Brian May | Freddie Mercury | John Decon | Roger Taylor |
デビュー当時、QUEENは、本国イギリスでは新人グループにありがちな、BEATLESと比較され、まるで目の敵のように見られたが、アメリカではLED ZEPPELINの 後継者として見られた。そして最も有名な話が、QUEENの人気は”日本から火がついた”ものだった。QUEENの人気は時間をかけながら上昇・定着していったが、アルバムを出すたびに ”○○の後継者”といったものが次々に変わっていった。それは彼らの生み出すサウンドが、他のどんなバンドとも違って聴こえたからである。というのは、4人のメンバーがそれぞれ充分過ぎる ほどの技量を備え、誰とも比較対象になり得ないほどの個性を持ち、加えて時代の流れやシーンの動向を捉える鋭いセンスをみにつけていたからに他ならないからだ。 QUEENがロック・シーンに及ぼした影響は、例えばAEROSMITHやKISSほどには露骨に残されてはいないが、それは逆に、QUEENがあまりにも独創的であり、 彼らの要素を取り入れることが、そのまま物真似につながってしまうからでもある。勿論、そう簡単に真似できるものであるはずもない。 また、QUEENは楽曲に限らず、ライヴ・パフォーマンスやビデオ・クリップにおいてもその独創性を発揮している。 商業的成功を得てからも、常に”音楽的冒険”を忘れず、ジャンルにとらわれない曲を書き続け、ロックという音楽の可能性の大きさを示してくれたQUEEN、、、 |