寒くなってきて、風邪ひくことが多くて、会場にも風邪ひいてる人いると思いますが…。「ごほん!」そんな…。せき、しないでください。今日はよく寝たので大丈夫です。10時間近く寝ました。前の日がちょっと眠れなかったんですよ。

 昨日はメンバーと美味しいものを食べようと、手羽先食べに行ったんですよ。「風来坊」そう風来坊。普通一人前、何本くらい?5本?たったの?(会場苦笑)わたしどのくらい食べたっけ?(とバンドメンバーの方を向く)15本くらいかな?少ない?多い!?他には、おにぎりとかサラダとか漬け物とか食べました。初めてキャンペーンで来た時、「手羽先食べに行こう」って言われて「私おなか一杯だからいいです」なんて言ってたのに、めちゃくちゃおいしくて、その時も30本近く食べて、「おなかいっぱいだって言ってなかった?」って言われてちゃいました。

 来たときは30本くらい食べましたよ。「30本〜?」(会場大きな苦笑)(自分の前方の客が「手羽先にはコラーゲンが入っているから肌には良い」とか叫んで会場大爆笑。いったいどこからコラーゲンという単語が頭に浮かんでくるんだと 感心することしきり。本日の欽ドン賞決定でした(古い!?))
 健康おたくなんで、お茶飲んでます。色んなお茶を飲みます。昨日、熱いお茶のんだら、舌火傷して、まだひりひりしてるんですよ〜。
 (ここで赤ワイン好きの話になって、赤ワインは健康にいいんですよとなって、また近くの客が森高の好きなワインの銘柄”アニヤ”と叫んだことで、他の客がなんでそこまで知っているんだという感じでどよめいた。←これは最近TVの番組で本人が語っていたので私も知っていました。)

 次はドラムが出てきましたけど、私が準備してる時の“間”が気になってたんです…。前嶋さんか河野さん、なんか弾いてくださいよ。
 (何やろうかあ、とか打ち合わせして弾き始めるが…。)
 なんか、暗い、それ…!!!もっとテンション上がるようなのがいいよ。
 「GET SMILE〜!」(客が叫ぶ)
 GET SMILEだって…。えー。やらない。流れに入ってないですから。(拍手湧く)じゃあ、やって。(できる?とバンドメンバーに向かって言う)私、唄わないから。わたし、準備があるからね。じゃあ、みんなで唄っといて…。

 ここで、森高さんはドラムの準備。そして、ピアノでGET SMILEのイントロが演奏される。会場からはヘイ!ヘイ!のかけ声が湧く。拍手!(何年か振りに聞く「GET SMILE」に自分は少し燃えた。やっぱりこの曲で盛り上がりたい!!!。)

 最後にやってって…。(拍手)じゃ、わたしは帰るから。メンバー残していくから…。
 「(会場)イェーーーーイ!」「ヒューーーーーッ!」
 そこで、いぇい!って言われると、私寂しいじゃない。私いなくてもいいのかあ?」


まだまだ続く








SET LIST
1ユートピア
2電話(アルバム・ヴァージョン)
**** MC 1 ****
3SWEET CANDY
4二人は恋人
5 渡良瀬橋
6海まで5分(アルバム・ヴァージョン)
**** MC 2 ****
7 Get Smile (Intro - Keybord Only !)
8ザルで水汲む恋心(Druming)
9 I Feel Fine 〜
ロックンロール県庁所在地(Druming)                 
10危険な舗道 (Guitar)
**** MC 3 ****
11冷たい月
12たんぽぽの種
13ララ・サンシャイン
14この街 (みそかつ&きしめん Version)
**** MC 4 ****
15流されて(Keyborad)
16あなたは人気者
17私がオバさんになっても
・・・アンコール1・・・
18 SNOW AGAIN
1917才(カーネーション・ヴァージョン)
**** MC 5 ****
バンドメンバー紹介
20気分爽快
・・・アンコール2・・・
21











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