10/24、晴れ。今日はいよいよヴァンヘイレンのライヴだ。 仕事で潰されることのないWeekEndのライヴは大変都合が良い。 本日のライヴへはいつもの友人と元会社の後輩の女の子と大変お久しぶりの元先輩の4人で行くことになっており待ち合わせは現地レインボーホールということになっていた。 電話では渋滞を予想して早めの出発と聞いていた為、自分もそれに合わせ開場40分ぐらい前に到着した。しかし、既に会場前には人がたむろっておりGOODS販売も始まっていた。 とりあえずパンフレットを購入した私は他の3人を探してみるが、予想外の人の多さに見つけることが出来ない。仕方がないので2階に上って端の方で座りながら人の流れに目を凝らしていた。(既にここで私は間違いを冒していた。アリーナ席は1階が入り口であるので1階のどこかで待っていれば出会えたかもしれなかったのだ。) 結局、会場外で出会うことが出来ずに開場時間を迎えた為、1階に降り入り口から続く長い列に自分も加わった。 チケットのもぎり、カメラチェックの後やっと開場入りして自席を探してみると驚いた。席が意外にもベストポジションであったからである。 今回の席は14列目43番(ちなみに他の3人も連番で44番〜46番)であったがほぼ正面に近く、もうすこし前の列であれば最高という席であった。 席の良さに驚いた後、私はまずその席を素通りしてステージ最前列まで行ってステージを観察してみることにした。 ステージ中央にはいつものように後ろにドラを配したアレックスのドラムセット。そして左右には黒と白のツートンでまとめられた円形の台があり、とてもシンプルだ。 基本的にはWOWOWで9月頃放送されたオーストラリアでのライヴの時とほとんど変わらない。大して見るべきものもなかったので席に戻って10分ぐらいして他の一行もご到着。やっと巡り会えた。 それから開演までやや時間があったが予定開演時間あたりから周りが騒がしくなりはじめた。その原因は何人かの外人客であった。 あの外人独特の(というかアメリカ人的な)ノリで他の客を煽っていたからである。このあたりがヴァンヘイレンのライヴらしくもありヨーロッパのバンドには無いノー天気さでもある。 (こういう外人のノリも思えば久しぶりなことで、自分の記憶では88年、東京ドームでの「ファイナルカウントダウン」以来か。) そしていつもの開演前のアナウンスに続き、約10分遅れでステージが暗転、ライヴが始まった。 暗闇のステージから聴こえてくるギターのアームダウンとそれに続くタッピング(ライトハンド)。正しく今まで何度となく聞いてきたエディ・ヴァンヘイレンの音だ。久々にしびれたライヴの幕開けだ。 それに続く1曲目は予想通り「UNCHAINED」だ。4枚目のアルバムからの曲だがライヴの幕開けには予想以上に良い。この1曲目からエディもお馴染みのジャンプも飛び出し好調だ。 2曲目は最新アルバムからシングルカットもされた「WITHOUT YOU」。 金髪に染めたゲイリー・シェローンも自分がレコーディングした歌だけに全く違和感もない。3曲目も4枚目のアルバムから「MEAN STREET」。 印象的なギターリフから始まるこの曲はライヴ受けするものではあったが、事件はいきなり起こってしまった。イントロのギターリフが終わろうとしたところ、曲が止まってしまったのだ。最初、これもライヴパフォーマンス上の一種の演出かと思われたが、自分の周辺では「誰かが転んだ」とか言っていた。 私はちょうど双眼鏡で他を見ていた為 気づかなかったが、どちらにしてもアクシデントには間違いない。 その後、気をとりなおしたように曲が再び始まったが、これが本日のアクシデントの始まりとはその時は知る由もなかった。 4曲目は最新アルバムからノリの良い「ONE I WANT」。これもゲイリーには全く違和感はない。そして問題の5曲目「WHEN IT'S LOVE」。 この曲は自分もMIDIデータ化している為、自分にとっても非常に思い入れが強い。 ゆえに楽しみにしていた1曲であったが、ここで大問題が発生した。 この曲は印象的なキーボートのメロディで始まるが、その途中で「ピー」というハウリングが鳴り始め、それがいっこうに収まらず結局曲が止まってしまった。 エディはギターのシールドをいじったりして回復に努めたが原因は(端から見て)判らずじまいだった。おかげで「WHEN IT'S LOVE」のイントロを2回聞くことができ、逆に我々観客は燃えたが私は逆に気分を損なわれたことも事実であった。 次は「FIRE IN THE HOLE」。 これも最新アルバムからの曲であるが映画「リーサル・ウェポン4」の挿入歌として使われたので、そちらでの方が馴染み深いかもしれない。私はこの曲が流れていた間は映画の場面と映画のシーンを効果的に使ったプロモーションビデオが脳裏を駆けめぐっていた。 7曲目はお馴染み「WHY CAN'T THIS BE LOVE」。この曲も何故だか思い出深い。 サミー・ヘイガーが加入して初のシングル曲だったと思う。エディがキーボードを弾いて、サミーがインカムマイクをつけギターを弾きながら歌っていたライブビデオの映像が甦ってくる。(あの頃はあんなに仲が良かったんだなー。) この曲に対しては意外にも客の反応は良く盛り上がっていたようである。 そして8曲目であるが、自分の勉強不足の為とあまり良くメロディが聞き取れない為に何の曲か最後まで判らなかった。(後日、ウドー音楽事務所の掲示板にて情報を求めたところ奇特な方が「ROMEO DELIGHT」と答えてくれた。) 謎の曲の後、始まったのがアレックス・ヴァンヘイレンのドラムソロコーナーだった。ドラムソロというと案外、中だるみするものだが後半ラテン系のリズム&メロディで変化を加えたことで新鮮味もあり結構楽しむことができた。 ドラムソロを終えてまた他のメンバーがステージに戻ってきたところで聞き慣れたキーボードのメロディが流れ出す。これもサミー時代の曲だ。しかしどうしても曲名が思い出せない。歌詞は覚えているのに曲名だけが出てこない。なんとも じれったい感じだ。(ライヴ終了後、友人に尋ねたところやっと「DREAMS」であることが判った。) またまた謎の曲の後は、またまたサミー時代の曲でありサミー最後の曲「HUMANBEING」。これも映画「ツイスター」の主題歌として使われた曲であり噂ではサミー・ヘイガー脱退につながった曲として知られている。ただ自分としてはあまり思い入れも無いため印象も残ってはいない。 |
まだまだ続く |
SET LIST | |
1 | Unchained |
2 | Without You |
3 | Mean Street |
4 | One I Want |
5 | When It's love |
6 | Fire In The Hole |
7 | Why Can't This Be Love |
8 | Romeo Delight |
9 | 〜Alex Van Halen Drum Solo |
10 | Dreams |
11 | Human Being |
12 | Somebody Get A Doctor |
13 | A Year To The Day |
14 | 〜Eddie Van Halen Guitar Solo |
15 | Right Now |
16 | Ain't Talking 'Bout Love |
・・・Encore ・・・ | |
17 | Josephina |
18 | Panama |
19 | Jump |