サンダウナーCMPUのショートインプレッションfor18g


 サンダウナーCOMPETITIONU(以下「CMPU」)のインプレは,D社のHPに気合いを入れて書き込んだところだが,そこでの記述はサーフ系キャスティング競技に関してのことである。18gもキャスティング競技としての視野に入れている当方としては,若干であっても18gでのこのロッドの適性についても述べるべきだったが,時間の関係上18gのテストを付け加えることができなかった。
 CMPUを手に入れて当座は15号シンカーばかりを振り込んでいたが,4月に入り18gを振る機会が増えたことに伴い,ここではD社HPで触れることができなかった18gインプレを,実践での使用を踏まえて記すこととした。
 何分にも当方は,18gのスペシャリストではないので間違った見方も多々あろうかと思うが,あくまでもサーフ系キャスティング競技者から見たCMPUの18g適性として,ご理解いただきたい。
 なお,このロッドのサーフ系キャスティングに関するインプレについては,D社HPを参照願いたい。

スペック
  自重g 先径o 元径o 材質
CMPU33-405S 375 3.0 22.3 SVF
旧CMP33-405S 405 3.0 22.3 HVF
 スペックはカタログやHPに記されてはいるが,比較対象として旧CMPを用いたので,新・旧2本のCMPのスペックを示した。
 大きな違いは,#2#3の継ぎシステム。CMPUはコンベンショナルタイプで,旧CMPは印籠継ぎ。そして,重さ。30グラムも軽く仕上がっている。
 硬さはスペックで知ることはできないが,これを見る限りは,どの程度変わったのだろうか分からない。少なくとも,より硬くなったのだとの答えは出てきそうにないのだが。

感触・飛び具合
 別のインプレでも書いたとおり,CMPUは名前を引き継いだだけで旧CMPとは違うロッドである。
 「軽く感じる」がポイント。18gでの使用を想定すると,軽さは何物にも代え難い。それは,スピード感のある鋭い振りが可能となるからだ。

 先を急いでしまおう。
2006/5/14開催 WSCT予選会
投てき/ロッド 順位  記 録  上位10人平均
第1試合 1投目/CMPU 1 95.49 88.59
2投目/CMPU 1 94.48 88.93
3投目/CMPU F 87.82
第2試合 1投目/旧CMP F 87.98
2投目/旧CMP 15 81.51 89.13
3投目/CMPU 1 97.11 92.16

  想定したこととは違う結果が出てしまって,当方も困惑しているところだが,18gでもCMPUはイケる。
 テストフィールドは先日行われたシマノWSCT予選会。実践での戦闘力を確かめる絶好のチャンスとなるからだ。この予選会に臨むに当たって,新・旧の比較を考えていたので,第1試合はCMPU,第2試合は旧CMPをそれぞれ使って投げるつもりでいた。
 第1試合については,3投目をFしたものの1,2投トップ。これでWSCT全国大会出場権をゲットして一安心である。予定どおり第2試合は旧CMP。1投目F,2投目は第1試合も含めて最高の感触。通常このような感触があれば,それなりの記録(順位)が出るはずなのだが,結果は平凡な記録。ここで,もう一度CMPUの実力を確かめるため,当初の方針を変更し3投目はCMPUに。そして...トップ。
 第1・2試合を通じて,CMPUを使用したキャストは全て良い記録となった。

 このことをもってして,CMPUの方が優れているという結論にするつもりはない。風の状況があろうし,練習を主にCMPUで行ってきたため旧タイプよりも体になじんできていると考えられるからだ。加えて,そもそもの絶対的なテスト回数が少ない。

 しかし,問題とするのはキャストしたときの感触である。
 CMPUを使用した第1試合1投目は,言葉で表現するのが難しいのだが,何となく「ふわっー」とした感じで投げた感じである。2投目は「まぁまぁ」。第2試合の旧CMPによる2投目は一番の指のカカリであり,しかもロッドの曲がりも感じて,思わず「いった」と声が出てしまったほどである。そしてCMPUに戻した3投目は少々引っかけ気味。
 CMPUは満足のいくキャストには今一歩といったところ。一方,旧CMPは,その日一番の感触となったのである。

 飛距離と感触の逆転現象が生じたのだが,このことから推測されることとして,「CMPUで満足いく投げの感触が得られればもっと...」と,大きな期待も持ちたくなるのである。
 旧CMPの飛距離は投げ損じなのだとしても,自分で言うのもおかしな話しだが,このような結果を見ると,CMPUへの信頼を高めざるを得ないのである。

まとめ
 CMPUは,発売されて間もないこともあって,先日の18g大会で使用する者は当方以外いなかった。

 加えて,こんな声も聞こえている。
 「軽くて細身なんだけどハリがあるよね。33じゃ硬すぎるんじゃないの。」
 「30号クラスじゃないと曲がらないんじゃないかなぁ。」
 「基本的にはサーフ系キャスティング用だと思うんだけれどね。」
 「30CMPが出ればいいんだけれど。」

 いずれも,CMPU33−405に関しては,様子見というよりも「硬くてハリがある」ことが先入観となってか,18g不適説が支配的となっている。
 多くの人が既にCMPUを手にとるなり試投するなりして,硬めと感じたのであろう。もしかして,当方が寄稿したCMPUのインプレがかなり浸透しているとの見方もできるかもしれない(もしそうならば,ロッドの持つ真の力の評価は別として,ちょっとうれしい気もするのですが,そこまで考えるのは自信過剰,甚だしい!)。

 当方としては,このCMPUを18gに供することによって,予想外の適性を知ったような気がする。
 だからといって,30タイプが不必要かどうかは別物である。33−405でそれなりの結果を残せるならば,30だとその上の結果を期待したくなってしまうからだ。

 30は既にD社企画担当の頭に入っているのか,いや設計図に落とされているのか,密かにプロトとして...。

 この先もいろいろと気になるロッドである。

負け惜しみ
 これがエコパに間に合えばなぁ,なんて少しも考えてはいません。

 エコパは青の30で臨んで,ものの見事の大惨敗。これがあったので,18g用にと気に入っていた青から離れ,「ダメもと」(当方も硬すぎる的な考えがあったから)でCMPUを18gに使う気になったのですから。※実はエコパ後,フォーム修正を行いました。本来は,修正が効いたと考えるべきでしょうね。いや,自分にはCMPUの方が合っているのか。

 でもねぇ,もっと早くお店に出てればねぇ,もしかしたらねぇ,たぶんねぇ,きっとねぇ,などと,自分の技量を無視してタックルのせいにするのであります。

 メーカーには申し訳ございませんが「遠くへ飛ばないのは道具のせい」「魚が釣れないのは道具のせい」にさせていただきますと,私の頭の中も都合良く整理がつきますもので。