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音楽ネタ・パート2 2005年10月23日 |
今年もトップキャスターズの季節が近づいてきました。 心躍る時ではありますが,当方,残念ながら今年も「休」とさせていただきます。 理由は,これと,あれと,それと,まぁいろいろありまして,もしも私の「休」を喜んでくれるような人がいるならば,なんとなくうれしい気がするのですが,そうであっても,私としては出場して「3F」のほうが潔しと思います。 さて,久しぶりというか,二回目の音楽ネタでも。 かなりニッチで,マニアックなところがありますので,多くの方は,どうでもいい話になってしまいますが,そこのところは,伏してお許しを願いたいと存知ます。 以前の「K&T」で,『私はロッドには可能な限り「Y.”CHICIK”TAKAHAMA」のシールを付けることにしています。当然飛距離には関係ありません。』といったことがあるように,私は,ジャズピアニストのチック・コリアのファンであります。 チック好きが講じて,チック関連アーティストもかなりカバーしていました。今から30年近く前のことですけれど。 今回は,その中のひとりの,アル・ディ・メオラ。この人の何がすごいって,マシンガンのようなギターの早弾きテクニック。サンタナや高中正義さんのような聴かせるギターとは全く違うのです。 アル・ディ・メオラのレコード(CDではありません)は,当然のようにそろえまして,当時はガンガン聴いていました。 最近,またまた,何の前触れもなく過去への回帰が襲ってきて,そのギターの早弾きを聴きたくなって,ネットショッピングで購入しました。 とりあえず,エレガントジプシーなるCDを手に入れたのですが,それは,この中にある「地中海の舞踏」を聴きたいがために購入したに等しいものです。フラメンコギターの天才,パコ・デ・ルシアとのデュオのもので,聴き直した際には,ノスタルジックな思いに浸るよりも,そのギターテクニックに鳥肌がたったくらいです。(※当方,ギターは弾けません。ですから,ギターテクニックを語る資質は無いといわれるかと思いますが,音楽好きに免じてお許し下さい。) おそらく,「この楽曲はなに」と思われる方が多々いるかと存じますが,この地中海の舞踏は,音楽サイトで試聴することができますので,興味がある方はトライしてみてください。試聴ではもちろん全貌は分かりませんが,片鱗はわずかな時間であっても充分に体感できると思います。スゴイと思います。独断と偏見ですけれど。 さぁて,エレガントジプシーは,スタジオ録音なのですが,アルとパコのデュオの楽曲はライブ版でもあります。フライデイナイト・イン・サンフランシスコというもので,アルとパコに加え,神業師ジョン・マクラフリンの3人によるアコースティックギターライブ版で,これもCDで買い直しました。 これがまた,すごい。CDをかけた瞬間,回転数を間違えたか(レコードの場合はこんなことありましたが,CDではあり得ませんね。)と思うくらい早い。人間業とは思えない早弾きなのであります。どっちがスゴイなんて言葉はでてきません。両方すごいんですから。 かように私はギターに限らずテクニック指向なのでありまして,これは当然のごとく釣りにも反映されます。 ならば,投げ釣りに当てはめるとすると,キスの数釣りなどの実釣テクニックに向かうべきところですが,どこで道を誤ったか,「投げること」に関するテクニックにはまってしまいました。「それは,釣りが下手だから,釣れないから,そういうのだろう。」とのご指摘があろうかと思います。甘んじて受け止めたいと思います。 あえて反論するならば,投げ釣りの好きな人は,飛距離絶対主義などとはいいませんが,ある程度遠くへとばすことができる力量を備えているという前提があって,魚を釣ることも上手ということになると考えます。 遠投の力量は投げ釣りにとっては重要なファクターなのですから。 投げるテクニックにこだわると,少々困ったことというか,メリットというのか,不思議なことが体感できます。 たとえその日釣れなくても,遠くに飛ばすことができたならば,変に納得してしまうというところですね。私は,完全にこの領域に入っています。釣れなくても気にならなくなっていますから。 そして,20センチのキスを釣るにしても,近場の2色以内で当たりがビンビンくるよりも,7色以上のところから魚を連れてきた方が何となく「やった」という感じがすること。遠投の爽快感と相まって充実感があります。キャスティング好きには分かってももらえるのではないかと思いますが。 ジャズピアニスト,チックコリアのテクニックも大好きです。ハービー・ハンコックやキース・ジャレットと比べるべくもないと勝手に思いこんでいます。 だからもう一度,書かせていただきますと『私はロッドには可能な限り「Y.”CHICIK”TAKAHAMA」のシールを付けることにしています。当然飛距離には関係ありません。』なのであります。 |