茨城県釣りインストラクター連絡機構(JOFI茨城) 2008年9月30日
 キャスティングばかりやっていると言われてしまいかねない私ですが,以前ここK&Tで書き記したように(社)全日本釣り団体協議会公認の「釣りインストラクター」と「フィッシングマスター」の資格を持っています。

 昨年のマスター資格試験の面接時に言われてことなのですが,
「茨城の釣りインストラクター連絡機構は休眠状態なので,立て直しを考えてもらえれば幸い」。
 特段,連絡機構リスタートは私に科せられた使命ではないのですが,インストラクター等の資格を持っているのにそれを生かせる場がないのはちょっと残念だと,何となく気になっていました。

 どうにかしたいというよりもどうにかならないかなぁ程度のことでありましたが,ひょんなことから,再立ち上げをするために,その中心に自らの身を置くことになりました。

 まずは休眠とされている旧連絡機構との関係の整理です。
 旧連絡機構は当初A氏たちによりH11.11.23に設立。その後,活動はごく一部の会員に限られ最初の1〜2年程度で休眠状態。休眠状態とされるなかで,数年前に代表がA氏からB氏に引き継がれましたが,事務的なことが引き継がれただけで活動が行われることはありませんでした。
 このようなことから,(社)全日本釣り団体協議会及び東日本インストラクター委員会としては,茨城県には連絡機構は「無い」との扱いになっていました。
 上部団体の「茨城には連絡機構は存在しない」のお墨付きを得て,新たな連絡機構の設立に向けた取り組みに正式に着手することになるのです。
 今般の茨城県釣りインストラクター連絡機構については,従前の連絡機構の延長線上に位置するのではなく,全く新しく設立するものであります。

 6月の茨城県釣り団体協議会総会において,新たに連絡機構を立ち上げることについての了解を得た後,8月には県内の釣りインストラクター有資格者45名に対して,設立の呼びかけ(通知)を行いました。

 そして9月20日に設立総会を行い,有志18名により茨城県釣りインストラクター連絡機構(略称:JOFI茨城)が無事に設立の運びとなりました。
 この機構の活動を申し上げますと,
<JOFI茨城規約第3条より>
 (1)釣りに関わるルールの遵守とマナーの向上に関する啓蒙普及
 (2)釣り技術の改善,普及,指導及び伝承のための研修会、講習会等の開催
 (3)釣り場の環境の修復保全及び魚族の保護増殖等に関する啓蒙・調査・研究
 (4)漁業協同組合,漁業者,遊漁船業者及びその他水産関連業者との連携
 (5)官公庁,公共団体,試験研究機関,関係団体との連携
 (6)その他本機構の目的達成のために必要なこと
 列挙するといっぱい活動をしなくてはならないような感じになってしまいますが,息切れしてこの機構も休眠にはしたくありませんので,少しずつではあっても着実に実績を重ねていきたいと考えています。

 設立準備事務局をやってしまった都合上,設立後にも責任があるのは仕方のないところ。
 私の役目は副会長兼事務局です。(※会長は,連絡機構の座りを考えて,茨城県釣り団体協議会の会長にお願いしました。)

 とりあえず設立までこぎ着けて一安心です。
 
 いつかはJOFI茨城主催のキャスティング大会ができればと(^_^)/~

 下の趣意書はネリが足りないところもありますが,私の責任で作文したものですからご紹介を<(_ _)>
 文章が硬くて力が入りすぎといえますねぇ,キャスティングと同じといわれそうですが(^_^;)

<茨城県釣りインストラクター連絡機構設立趣意書>
 茨城県は,概ね単純な形状を成す総延長約190qの海岸線,寒流と暖流が交錯する常磐・鹿島灘の沿岸沖合域,全国第2位の面積を誇る霞ヶ浦北浦,汽水性の涸沼を始めとする湖沼,さらには那珂川や久慈川など大小210余の河川を擁し,豊かな自然環境を有しております。

 近年,自然対話型レクレーションの代表である釣りへのニーズは,余暇時間の増大や心の豊かさの向上,さらにはライフスタイルの多様化などにより,総じて一時期に比べ減少傾向にあるなかで,本県においては,これら豊かな自然環境のもと多様な魚族が生息することにより,県内はもとより県外の釣り人からの人気も高く,首都圏の釣り拠点を形成しています。

 しかしながら,釣りが自然志向のレクレーションとして一般に浸透してきている一方で,水産資源の減少や釣り場環境の悪化,心ない釣り人による迷惑行為など,釣りを取り巻く環境は厳しいものがあり,本来自然を大切にするアクティビティである釣りの正しいあり方や姿勢が求められています。

 また,魚族の生息する海域や内水面は,広く市民・県民が利用する水域でありますが,同じ水域を利活用し魚族を理解する釣り人として,魚族の立場も踏まえた活動が大切となっております。

 このような状況のもと,釣りが将来にわたって持続的に発展するためには,釣りインストラクター各自が努力することはもちろん,茨城県釣り団体協議会と連携しながら,釣りインストラクターが一体となって様々な課題に取り組んでいく必要があります。

 ここに,釣り技術の向上,釣りルール及びマナーの定着,安全対策の周知,釣り場環境の保全などの活動を通じ,本県における釣りの健全な発展と釣り人の地位の向上を図るため,「茨城県釣りインストラクター連絡機構」を組織することとしました。釣りインストラクター各位が連携・協働して当連絡機構の発展のため努力する意思を表明し設立の趣意といたします。
2008年9月20日
茨城県釣りインストラクター連絡機構設立発起人一同